眠り初めの3時間に成長ホルモン・・・
睡眠は、時間と質が大切で、なかでもとくに、睡眠の最初の3時間が大切です。
睡眠には、レム睡眠とノンレム睡眠があり、約90分周期でこの2つの眠りが繰り返されていますが、最初の3時間の眠りがとくに深く、この間に成長ホルモンが多量に分泌され、肌の再生を促すのです。
そのため、寝つきが悪かったり、眠ってすぐに物音や明からで起きたらすると、このサイクルが乱れて、成長ホルモンの分泌に支障をきたします。
このサイクルを乱さないためにも、毎日同じ時間に就寝し、眠りのリズムをととのえるようにします。
人間のからだには、太陽を基本とした体内時計が刻まれているという説があり、これをサーカディアンリズムといいます。
これによると、朝日の光を浴びたときに脳の時計が朝にセットされ、実際に、起床から約14時間たつと睡眠準備を始めるホルモンが出始めることがわかっています。
つまり、朝7時に起きたとすると、夜9時ぐらいから体内で睡眠準備が始まり、夜10時くらいに就寝するとちょうどよい計算になります。
10時から2時が睡眠のゴールデンタイムと呼ばれるのはそういう根拠があるのです。
ただし、現代社会においては、夜10時に寝るということは現実的ではありません。
しかし、1時過ぎに寝ていたのでは、ゴールデンタイムがほとんど終わってしまっています。
実際に、だいたい12時半くらいがデッドラインのようで、それを過ぎることが多い人は肌があれやすいようです。
また、体内時計を乱さないためには毎日ほぼ決まった時間に就寝することも大切です。
睡眠について大事なことは次のようなことです。
□肌は睡眠中におもに再生するので、毎日最低6時間の睡眠時闇を確保する。
□質のよい睡眠のためには、昼間に適度な運動をする、夜にパソコンなどの脳を刺激するようなものを見ない、といったことが大切。
□毎日同じ時間に就寝する。
睡眠不足がと肥満につながるというデータもあります。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、脂肪の燃焼を促進します。睡眠時間が不規則な人がそれを改めるだけで、体重が減り、中性脂肪や血糖値が下がるということもあるのです。
美容と健康のために、規則正しい睡眠はもっとも重要なのです。
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ストレスの症状は弱い部分に出る・・・
現代の社会では、ストレスを感じないでいることのほうがむずかしく、だれでも少なからずストレスを抱えて生活しています。
ストレスは、肌あれやくすみ、不眠、生理の遅れ、下痢、胃痛など、肌だけでなく、からだにさせざまな症状を引き起こします。
ストレスによる症状は、その人の弱い部分に現れるようです。
ストレスによって活性酸素が増加したり、ホルモンバランスがくずれたりするためです。
また、自律神経が乱れ、免疫力が低下することもさまざまな不調の原因となります。
ストレスの解消方法として、ストレスの原因を避けられればよいのですが、多くの場合、避けられないからストレスなのです。
そこでおすすめなのは、あれこれ考えるよりも、適度にからだを動かし、きちんと食べ、ゆっくり眠る生活を心がけるとです。
きちんと食べてからだが健康になれば、心の不安も減り、適度に運動をしてからだがほどよく疲れれば、よく眠れるようになり、気持ちも自然にリラックスします。
日々の生活のなかでストレスがたまるのが当たり前になっていて、それを自覚していない人がときどきいます。
心では気づいていなくても、慢性化したストレスによって肌あれしたりくすんだり、肌には正直に現れるものです。
肌の調子が悪くなったら、「ストレスのせいかも」と疑ってみる必要があるかもしれません。
ストレスだと自覚したことで、気持ちがすっきりしたり、ストレス解消の方法が見えてきたりして、肌の不調がうそのように改善する、などということもあります。
いずれにしても、ストレスは抱え込まず、発散したほうが肌だけでなく心身のためになります。
また、ストレスの解消法として、香りを取り入れることも試してみる価値がありそうです。
香りは脳の感情に関与する部分に働きかけ、リラックス効果をもたらします。
手軽に試すことができるのは、ハーブティーで、ミントは胃腸によく、気分をすっきりさせる効果があらます。
カモミールは鏡静効果があり、のどにもよいものです。
また、アロマテラピーも生活に取ら入れやすい方法で、アロマテラピーは、植物から抽出した精油を使って心やからだの調子をととのえる療法です。
アロマポットなど専用の道具が必要と思われがちですが、お風呂に1滴精油をたらしたり、ハンカチに香りを染み込ませて枕もとに置いたりと、簡単にできる方法もあります。
①ローズ
フローラルな香りは、落ち込んだ気持ちをいやし、明るくポジティブな気分をもたらします。
また、肌にもよく、肌の再生を高めるとされています。
②ペパーミント
清涼感のある香りは、リフレッシュにぴったりで、怒りなどの感情を鎮め、心を落ち着かせる作用があります。
ニキビなどの炎症にもよいとされています。
③ベルガモット
柑橘系のフルーティーな香りで、高ぶった神経を鎮め、緊張をやわらげる一方で、心をおだやかに明るくする作用もあります。
肌に使用したあと日光に当たるとかぷれを引き起こすことがあります。
④イランイラン
オリエンタルで濃厚な香りが特徴で、不安から気持ちを解放し、緊張やストレスをやわらげる作用があるとされています。
かぶれることがあるので、肌が弱い人は注意が必要です。
⑤ラベンダー
すぐれた鎮静作用があり、緊張やストレスをやわらげたり、不眠のときに眠気を誘ったりするのに役立ちます。
やさしい花の香りはおなじみで、もっともポピュラーで使用しやすい精油です。
⑥カモミール
気分転換をするのによい「カモミールローマン」と、肌あれや生理痛を改善するのに役立つ「カモミールジャーマン」があり、香りは微妙に違います。
どちらにも安眠を促す作用があります。
⑦ジャスミン
エキゾチックな香りが魅力で、女性ホルモンのバランスをととのえ、生理によるトラブルをやわらげます。
また、気持ちの高ぶりを鎮め、操うつを緩和する作用もあります。
⑧ローズマリー
すがすがしい香りによって失われた気力が回復し、集中力を高めることができるとされています。
肌のむくみやたるみの改善にも役立ちます。
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少しの運動が肌荒れを改善・・・
「運動する」というと、スポーツクラブやヨガ教室に通うことを考えてしまう人が多いようですが、そればかりが運動ではなく、忙しくて時間がない人も、まずは、一日5分からでよいので、歩くことから始めてみます。
ふだん運動をしていない人ほど、その効果はすぐに現れます。
歩くときにはいろいろな筋肉を使うので、徐々に全身の筋力がアップして基礎代謝が上がります。
動かずに縮こまっていた筋肉が伸びれば、頭痛や肩こり、便秘も解消されます。
適度な運動によってよく眠れるようになり、日ごろの疲労も回復しやすくなるはずです。
ウォーキングといっても、だらだら歩いては運動になりません。
背筋を伸ばし、腕を前後に振り、少し早足で歩きます。
できればスニーカーを履いて、荷物を持たずに軽快に歩き、5分でも10分でも、ちょっとした時間を見つけてウオーキングをしてみます。
理想は、1時間のウオーキングを週2回おこなうことで、健康増進につながるといわれます。
あごは軽く引き、10mほど前を見るようにします。
からだをあまり上下させずに、重心を前に運ぶようにします。
足の運びは、1本の線の上をまっすぐ歩いていくようにします。
つま先はまっすぐ前に向け、かかとから着地してつま先で地面をけるようにして歩きます。