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なぜ、便秘で左下腹部に違和感や痛みがあるのか?
体内にたまる老廃物の7割は、便から排出されるって知っていましたか。
ですので、体内の7割の老廃物を腸にため込んでいる状態を便秘というんです。
そう考えると、便秘って少し怖いですよね。
そして、老廃物がたまった腸の中では、悪玉菌が増えて有害物質を発生させるんです。
この有害物質はガスを発生させ、発生したガスは左下腹部にあるS状結腸にたまっていくんです。
そのため、左下腹部が張るようになり、違和感や痛みを感じるようになるんですね。
さらに悪化すると、S状結腸の上の部分の横行結腸にガスがたまっていくようになります。
そうなると、胃が圧迫されて胸やけなどを感じるようになるんです。
また、有害物質が大腸から吸収されて、血液に溶け込んでいくと、全身に回っていくんです。
そうなると、肌に症状があらわれ、ニキビ、肌荒れなどが起こってきます。
さらに、頭痛、肩こり、体臭、むくみなどいろいろな症状が出るようになるんです。
便秘が原因で左下腹部に違和感や痛みがある場合には、ひどくなる前に便秘を解消したいですよね。
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左下腹部に違和感や痛みがある便秘を解消する?
まず、便をスムーズに出すには、大腸にたっぷりの水分量が必要なんですね。
たっぷりの水分量が必要
水分の9割は小腸で吸収されるので、大腸にいく水分は1割しかないんですね。
そして、便の8割が水分でできているので、やわらかい便を作るには水分がとっても大切なんですよね。
ちなみに、便の残りの2割は消化吸収されない食べ物のカス、消化液、腸内細菌などなんですね。
水分は大腸にある老廃物に湿り気を与えて、排泄しやすい環境にしてくれ、腸のぜん動運動を促してくれるんですね。
特に、朝起きてすぐに水をたっぷり飲む習慣をつけるのがよいといわれています。
朝起きてすぐにたっぷりの水を飲む習慣
朝起きてすぐの水は、胃・結腸反射を起こしてくれるので、便意が起こりやすくしてくれるんです。
1日の水分補給の目安は、1.5リットル~2リットルといわれますから、意識して飲む必要がありそうですよね。
便秘解消には、食物繊維を摂ることが大切だといわれますが、食物繊維を多く摂る場合でも、水分が必要なんですね。
食物繊維を摂ることが大切
特に、不溶性食物繊維を摂ったときには水分が必要といわれているんですね。
食物繊維は便をやわらかくしてくれ、便のカサを増してくれます。
腸内の善玉菌を増やしてくれたり、コレステロール値を下げてくれたりもします。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維があるんですね。
水溶性食物繊維を多く含むのは海藻類、キノコ類、果物などです。
不溶性食物繊維を多く含むのは豆類、穀類、根菜類などです。
そして、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂ると排便機能が高まるんですね。
ちなみに、このバランスがよい果物がキウイフルーツだといわれているんですね。
デザートに食べるなら、キウイフルーツがよいかもしれませんね。
オリーブオイルも便秘解消に効果があるといわれています。
オリーブオイル
オリーブオイルに多く含まれているオレイン酸は、小腸の運動を刺激して大腸を動かしてくれるんですね。
また、便のすべりをよくしてくれ、スムーズな排便を促してくれるんですね。
さらに、血管に害を及ぼす過酸化脂質の生成を抑制したり、悪玉コレステロールを減らしてコレステロール値を低下させてくれる働きもあるんです。
料理に使う油をオリーブオイルに代えると、自然と便秘解消になるかもしれませんね。
植物性乳酸菌も便秘解消に効果があるといわれます。
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植物性乳酸菌
乳酸菌とは、乳酸やブドウ糖の糖類を分解して乳酸を作り出す菌をいい、味噌、醤油、しば漬け、ぬか漬け、キムチ、ザーサイ、野沢菜、すぐきなどに豊富に含まれています。
植物性乳酸菌は、腸内環境の悪化を防いでくれる善玉菌を増やしてくれるんですね。
しかも、酸度の高い胃液や腸液に耐えて生き抜くことができるんです。
オリゴ糖も便秘解消に効果があるといわれています。
オリゴ糖
オリゴ糖は小腸で吸収されずに大腸に届き、大腸内で善玉菌のエサになってくれるんですね。
善玉菌を増やしてくれ、大腸内の環境を良好にしてくれるんです。
しかも、カロリーは砂糖の半分以下ですから、砂糖代わりに料理に使ったり、コーヒーや紅茶にいれたりすると、自然と便秘解消になるかもしれませんね。
便秘のきっかけや悪化の原因としてよくいわれるのが、便意の我慢といわれています。
便意の我慢が便秘のきっかけ
便が肛門のすぐ上の直腸に送られると、それを自律神経の副交感神経が察知し、直腸反射が起こるんですね。
それによって、便意を感じ、感じた便意が脳に伝わり、肛門括約筋が緩み、排出されるんです。
便意を我慢することは、副交感神経の命令に逆らっていることなんですね。
そして、我慢を繰り返すうちに便意が起きにくくなり、便秘になっていくんですね。
朝起きてから1時間以内が最も腸の大ぜん動が起こりやすい時間なので、朝起きてすぐに水を飲み、朝ご飯を食べるようにするんですね。
朝起きたら水を飲み、朝ご飯を食べる
朝ご飯が食べられないようなら、果物みたいな軽いものでもいいんです。
果物は食物繊維も豊富ですし、ビタミンもミネラルも摂ることができます。
果物にヨーグルトをかけて、さらにオリゴ糖をかけて少しでもパクつくようにする。
先ほども言いましたが、果物でおすすめはキウイフルーツなんですね。
これは不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスが抜群で、便秘解消に効果が早いといわれているんですね。
便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。