毛穴の詰まりやたるみを改善・・・

毛穴の詰まりやたるみを改善・・・

詰まり毛穴のケアといえば、鼻に貼ってはがす毛穴パックがあります。

確かに、角栓が驚くほど取れ、感動した人も多いのですが、毛穴パックは肌に刺激を与えるもので、何度も繰り返すうちに、かえって毛穴が広がってしまうこともあるので、やりすぎは禁物です。

詰まり毛穴には皮脂と古くなった角質が混ざり合って詰まっています。

改善するためには、まず、毎日の洗顔で皮脂をきちんと落とすことが大切ですが、角質のケアも効果的です。

毛穴は、まわりの角質が角化して厚くなることによってふさがれ、より目立つこともあるので、酵素洗顔やピーリングで古い角質を取り除くケアをします。

酵素洗顔やピーリングには、余分な角質を取ら除くことによって肌を柔らかくする作用もあります。

肌が柔らかくなれば、毛穴もだいぶ目立たなくなります。

①酵素洗顔

酵素洗顔料は、皮脂を落とすだけでなくたんばく質を分解する働きをもつ酵素が入っていて、たんばく質でできている角質を取り除くことができます。

角質を取りすぎないために強くこするのは禁物で、とくに肌の弱い人は、使用を週1~2回までにします。

②ピーリング

ピーリンクは、AHAなど一種の酸を使って古い角質を取り除くものです。

クリームかミルク、ジェルの洗い流すタイプのピーリンク料がおすすめです。

たるみ毛穴は「涙毛穴」などとも呼ばれ、縦に長く涙型に広がっており、これは、真皮のコラーゲンの減少や変性によって皮膚が垂れてくるためですが、このたるみは放っておくと連なってシワになります。

加齢のせいだけでなく不規則な生活やダイエットによっても肌の老化は進むので、若いからといって油断は禁物で、早いうちからの予防が大切です。

たるみ毛穴を改善するには、コラーゲンの減少・変性を食い止める乙とが重要で、おすすめは、医学的にも有効だといわれているレチノール配合の化粧品を使ったケアです。

レチノールは、肌のターンオーバーをととのえ、真皮のコラーゲンを増やすという、肌の老化予防にはとても有効な成分です。

目もとのシワ対策のアイクリームに配合されている場合が多いので、たるみ毛穴予防にも使ってみます。

また、タバコを吸い続けると毛穴が広がるともいわれます。

タバコは末梢血管を細くし、血行を悪くして肌への栄養供給を阻害します。

その結果、肌老化が進み、肌は弾力を失い、毛穴が垂れ下がり広がっていってしまうのです。

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肌をいたわる除毛の方法・・・

除毛といえば、剃るか抜くことになり、どんな方法であれ、除毛は肌の一部を傷つけるもので、トラブルを起こしやすいものです。

毛のほうにばかり目がいって、肌へのダメージを忘れてしまいがちです。

肌への刺激を考えると、抜くよりも剃るほうがおすすめですが、いずれにしても、少しでも肌への負担をやわらげるようにします。

剃る場合は、電気カミソリか、またはT字型などの安全カミソリを使うことになります。

どちらを使うかは自分の肌質に合わせて選びます。

電気カミソリは深剃りできることが特徴ですが、毛を引き込んでカットするため、毛穴が鳥肌状にボツボツしている人は、肌が傷つくこともあります。

一方、安全カミソリは自分で手加減しながら剃れることがメリットです。

ただし、肌の表面もそぎ取ってしまうため肌が乾燥してかゆくなることがあります。

抜毛は、剃って処理したときとは違い、見た目やもちのよさが特徴です。

しかし、毛根から毛を抜くということは、毛根にある毛母細胞という皮膚の一部を引きちぎるということなので、痛みをともないます。

目に見えないかもしれませんが、毛穴の奥では流血もしています。

また、傷ついたところから毛穴の中にいる菌が進入し、毛嚢炎やそれによる色素沈着、埋没毛などのトラブルを起こすこともあります。

抜毛方法のそれぞれの特徴を理解したうえで、肌に合うかどうか見極めておこなうことが大切です。

<肌をいたわる除毛の方法>

①体調のよい日におこなう

除毛に適しているのは、生理が終わってからの1週間で、生理前や風邪気味で体調がすぐれないときなどは、皮膚の免疫力が落ちているので除毛は控えます。

②除毛する部分をまず洗う

皮膚の表面には雑菌がいますので、雑菌が除毛した部分から皮膚の中に入らないよう、まずは除毛する部分を洗います。

③皮膚も毛も温めて柔らかくする

皮膚も毛も、ケラチン(タンパク質)でできているため、温度が低いと性質上硬くなります。

処理する前にお風呂に入るなどして温めて、皮膚と毛を柔らかくします。

④冷やして炎症を鎮める

除毛後は、少なからず皮膚が炎症を起こしています。

水で冷やしたタオルをしばらく除毛部分に当てるなどして冷やし、炎症を鎮めます。

<除毛用具>

①毛抜き

毛抜きで毛を抜く処理は、長く続けていると、皮膚が硬くなったり(瘢痕化)、毛が皮膚にもぐったままになったり(埋没毛)、シミになったりすることがあります。

②テープ

テープをはがすときにいっしょに毛を抜くため、一度に多く抜くことができますが、角質も同時にはがれてしまいます。

皮膚が傷みやすく、肌の弱い人には向きません。

③ワックス

ワックスを温めて肌に塗り、固まったらはがして毛を抜きます。

シートにワックスを付着させたタイプもあります。

ワックスによる多少のパック効果があり、毛抜きで抜くよりは負担が少ないと考えられます。

④家庭用脱毛器

皮膚を温めたり、毛のまわりを押さえる機能がついている電気式の家庭用脱毛器は、毛抜きで抜くより負担が少ないといえます。

なお、「レーザーで永久脱毛ができる」とうたった家庭用脱毛器も見かけますが、レーザーは医療機関でしか扱えません。

家庭用で永久脱毛できるものはないと考えられます。

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永久脱毛とは・・・

永久脱毛とは、大きく分けて2つの方法があり、ひとつは「レーザー脱毛」、そしてもうひとつは「電気脱毛」です。

どちらも、医師による脱毛プランのもと、きちんとした技術の処置を受ければ、確実に毛を減らすことができます。

なぜ、永久に生えてこないのかというと、レーザー脱毛では毛を生み出す細胞である毛母細胞を焼き、電気脱毛では毛根を壊し、どちらも毛を生み出す部分をなくしてしまうからです。

肌が弱く、自己処理のトラブルに悩んでいる人は、永久脱毛もよい方法かもしれません。

現在、永久脱毛は、美容皮膚科やエステティックサロンでおこなわれています。

安さばかりを売りにしたエステティッククサロンでは、技術や衛生面に問題がある場合もときにありますので注意が必要です。

毛には、宅周期(ヘアサイクル)があります。

今、肌の表面に見える毛は、成長期と退行期のものが入り混じっている状態で、休止期の毛が皮膚の下で控えています。

表面に見えている毛の約3倍もの毛根が、皮膚の下に隠れているといわれます。

①休止期

毛穴はさらに小さくなり、やがて毛が抜けます。

毛乳頭ができ、成長期に入る準備が始まります。

②退行期

細胞分裂は停止し、毛穴は収縮していきます。

③成長期

細胞分裂がさかんに起こっている状態で、毛乳頭から新しい毛が生え、毎日伸びていきます。

<レーザー脱毛>

レーザー脱毛とは、レーザー光線で毛と毛母細胞(毛を生み出す細胞)を焼き、毛を減らしていくものです。

照射は一瞬で、短時間で広範囲の脱毛ができることがメリットです。

ただし、皮膚の上からレーザーの光を当てるため、光が強すぎれば皮膚をやけどし、弱すぎると毛が減らないというデメリットがあります。

とくに、色黒の人や日焼けしたあとの肌では、やけどを起こしやすくなります。

まずは医師に肌を見てもらってから脱毛を始めたほうが安全です。

医療機関や脱毛をおこなう範囲によりますが、両わきで10~20万円程度がめやすです。

数か月おきに何度も照射すると、炎症が完全に治まらないうちに再びレーザーの光が当たることになり、3~4回目で炎症を起こすこともあります。

ちなみに、エステティッククサロンでおこなわれている光脱毛は、厳密にはレーザー脱毛ではありません。

レーザーは医療機関でしか扱えません。

<電気脱毛(ニードル脱毛)>

ひとつひとつの毛穴に針を挿入し、電気を流して毛根を壊します。

毛根のみに電気を通すため、皮膚の表面へのダメージがなく、敏感肌やアトピー性皮膚炎、日焼け肌など肌質を選ばす、毛の太さも選ばないのがメリットです。

レーザー脱毛よりも痛みは強くなりますが、医療機関でおこなう場合は麻酔を用いることもできます。

ただし、エステティックサロンで使用している電気脱毛機は電圧が低いため、通電時間が増え痛みが増すことがあります。

医療機関や脱毛をおこなう範囲によりますが、両わきで10~20万円程度がめやすです。

施術を受ける前に、毛を伸ばしておく必要があるので、すべての毛を永久脱毛するまではある程度時間がかかります。

また、施術者の技術レベルによって、スピード、正確さなど仕上がりに差が出ます。

挿入方法が不確かだと、肌表面にやけどを起こすこともあります。

ただし、適切におこなえば1本1本確実に減らすことができるため、レーザー脱毛をしたあとに残った毛などを処理するときにも適しています。



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