天然にがりでむくみが取れる?
むくみとは体内に水とナトリウム(食塩)が過剰になった状態なんですね。
血流の悪化やナトリウムの採り過ぎ、余分なナトリウムを排出する腎機能の低下などがおもな原因なんです。
立ち仕事で足がむくんでしまうのは、足の血流低下が考えられるんです。
また、女性特有の月経前緊張症の一つとして、むくみが生じる場合もあるんです。
これは女性ホルモンのエストロゲンが増加したため、血中のビタミンB6やマグネシウムの濃度低下が起きてしまったためなんですね。
天然にがりには体内の血流低下を改善し、たまった老廃物の排出を高める働きがあり、むくみなどの改善に効果があるんです。
血流促進作用については、いくつかの理由が考えられるんです。
一つ目は天然にがりの主成分であるマグネシウムに、赤血球の変形能を高める働きがあることなんです。
人の血管をすべてつなぎ合わせると、地球を2回り半した長さになるともいわれるんが、一番細い毛細血管の直径はわずか4~5ミクロンで、それに対して赤血球の直径は8、5ミクロンもあるんです。
では、赤血球は大きさの半分しかない毛細血管を、どのように通り抜けるんでしょうか?
赤血球は丸い座ぶとんを半分に折りたたむように、自らの形を変形して通り抜けていくんですね。
その変形する能力を変形能というんですね。
しかしですね、この変形能は年齢とともに低下し、年齢とともに体の筋肉が硬くなるように、赤血球の細胞膜も硬くなっていくんですね。
しかし、マグネシウムには硬くなった細胞膜を柔軟にして、変形する力を高める働きがあるんです。
赤血球が柔軟になれば、当然、血液の流れが良くなるわけなんです。
二つ目は天然にがりは副交感神経を活性化させる働きがあり、副交感神経が活性化すれば、血管が拡張して血流が良くなってくるんですね。
三つ目は天然にがりには糖分と脂肪の吸収を遅らせる働きがあるんです。
食後はどんな人でも糖分と脂肪が一気に吸収されて、べトベト、ドロドロの血液の状態を作るんです。
天然にがりを摂ることで吸収を遅らせるため、サラサラの血液を維持するんですね。
その結果、むくみも取れるんですね。
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天然にがりで便秘を解消する?
便秘には、3種類ほどタイプがあるんです。
一般的な便秘は常習性便秘といい、腸の活動が悪いために起こるもので、体質的な原因もありますが、運動不足、ストレス、加齢(老化による機能低下)によって起こるんですね。
そのほか、一過性便秘といって、一時的なストレスや環境の変化で生じるものもあるんです。
例えば、旅行に出かけた時だけお通じが悪くなったりすることがありますよね。
こんな便秘をを一過性便秘というんですね。
もう一つ、症候性便秘というものがあり、大腸ガンや腸閉塞など大きな病気が原因で起こるものなんですが、当然、こういう場合には、病院に行って精密検査をする必要がありますよね。
ではですね、天然にがりを摂ることでなぜ便秘が解消されるのでしょうか?
それは天然にがりの主成分でもあるマグネシウムに、便の水分を保持して軟らかくする作用があるからなんですね。
医薬品の便秘薬としてもマグネシウムが使われているんです。
天然にがりを飲むと下痢になってしまう、と不安になる人がいますが、その心配はないんですね。
下痢とは、サルモネラ、腸炎ビブリオといった食中毒菌による細菌感染、暴飲暴食、食物アレルギー等によって、腸の粘膜が炎症を起こして生じるんですね。
しかし、天然にがりによる下痢の作用は、あくまでも大腸内の水分を保持した結果、便の水分量が増えて生じる現象ですので全く違うんですね。
もし便がゆるくなるようなら、天然にがりの摂取をやめればピタリと止まりますからね。
よくアロエやセンナ、大黄などを常用している人がいますが、これらのものは下剤なんです。
使用を続けていると、大腸の働きが逆に悪くなって服用量を増やさないと効かなくなるんです。
それよりは食物繊維の多い食事、ビフィズス菌入りのヨーグルト、味噌や漬物などの植物性乳酸菌を摂るようにして、飲む水に天然にがりを数滴たらして飲むような食生活をする方が健康的なんですね。
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天然にがりで冷え性を改善する?
慢性的な冷え性は血流の悪さが主な原因なんですね。
若い時はサラサラな血液をしていても、老化とともにドロドロ、べトベトの血液へと変化していくんですね。
特に高血圧、高脂血症、高血糖症(糖尿病)といった病気を持っている人は注意が必要で、脳卒中や心筋梗塞の引き金になるんです。
また血流が悪くなると、体内に乳酸などの疲労物質がたまり疲れやすくもなるんです。
一般的に加齢とともに冷え性になる人は多いんですね。
そして、その理由は血流の悪化だけではないんですね。
年齢を重ねると基礎代謝量が減少しますので、摂取した栄養が体温というエネルギーに変換できず、皮下脂肪にたまってしまうんです。
これが、肥満の原因にもなるんですね。
低体温と中年太りには、こうした因果関係があるんですね。
天然にがりを飲むことによって、冷え性が改善されるのにはいろいろなな理由が考えられるんです。
まず一つは体の基礎代謝量が高まり、体温が上昇することなんです。
天然にがりを飲み続けたら、35度台の体温が36度台にまで上昇するといわれているんですね。
摂取された栄養は細胞の中にあるミトコンドリアに入り、そこでATPという物質に代わりエネルギーが生まれるんです。
このATPからエネルギーが発生する際には、マグネシウムなどのミネラルがないと働かないんですね。
二つ目に天然にがりを飲むことによって、糖分や脂肪の吸収が遅くなり、サラサラの血液の状態を維持して血流が良くなることなんです。
三つ目に先ほどいった赤血球の変形能が高まり、血液の流れが良くなることなんです。
四つ目に副交感神経が高まり、血管が拡張されて血流が良くなることなんです。
冷え性を改善する理由はいろいろあるんですが、どれが作用しても冷え性は改善されそうですよね。
老化とともに低体温になりがちなんですが、低体温は単に冷え性の原因を作るだけではないんですね。
体温が0、5度下がっただけで、免疫力は35%も低下するんです。
低体温はガンの進行や感染症の増加をもたらす原因にもつながるんです。
ですので、天然にがりを飲む水に数滴入れるだけですから、簡単ですのでぜひ試してみてくださいね。