レシチンは脂肪を接着する・・・
レシチンはリン脂質の仲間で、卵黄や大豆、酵母、カビ類に含まれていて、体の中では細胞膜や脳の神経組織を構成している成分です。
レシチンには、水溶性のものと脂溶性のものを融合させる乳化の働きがあり、脂肪やコレステロールとリポタンパクをつなぎあわせる接着剤の働きをします。
これによって血液中のコレステロールが適正になるほか、脂肪の運搬が円滑になり、全身の筋肉などで効率よく脂肪が燃焼されるようになります。
また、脳の神経伝達物質の合成にも関わり、記憶や集中力をよくするなど老化防止の中高年向きのサブリともいえます。
また、αリボ酸はチオクト酸ともいい、ブドウ糖の代謝に働く成分です。
インスリンの効きをよくする働きもあり、アメリカでは糖尿病のサブリとして人気があるそうです。
クエン酸サイクルのなかで、ブドウ糖をミトコンドリアヘ運び、遊離脂肪酸からアデノシン3リン酸というエネルギーを作り出す際にαリボ酸が必要となります。
さらに、このとき、ミトコンドリアを活性化させるコエンザイムQ10も一緒に摂ると効果的であることがわかっています。
サブリではこの2つが一緒になっているタイプもたくさんあります。
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体重を毎日測定する・・・
定期的に体重を計る習慣は大切で、 自分の体重を把握していないと、内臓脂肪がたまり始め、体重が増えていてもわかりません。
普段から体重測定をしておくことも、病気予防の一歩です。
「最近、体重を計っていないけれど、なんだか太ってきた気がする」と感じていたら、体重は増加している可能性大です。
そのまま放っておくと、体重はどんどん増えていくばかりです。
今日から早速、体重測定を日課に加えるようにします。
毎日、計り続けることで、ちょっと減っただけでも充実感を感じるようになり、減量への励みになります。
計測時間は、朝のトイレ後が基本とされていますが、肥満の体重管理の場合、病気管理の体重測定とは異なるので、入浴後など自分の都合のよい時間に計ってもさしつかえありません。
毎日決まった時間帯に、同じ体重計を使って計ります。
ただし、急激な減量は禁物で、無理な減量を目指したり、急いだりせず、少しずつ達成していくことで自信をつけます。
内臓脂肪はつきやすく減りやすいもので、毎日、ウエスト周りを測定していると、減量とともに内臓脂肪の減少が手にとるようにわかります。
ただし、毎回、正しい位置で測るように気をつけます。
体重とおなか周りの計測結果をグラフにしてみるのもおすすめです。
結果が目に見えてわかるので、もっと改善したいという意欲もわいてきます。
グラフは家の中の日立つ場所にはり、減量を家族のイベントとして楽しむのもよいかもしれません。
グラフを見た家族に、励まされたり、ほめられたり、ときには叱られたりすることで、途中で脱落する危険性も減らせます。
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生活記録でメタボ原因がわかる・・・
肥満の原因は、必ず生活習慣の中にあります。
自覚とヤル気さえあれば、生活習慣を改善することはそう難しいことではありません。
しかし、一度身についてしまった悪しき習慣から抜け出せず、無駄に時間を費やして、取り返しのつかない病気に発展してしまうことが多いのも事実です。
食べすぎや運動不足が原因ということを知っていても、自分の生活の中にある問題点を自覚していなければ、なかなか改善につながりません。
そこで、毎日の生活を記録し、自分の悪いクセともいうべき習慣をチェックすることから始めるようにします。
食事をした時間と食事内容の他、それ以外の時間に口にした物、コーヒーに入れた砂糖などもすべて記録することがポイントです。
タバコを吸ったときも記録しておきます。
さらに、その日の行動を書き込み、座っていた時間、歩いた時間、動いた時間なども記入しておきます。
移動手段や、外出先で階段を使ったか、エスカレータを使ったかなどといったことも重要です。
起床時間、就寝時間、テレビを見ていた時間、入浴時間なども忘れずに記入します。
こうした記録を2週間以上続けてみると、自分の行動パターンが見えてきます。
たとえば、食事時間以外にもちょこちょこ飲食していることに気づいたり、1日のほとんどの時間を座って過ごしていることに驚いたりする場合もあります。
記録から生活習慣の問題点がわかれば、改善点も明確になります。