代謝を上げる食生活とは・・・
女性は、男性に比べ筋肉が少なく熱の産生が少ないため、どうしても冷え性になりがちです。
それに加え、食べ物や飲み物で冷たいものを多く摂取してしまうと、余計にからだを冷やしてしまいます。
冷えは代謝を悪くし、肌の再生を阻害してしまいます。
また、肌は血液によって運ばれる栄養や酸素をもとに新しい肌を生み出しているため、ダイエットで栄養が不足したり、喫煙によって血行が悪くなったりすると、肌の再生がうまくいかなくなります。
代謝を上げ、肌がスムーズに生まれ変わるようにするためには、バランスのよい食事と生活習慣の改善が大切なのです。
外食が多い人は自炊を取ら入れたり、冷たいものばかり摂っている人は温野菜や温かい飲み物を摂るようにしたり、美肌のためにも、改めて自分の食生活を見直すようにします。
表皮にある基底層では、毛細血管を通して血液から栄養と酸素を受け取り、細胞分裂を繰り返して新しい表皮細胞を生み出しています。
極端なダイエットによって栄養が不足したり、喫煙によって血行不良が起きたりすると、基底層に栄養や酸素が行き渡らず、肌の再生が妨げられてしまいます。
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肌は睡眠中に生まれ変わる・・・
肌のために食事に気をつかう人は多いのですが、睡眠はつい軽く見られてしまうようですが、睡眠不足が続くと肌がくすんだり、吹さ出物ができたりと肌トラブルが起こりやすいとわかっていても、やりたいことをするための時間を優先して、睡眠時間を削ってしまいがちです。
しかし、肌にとって、睡眠不足は重大な問題で、じつは食事よりも何よらも、睡眠不足は肌に大きな影響を与えます。
なぜなら、肌はおもに寝ている間に再生しているからで、睡眠不足が続けば、肌の生まれ変わりが滞り、肌の調子が悪くなるどころか、肌老化が進んでしまうのです。
肌は、表皮の基底層で生まれ、上に押し上げられていき、古いものがアカとしてはがれます。
この肌の再生リズムをターンオーバーといい、ターンオーバーは、睡眠中におこなわれます。
昼間、起きて活動しているとき、血液は脳に多く集まり皮膚にはあまり行き届きません。
しかし睡眠中には脳の活動が休止し、皮膚や内臓などに血液が行き渡るのです。
スムーズに肌を再生するためには、毎日最低6時間は睡眠をとるようにします。
極端な例をあげれば、帰りが遅くなってしまったときは、食事やスキンケアに時間をかけるよら、寝てしまったほうがよいくらいです。
睡眠が大切なら、日ごろの睡眠不足を週末の寝だめで取り戻そう、と思う人がいるかもしれません。
からだの疲れはそれで少しはとれるかもしれませんが、肌にとって、寝だめはあまり意味がありません。
肌は寝ている間にターンオーバーをしますが、一日中寝ていたところで、一週間分のターンオーバーがまとめてなされるわけではないからです。
寝だめはかえって睡眠リズムを狂わすことがあります。
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質のよい睡眠はリラックスから・・・
睡眠時間をしっかり確保することは大切ですが、いくら長時間寝ても、よく眠れていなかったら肌もからだも元気にはなれませんので、睡眠時間だけでなく、質のよい睡眠をとることも心がけます。
眠りが浅い、なかなか寝つけない、疲れが取れないといった不眠傾向の人が増えていますが、それは、毎日の生活環境に原因があるかもしれません。
たとえば、仕事で一日中、ほとんど動かずにパソコンに向かっているような人は、頭は疲れているのにからだが疲れていない運動不足の状態で、眠りにつきづらくなるのは当然かもしれません。
帰りに一駅分歩いてみたり、休みの日にはスポーツをするなどからだを動かすようにしてみます。
24時間テレビやパソコンを見ることができるなど、脳が休まることのない刺激的な環境も、快眠を妨げる原因になっています。
脳も休息が必要で、自分で意識してリラックスできる環境をつくるようにします。
快眠は、ほんの少しのくふうで得られるもので、たとえば、自分に合った枕を選んだり、パジャマや布団を肌ざわりのよいものに変えたりするだけで、眠りの質が改善されることもあります。
また、眠る前の過ごし方を少しくふうするだけで、よく眠れるようになります。
大半の不眠は病気ではなく、生活改善で治せるものです。
思いきりからだを動かせば、だれでも疲れて寝てしまいます。
安易に薬などに頼らず、できることから改善していくようにします。
<眠りにつくための工夫とは>
脳を活性化させる光の刺激を寝る前に抑えることで、眠りにつきやすくします。
部屋の照明の明るさが調整できない場合は、間接照明やスタンドを使います。
また、パソコンや携帯画面など光るものを見ないことです。
テレビ、パソコン、本などで興味をそそられるようなものを見ると、脳が刺激され、眠りにくくなります。
反対に、退屈と感じるくらいのものを見れば、眠りやすいのです。
人は眠りにつくとき、体温が急激に下がるほど眠りが深くなるといわれています。
この効果をねらって、入浴で体温を少し上げ、体温が下がらないうちにベッドに入るようにします。
ただし、お風呂が熱すぎると眠気がとんでしまうので、お湯の温度は40℃くらいまでにします。
臭覚は五感のなかでも唯一、大脳辺緑系(感情の中枢)に直接作用するといわれています。
ラベンダーの香りはとくに睡眠を促すといわれますが、好みの香りでもよいです。
精油やお香などで香りを取り入れてみます。
コーヒーや紅茶、緑茶にはカフェインが含まれています。
カフェインには覚醒作用があるので、寝る前に飲むと眠れなくなってしまうこともあります。
寝る前に飲むのであれば、眠気を誘うカモミールティーやホットミルクなどがおすすめです。
ベッド、枕、布団、パジャマなど、寝具はやはり眠りの質を左右しますので、自分に合うものを選びます。
また、光や舌など眠りの妨げになるものはできるだけ改善して、リラックスして眠れる環境をつくるようにします。
眠れないとき、焦れば焦るほど余計に眠れなくなることがよくあります。
自分では眠れないと思い込んでいても、実際は知らないうちに脳が寝ていることもありますので、焦らず気楽な気持ちでいるようにします。