二キビ痕を消す方法とは・・・

二キビ痕を消す方法とは・・・

「ニキビ痕」と呼ばれるものには、大きく分けて3種類があり、このなかで、「赤みが残る」ケースと「シミが残る」ケースは、できてしまったあとも、ケア次第では薄くしたり消したりすることも可能です。

しかし、「陥没が残る」ケースは、残念ながら薄くなることはあっても、完全に消すことはできません。

まずは、自分のニキビ痕の種類をチェックしてみる必要があります。

自分でおこなうケアとしては、ピーリングとビタミンC誘導体配合化粧水を使ったケア(さらにそれを用いたイオン導入)などがおすすめです。

それでもなかなか改善しない人は、クリニックでピーリングを受けてみるのも方法です。

「ニキビをつぶすと痕が残る」と思われるかもしれませんが、ニキビのでき始めに上手につぶせば、かえってきれいに治ることがあります。

毛穴に皮脂が詰まった状態をコメドといいますが、この段階で上手に芯だけを押し出すようにします。

爪で押すと雑菌が入るので、薬局で手に入る「コメドプッシャー」という専用の器具を使います。

これがない場合は、清潔な綿棒2本で挟んで押してみます。

お風呂上がりなどの肌がやわらかいとさにやさしく押し出すのがコツですが、炎症を起こして、いわゆる「赤ニキビ」状態になったニキビは、決して自分ではさわらないようにします。

皮膚科でも押し出しの治療をしてくれるところがあるので、気になる人は相談してみてもよいかもしれません。

<コメドを上手につぶす>

薬局で売っているコメドプッシャーという、丸い穴のあいた金属の棒を使い、ない場合は綿棒でもOKで、やさしく押し出してみて、うまく出ないようならやめます。

決して無理には押し出さないようにします

<睡眠でニキビが改善する>

二キビの原因のひとつは不規則な生活で、とくに食事よりも、睡眠の影響が大きいといわれます。

二キビができやすいという人が、睡眠時間5時間程度だったところを、6時間以上睡眠をとる生活に変えることで、二キビが改善されるケースも多いのです。

このとき、ただ6時間以上睡眠時間を確保するだけでなく、毎日同じ時間に眠りにつくことも大切です。

また、昼夜逆転しているような生活も駄目、人間のからだは太陽のリズムと連動して体内時計を刻んでいるので、明け方に寝るような生活ではホルモンバランスが乱れやすくなります。

毎日同じ時間に、遅くとも0時か0時半くらいには就寝するようにします。

<ニキビ痕の種類>

①赤みが残る

ニキピができたときに炎症が起こり、その赤みがいつまでも消えないことがあり、何年もかけて消えていくこともありますが、日焼けをするとシミに移行することがあります。

ビタミンC誘導体配合の化粧品や、イオン導入などでケアします。

②シミが残る

炎症が起こったあとの赤みが茶色いシミになったもので、時間が経てば消える場合もありますが、そのまま残ってしまうこともあります。

美白化粧品を使ったケアがおすすめで、また、専門医によるピーリンクで非常に早く改善します。

③陥没が残る

ニキビの炎症が毛穴そのものを破壊してしまった場合、痕が残ることがあります。

いわゆる「クレーター」と呼ばれるもので、完全にもとに戻すことはできません。

専門医によるピーリングで、もとに戻せなくともかなり改善される場合もあります。

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大人ニキビができるしくみ・・・

大人ニキビの始まりは、毛穴の出口が厚くなる「角質肥厚」が起きることです。

角化異常を起こした角質が毛穴の出口をふさぐことによって皮脂が詰まり、アクネ菌が過剰に繁殖し、炎症や膿の原因となるのです。

この角質肥厚やアクネ菌の過剰な繁殖には、ホルモンバランスの乱れや免疫力の低下が関係しているといわれています。

こうしたホルモンバランスの乱れや免疫低下はストレスや不規則を生活によって起こるので、ニキビの予防・改善のためには、まず生活を見直すことが大切なのです。

なかでも、重要なのが規則正しい睡眠で、就寝時刻や睡眠時間をととのえます。

□毎日同じ時間に寝起きし、遅くとも0時か0時半くらいには就奪する。

□毎日6時間以上、睡眠をとる。

また、ホルモンバランスをととのえるために、漢方薬の飲み薬を用いるのも有効です。

ニキビができてしまったときのスキンケアやメイクは、いつも以上に肌への刺激を抑えつつ、油分を控え、しっかり保湿するようにします。

□クレンジングは、肌へのあたりがやわらかいクリームタイプにします。

□洗顔はすっきり汚れが落とせて刺激が弱い固形石鹸を使います。

□化粧水は、皮脂分泌をコントロールする作用のあるビタミンC誘導体配合のものを使います。

□美容液は、保湿カの高いヒアルロン酸やセラミド配合のものを使います。

□ファンデーションは油分の少ないパウダータイプやルースパウダーを使います。

□二キビ痕が残ってしまったときには、陥没ニキビ以外には、ピーリングやビタミンC誘導体を使ったケアをします。

以上のような化粧品を使ったケアやメイクがおすすめです。

<大人ニキビができるしくみ>

大人ニキビは角質肥厚やアクネ菌の過剰繁殖から始まり、これらはホルモンバランスの乱れやストレスが原因で起こります。

①毛穴の出口周辺の角化異常を起こして厚くなります。

②角化異常で毛穴がふさがれることで、皮脂が詰まり始めます。

毛穴に皮脂が詰まったものを「コメド」といい、この段階でうまく押し出せばきれいに治ることもあります。

③皮脂を栄養源に、アクネ菌がどんどん繁殖し、炎症を起こします。

炎症が悪化すると膿をもったり、炎症が毛穴のまわりにまで及んだりすることもあります。

④ニキビの膿が外に排出されます。

ニキビが深い場合は膿が出ず、中でゆっくり吸収されていくこともあります。

無理につぶそうとすると中で破裂して大きくなることもあります。

⑤炎症がおさまっても、陥没して痕が残ることがあります。

どの程度の痕が残るかは、体質とどの段階までニキビが進んだかによります。

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毛穴が黒く見える原因とは・・・

「毛穴の汚れが取れる」、「毛穴を引さ締める」など、世の中には毛穴ケアをうたった化粧品がたくさん存在し、毛穴を気にする人はとても多いのですが、毛穴のことを正しく理解してケアしている人は少ないのです。

そもそも毛穴の大きさは、髪の毛の太い細いと同じで遺伝的な要因によるもので、簡単に小さくなるものではありません。

また、毛穴が黒く見えるのは、鼻の穴と同様にくぽんでいるためで、汚れが詰まっているからではありません。

むしろ、毛穴は皮脂を分泌する器官なので、皮脂が詰まっていて当たり前なのです。

毛穴の大ささはそう簡単に変わらませんが、間違ったケアや加齢によって、多少目立つようになることはあります。

毛穴に詰まった皮脂は、毎日ふつうに洗顔すれば落ちるものですが、皮脂が残っていたり、こすりすぎたりすると、皮脂と古い角質が混ざり合って毛穴にフタをする角栓になることがあり、これを「詰まり毛穴」と呼びます。

一方、加齢などによって真皮のコラーゲンが変質し、毛穴がたるんで目立ってくることもあり、これが「たるみ毛穴」です。

毛穴はこれらのタイプに合わせてケアするべきなのです。

①詰まり毛穴

皮脂と古い角質が混ざって毛穴の中に詰まっている状態で、鼻や額など、Tゾーンに多いのが特徴です。

毎日の洗顔できちんと皮脂を落とせていない人や、オイルタイプのクレンジンク料でこすりすぎている人などに見られます。

②たるみ毛穴

真皮のコラーゲンが変質し、肌が毛穴を支えきれなくなって垂れてきた状態で、ほおに多く見られます。

顔のシワやたるみと同様に、加齢や不規則な生活、喫煙などによって目立ってきます。



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