タンパク質は肌に欠かせない・・・
ごはんは、白米よりもビタミンB群、鉄分、ミネラル、食物繊維が含まれる玄米がおすすめで、また、肉や魚も適度に食べるようにします。
肉というと「食べると太る」というイメージがあるようですが、それは脂身など脂肪が多い部分を食べすぎた場合です。
むしろ、ダイエットしたいなら、パスタやパンなど炭水化物を控えたほうがよいのです。
肉や魚の主成分はたんばく質で、肌はたんばく質でできているので、たんばく質が不足すれば、シワが増えるなど肌老化につながります。
一日に肉か魚か、どちらかは摂るようにします。
一日に摂取したい肉か魚の量は100gがめやすで、たとえば、豚もも肉(薄切り)であれば3~4枚、あじなら1尾、えび(無頭のもの)なら3~4尾で約100gです。
便秘になりやすい人には、玄米ごはんがおすすめで、便秘になると、腸内細菌のバランスが乱れ、肌に必要なビタミンB群の合成に支障をきたし、肌あれしやすくなります。
玄米はビタミンB群が豊富で、ほかに水溶性と不溶性の食物繊維が含まれます。
それらが腸壁に刺激を与えて腸の働きを活発にし、便秘を解消してくれます。
ただし、摂りすぎるとおなかが張ることがあるので注意が必要です。
水を飲むと代謝がよくなる?・・・
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水をたくさん飲むと、代謝がよくなる、と信じて、一生懸命水を飲んでいる人がいますが、のどが渇いていないのに水を飲むというのは、からだが欲していないのに水をからだの中に送り込むということで、よいことではないのです。
そもそも、水をたくさん飲んだからといって、代謝がよくなるわけではありません。
尿を排泄する腎臓の能力は無限ではないため、排泄しきれなかった水分は「むくみ」となります。
また、水を飲んだからといって、肌がうるおうわけでもありません。
もちろん、脱水になってもいけませんが、摂りすぎるのもよくないのです。
①冷たいものを飲まない
冷たい飲み物は、勢いよく飲んでしまうため、つい飲みすぎてしまいます。
また、冷たいものはからだを冷やす原因にもなりますので、一年を通して、温かい飲み物をゆっくり飲む習慣をつけるようにします。
②一度にた<さん飲まない
一気に飲むと、量を多く摂りすぎてしまいます。
たくさん水分を摂ったからといって老廃物が多く排出されるわけではなく、薄い尿がたくさん出るだけです。
水分の摂取量は、尿の色と回数をめやすにします。
尿の回数が少なくて濃い場合は水分不足、回数が多くて薄い場合は水分過多です(尿の量は1回200~400ml、1日5~7回くらいが平均です)。
③手もとに飲み物を置かない
手もとに飲み物があると、のどが渇いていないのについつい飲んでしまうことがあります。
仕事中にずっとペットボトルを置いておくようなことはやめるようにします。
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肌に負担をかけないお酒の飲み方・・・
お酒を飲んだ日の翌朝、顔がむくんだり、メイクののりが悪かったりすることがあります。
飲みに行った日の翌日、肌の調子が悪いのは、アルコールそのものよりも睡眠不足の影響のほうが大きいのです。
お酒はタバコと違って、米や麦などの食品からつくられているので、ほどほどであれば肌に悪影響はありません。
ただし、気をつけることはいくつかあり、まず、ビールやサワーなど冷たいものをねくさん飲むのは、からだを冷やします。
また、おつまみは辛いものや油っこいものが多く、胃腸にも肌にもよいとはいえないので、控えめにします。
お酒を飲むときは、ビールやサワーなど極端に冷たいものよりも、日本酒やワインを選ぶようにします。
赤ワインには抗酸化作用があるので、適量なら肌にもよい飲み物だといえます。
またおつまみは、脂っこいものや冷たいものはなるべく避け、温かく塩分の少ないものにします。
魚や野菜など、いろいろな種類を少しずつ頼むのもよいです。
あとは、飲みすぎないことと、極端に夜ふかししないようにします。
お酒を飲む場は楽しく、ストレス発散の場でもあるので、こうした時間もお肌には大切なことなのです。
から揚げやフライドポテト、生野菜のサラダをつまみにビールを飲んで、タバコを吸う、などのパターンは肌に一番よくありません。
おつまみは温かくて脂や塩分の少ない料理を選ぶようにします。