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便秘で吹き出物やニキビができる理由とは?
便秘で排便されない便が腸内にたまると、腸内では悪玉菌が増加し、便の腐敗や発酵によってガスが発生するんです。
そして、ガスが硬い便にふさがれて腸の外に放出されないでいると、ガスが体内に吸収されるんです。
ガスは血液に溶け込み全身を流れていき、お肌に影響を及ぼすようになり、吹き出物やニキビができるようになるんです。
また、皮膚を活性化させるビオチンというビタミンは、腸内の善玉菌によって作られているんですね。
そのため、便秘で善玉菌が少なくなると、ビオチンが作られなくなり、皮膚の新陳代謝が悪くなり、さらに吹き出物やニキビがひどくなるんですね。
腸内の悪玉菌は活性酸素も発生させ、活性酸素が増えすぎると強い抗酸化作用で細胞を傷つけるんですね。
そうなると、皮膚に影響を及ぼし、吹き出物やニキビの原因となるんですね。
ですので、便秘が原因で吹き出物やニキビができることはよくあることなんですね。
便秘が原因の吹き出物やニキビを解消するには、まず便秘を解消することが大切なんですね。
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吹き出物やニキビの原因である便秘を解消する?
便秘を解消するには食生活を変えていくしかないんですよね。
その中でもまず手軽にできるのが、朝起きたらすぐに冷たい水を1杯飲むことなんですね。
朝起きたらすぐに冷たい水を飲む
飲んだ水はすぐに消化管を通り抜けて、腸にぜん動運動をするようにサインを送るんです。
腸のぜん動運動によって、便を直腸に送り排出する準備をしてくれるんですね。
できれば、そのあとに軽く散歩などをすると、血液循環を良くしてくれ、腸の動きも活性化してくれるんです。
そして、朝ご飯を食べると、大腸のぜん動運動が起こり、便意が起こりますので、必ずこのときに出すようします。
朝ご飯を食べる
この便意を我慢しないことが、便秘を解消し、解消後に便秘を予防する大切なことなんです。
この習慣だけでも便秘は解消する可能性はあるんですね。
また、食物繊維を十分に摂ることも大切で、食物繊維は腸を刺激してくれ、排便を促してくれるんですね。
食物繊維を十分に摂る
食物繊維は根菜、野菜、豆類、海藻などに多く含まれているんです。
腸内の悪玉菌が増え、善玉菌が減っているのが便秘なんですね。
であれば、腸の中にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を入れてやることも大切なんですね。
ビフィズス菌や乳酸菌を多く含む食品の代表といえば、ヨーグルトですよね。
ヨーグルト
しかし、ヨーグルトに含まれているビフィズス菌や乳酸菌は胃酸に弱く、約90%は腸に届いていないといわれていますよね。
では、ビフィズス菌や乳酸菌が生きて腸まで届くヨーグルトを必ず買わなければならないんでしょうか?
そうではないんですね。
乳酸菌やビフィズス菌が胃酸で死んでしまっても、これらの細菌類が棲みついていた溶液が腸に届くと、これが腸にいるビフィズス菌などのエサとなって善玉菌を増やしてくれるんですね。
また、日本の伝統食には、実は便秘を解消する食べ物がたくさんあるんです。
醤油、味噌、漬物などの発酵食品は、これらに含まれる発酵菌によって、腸の中で酸を作り、善玉菌を増やしてくれるんです。
漬物には乳酸菌、納豆には納豆菌、味噌には麹菌などが豊富で、腸内の善玉菌を増やしてくれ、腸内バランスを整えてくれるんです。
日本の伝統食には海藻なども多く使われますよね。
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海藻
昆布、ワカメ、海苔、ヒジキなどは食物繊維が豊富で、さらにビタミンやミネラルも豊富なんですね。
血圧を下げてくれたり、血栓を防止してくれ、認知症の防止にもなるんですね。
また、ご飯、味噌汁、海苔、納豆、漬物などは、朝食などによく出ていた日本の伝統食ですよね。
朝食をこのメニューにするだけで便秘が解消するかもしれませんよね。
この中の納豆は食物繊維も豊富で、大豆には大豆イソフラボンが豊富といわれ、乳がん、卵巣がん、子宮がん、前立腺がんの発生を抑えてくれるんです。
イソフラボンは腸内細菌の働きで、強い抗がん作用を持つエクオールという成分を作るともいわれているんです。
ですので、やはり便秘は解消することは、体にいろいろな良い影響を与えるんですね。
オリゴ糖も腸内の善玉菌を増やすには効果があるといわれているんです。
オリゴ糖
オリゴ糖は善玉菌のエサになるといわれ、熱や酸に強い特性をもっているので、胃酸や消化酵素によって分解されず、腸まで到達しやすいんです。
データによると、オリゴ糖を飲む前の腸内のビフィズス菌の割合は17.8%でしたが、飲用した1週間後には38.7%の割合になり、2週間後には45.9%になったそうです。
しかし、飲用を止めると1週間でほぼ前の状態に戻ったそうです。
習慣にして継続したいですよね。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考なれば幸いです。