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便秘になるとどうして痔になり出血して痛いのか?
便秘になると痔になりやすいといわれているんですね。
便秘になると便通が滞った状態になりますから、長期間、腸内に便がとどまっているんですね。
その間に、水分がどんどん腸管から吸収されて、便はカチコチに硬くなるんです。
この硬くなったカチコチの便を出すには、いきんで出さなければならないので、お腹にかかる圧力も高まり、大きな力がおしりにもかかってくるんです。
そうなると、直腸や肛門を網目のように走っている静脈の血行が悪くなり、血管の一部がいぼ状に膨れ上がっていくんです。
これがいぼ痔なんですね。
または、カチコチの硬い便が肛門を通るとき、肛門の粘膜を傷つけてしまうと出血してしまうんです。
これが切れ痔なんですね。
出血などで痛い痔の原因は、便秘であることがほとんどなんですね。
さらに、便秘の原因は、食事の内容や生活スタイルであることがほとんどなんです。
便秘を改善するには、生活を変えていくことが大切で、それによって痔にならないようにするしかないんですね。
生活を変えていくといっても、それほど難しいことではないんですよ。
少し工夫するだけですので、安心してくださいね。
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痔の出血や痛みを解消するには便秘を解消する?
まずは、朝起きてすぐに水を飲むようにする習慣をつけてみてはどうでしょうか。
朝起きてすぐに水を飲む
何も食べ物が入っていない空っぽの胃に水が入ると、胃が刺激されて大腸にぜん動運動するように信号を送るんですね。
これを胃・結腸反射というんです。
また、便をやわらかくするためにも、たっぷりの水を摂ることが必要なんですね。
たっぷりの水っていうのは、1.5リットルから2リットルぐらいといわれてるんですね。
ですので、常にペットボトルや水筒を用意して、意識的に水分補給する必要がありそうですよね。
簡単ですから、試してみてくださいね。
にがりをたらす
さらに、水の中に「にがり」を数滴たらすんです。
にがりはマグネシウムの含有量が多く、便秘改善に効果があるんですね。
マグネシウムはミネラルの一種で、腸の働きをよくしてくれるんです。
口に入ったマグネシウムは、25%~60%は小腸で吸収されるんですが、残りのマグネシウムは大腸に移動するんです。
そして、大腸にある水分をたっぷり吸いながら、便をやわらかくしようと働いてくれるんです。
また、マグネシウムは体の代謝に必要なミネラルで、体温や血圧を調節してくれ、筋肉の緊張を緩めてくれ、さらに、細胞のエネルギー蓄積や消費を助けてくれるんです。
すごく体に大切なミネラルなんですね。
にがりはスーパーの塩のコーナーなどで売っていますから、手軽に買えますし、金額も高くありませんから、のぞいてみてくださいね。。
オリーブオイルを飲む
また、オリーブオイルも便秘解消に効果があるんですね。
しかも、飲むためのオリーブオイルを用意し、大さじ1~2杯のオリーブオイルを一気に摂ると、胆汁酸の分泌が間に合わずに、消化・吸収されないオリーブオイルが大腸に届くんですね。
大腸に届いたオリーブオイルは便をやわらかく、まとまりやすくなり、すべりをよくしてくれ、排便をスムーズにしてくれるんです。
食事と一緒に摂ると、消化・吸収が緩やかになってしまうので、オリーブオイルが小腸で吸収されてしまうんですね。
ですので、できるだけそのまま飲む方がいいんですね。
オリーブオイルに含まれるオレイン酸には動脈硬化を防ぐ働きもしてくれます。
抗酸化作用のあるポリフェノールも含んでいるので、美肌効果もあるんですね。
オリーブオイルだけだと飲みにくいようでしたら、スープなどに入れて飲むとよいですよね。
味噌汁に入れて飲むと、味噌には植物性乳酸菌が豊富で、さらに、便秘解消に効果がありそうですよね。
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味噌汁を飲む
植物性乳酸菌は酸、アルカリ、温度変化に強く、胃や腸で死滅せずに、生きたまま大腸に届くんですね。
大腸まで届いた植物性乳酸菌は、腸内の環境を弱酸性にしてくれるんですね。
弱アルカリ性を好む悪玉菌を抑えて、善玉菌だけが増える環境にしてくれるんです。
味噌汁は一から作る必要はありませんからね。
お湯を入れるだけの即席のもので十分ですからね。
乾燥ワカメを入れる
さらに、味噌汁の中に乾燥ワカメを入れて、ワカメの味噌汁にする。
ワカメなどの海藻には水溶性食物繊維が豊富で、水に溶けるとヌルヌルのゲル状になり、胃の中で食べ物を包み込んで消化・吸収を助けてくれたり、大腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やしてくれるんですね。
味噌汁の素と乾燥ワカメをお椀に入れ、お湯をそそぎ、大さじ一杯のオリーブオイルをたらして、出来上がり。
簡単なんですよね。
ご飯を食べるときのおかずとして、すぐにでも作れそうですよね。
試してみてくださいね。
お米に一工夫
さらに、お米にも一工夫してみますね。
白米を玄米や胚芽米に変えたり、白米に雑穀米を混ぜてやるんです。
そうするだけで、食物繊維やミネラルが数倍にもなるんですね。
スーパーのお米売り場などにありますので、のぞいてみてくださいね。
炊き方などの説明も書いてありますから、難しくないんですね。
玄米、胚芽米、雑穀米など、いまいち気が進まないようでしたら、白米と一緒に乾燥した海藻を炊きこんでもいいかもしれませんね。
海藻と一緒に炊き込む
例えば、乾燥ヒジキを白米と炊きこむと、ヒジキご飯になりますよね。
海藻には水溶性食物繊維が豊富ですから、たっぷり食物繊維が摂れそうですよね。
また、棒寒天を軽く洗って水でもどし、ちぎって白米と一緒に炊きこむと、モチッとした食感でおいしいんですよ。
試してみてくださいね。
フルーツを食べる
また、手軽にたっぷりの食物繊維が摂れるものとして、フルーツがあります。
例えば、リンゴは食物繊維が豊富で、水溶性食物繊維のペクチンが多く含まれ、さらに、皮を食べれば不溶性食物繊維もたっぷり摂れるんですね。
生のリンゴでも十分効果があるんですが、加熱するとさらにペクチンが増えたり、オリゴ糖も増えるんです。
オリゴ糖を摂る
オリゴ糖は胃や腸で消化・吸収されずに大腸に届き、大腸内の善玉菌のエサになり、善玉菌を強力に増やしてくれるんです。
さらに、オリゴ糖を食べた善玉菌は乳酸を出すので、この酸を苦手とする悪玉菌は死滅するんです。
それによって、善玉菌だけが増える腸内環境になるんですね。
リンゴは、電子レンジで様子を見ながら加熱し、切り分けてヨーグルトをかけ、さらにオリゴ糖の甘味料をかける。
大腸内の善玉菌が大喜びするデザートになるんです。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。