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みぞおちの痛みは便秘が原因でも起こる?
みぞおちに痛みがあるような場合、まずは胃の疾患が考えられるんですね。
食べすぎ、飲みすぎ、ストレスからくる急性胃炎や、ストレスが原因の神経性胃炎などが考えられるんです。
しかしですね、実は便秘が原因でみぞおちの痛み、つまり胃の痛みを感じることもあるんです。
腸の中に便が滞った状態が長く続くと、便が腐敗して有害なガスを発生させるんです。
有害なガスが硬い便にふさがれて、排出されないでいると、ガスが胃を下から圧迫するんです。
これが胃の痛み、つまりみぞおちの痛みとなるんですね。
また、胃が下から圧迫されると、食べたものが十二指腸に流れにくくなるんです。
それによって、胃酸が逆流してひどい胸やけやみぞおちの痛みになるんですね。
これを逆流性食道炎というんです。
また、有害なガスの一部は、腸壁から血液に溶け込み、血液にのって全身の細胞に送られるんです。
そうなると、細胞の新陳代謝を弱めて、頭痛、肩こり、肌荒れなどのさまざまな症状が出てくるんです。
さらに、免疫力も弱まり、すぐに風邪を引いたりするようになります。
たかが便秘ではないんですね、みぞおちの痛みがあって、便秘気味なら、その原因は便秘かもしれないんですね。
まずは便秘を解消することを考えてみる必要がありそうですよね。
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便秘を解消してみぞおちの痛みをなくす?
便秘の人はまず便の量が不足しているんです。
つまり、食物繊維が不足しているんですね。
食物繊維が不足
食物繊維は腸内のカスや細菌の死骸をからめとり、便のカサを増してくれるんですね。
食物繊維が不足していれば、食べ物のカスが腸内に残って腐敗し、悪玉菌が増えるので、腸内環境が悪くなるんです。
では、食物繊維を多く摂る効率的な方法は何でしょうか?
例えば、白米は毎日食べますよね、白米に雑穀米を混ぜると、ご飯を食べるだけで食物繊維をたくさん摂れるんですね。
白米を工夫
雑穀米はミネラルも豊富で、ミネラルは体内の毒素や老廃物を分解して排泄してくれるんです。
そして、細胞を活性化してくれ、新陳代謝を促進してくれるので、美肌を保ってくれます。
雑穀米とは、ひえ、そば、黒米、赤米、きび、押し麦、あわなどで、スーパーのお米売り場で並んでいますので、一度覗いてみるとよいですよ。
白米と一緒に炊きこむだけですから、手軽ですよね。
また、ご飯を食べるときに漬物を一品加える。
漬物を加える
漬物の中には植物性乳酸菌が存在しており、この植物性乳酸菌は胃や腸で死滅しにくいんですね。
腸まで生き残って善玉菌を増やしてくれるんですね。
植物性乳酸菌は、味噌や醤油にも存在しているんです。
であれば、味噌汁も一品加えてみる。
お湯を入れるだけの即席のものが売っていますから、手軽にできそうですよね。
さらに、この味噌汁に乾燥ワカメを入れる。
乾燥ワカメを入れる
ワカメはミネラルや水溶性食物繊維が豊富なんですね。
ワカメの水溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にしてくれ、便通をよくしてくれるんですね。
ワカメの水溶性食物繊維は血圧を下げる作用や、コレステロール値を正常にしてくれるんです。
また、ミネラルによって基礎代謝機能もアップするため、ダイエット効果もありそうですよね。
乾燥ワカメは水につけておくだけでもどりますから、もどったワカメを細かく切って、マヨネーズで和えるとワカメの簡単なサラダができるんです。
マヨネーズには酢が含まれていますから、この酢がワカメのミネラル分を体内に吸収しやすくしてくれるんですね。
乾燥のヒジキも水溶性食物繊維が豊富で、水に溶けて便のカサを増してくれ、独特のヌメリで水分不足の便をやわらかくしてくれるんです。
ワカメと一緒で、血圧を下げる作用もあるんですね。
先ほどの雑穀ご飯が苦手な場合、ヒジキご飯にしてもよいですよね。
寒天も水溶性食物繊維が豊富で、腸内で水分を含んだほどよいやわらかい便を作ってくれるんです。
また、胆汁酸や余分な脂肪酸やコレステロールを吸着して、体の外へ排泄してくれ、生活習慣病の予防にもなるんですね。
糖質の吸収を抑えるので、ダイエット効果もあるんです。
棒寒天と白米を一緒に炊きこむと寒天ご飯にもなるんです。
棒寒天を洗って軽くもどし、小さくちぎって白米と炊くと、モチッとした食感でおいしいんです。
ご飯と漬物と味噌汁、あとのおかずは肉でも魚でも好きなもの食べてよいですからね。
できれば、これを朝食で摂ると便秘解消にさらに効果的なんですね。
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朝食を食べる
朝起きたばかりの空っぽの胃に食べ物が入ると、大腸の横行結腸からS状結腸にかけて急激なぜん動が起こるんですね。
これを胃・結腸反射というんです。
これによって小腸にあった消化物が結腸に押し出され、大腸へ移動するんですね。
大腸でさらに水分が吸収され、直腸に送り込まれ、自律神経の働きによって便意を感じるようになるんです。
そして、胃・結腸反射が最も起こりやすいのが、朝なんですよね。
ですので、できれば朝食で摂るのがよいんですね。
さらに、朝食の前、朝起きてすぐに水を飲むようにすると、これでも胃・結腸反射が起こりやすいんですね。
朝起きてすぐに水を飲む
そして、水分は便をほどよいやわらかさにして排出してくれるので、便秘解消にはたっぷりの水分補給も大切なんですね。
朝起きてすぐに水を飲む習慣をつけ、朝食を食べる習慣をつける。
便秘解消に一番大切なのは、朝なのかもしれませんね。
朝忙しくて、朝食を摂る時間がない場合には、フルーツをかじっていくだけでもいいんです。
フルーツをかじる
例えば、バナナは食物繊維が豊富ですので、便のカサを増してくれますし、血圧を下げたり、コレステロール値を低下させてくれるんです。
実はバナナは1本86キロカロリーで、低カロリーなんですよ。
満腹感もあり、便秘解消効果とダイエット効果の両方がありそうですよね。
また、バナナは焼くことでオリゴ糖が増えるので、オーブンなどで手軽に焼いて食べてもよいかもしれませんね。
オリゴ糖
オリゴ糖は大腸の善玉菌であるビフィズス菌のエサなり、強力に善玉菌を増やしてくれるんですね。
オリゴ糖の甘味料が売られていますので、砂糖の代わりに使うのもよいかもしれませんね。
オリゴ糖のカロリーは砂糖の半分以下なので、ダイエット効果もありそうですよね。
もし、朝、フルーツもかじれないような場合には、せめてコーヒーや紅茶にオリゴ糖を入れて飲むようにしてみてください。
これだけでも便秘解消に効果がありますからね。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。