Contents
便秘が原因の体臭は便臭の臭い?
排便されない便がたまった腸内では悪玉菌が増え、悪玉菌は便を腐敗させ、ガスを発生させるんです。
そして、この腐敗ガスは硬い便にふさがれて腸の外に排出されないでいると、腸管から吸収されて血液に混じるんですね。
血液に混じった有害物質は血液にのって、全身に回っていくんです。
そして、その有害物質の一部は、毛穴から排出されるんですね。
その有害物質の臭いが体臭の臭いになるんです。
その上、便からめぐりめぐって毛穴から排出されたものですから、その臭いは便の腐敗臭に似た臭いになるんです。
つまり、便秘が原因の体臭は便臭の臭いなんですね。
ちなみに、便秘が原因で口臭が臭くなるとよくいわれますが、便秘が原因の口臭も便臭の臭いなんですね。
これは、有害物質が毛穴から排出されるか、口から排出されるかの違いだけなんですね。
当然、この有害物質は肌荒れやむくみなどいろいろな症状を起こすんです。
便秘が原因の体臭や口臭を治すには、やはり便秘を解消するしかないんですね。
スポンサードリンク
便秘が原因の体臭や口臭を治すには便秘解消するしかない?
便秘を解消するといっても、あまり難しく考える必要はなく、手軽なことからやっていけばいいと思うんです。
まずは、目覚めに冷たい水を飲むことから始めてみてはどうでしょうか?
目覚めに冷たい水を飲む
空の状態の胃に冷たい水が入ると、胃が刺激され、大腸にぜん動運動するようにサインが送られるんです。
これを胃・結腸反射といい、これだけで便意が起こることもあるんですね。
また、水分は大腸に送られて便に吸収されることで、便をやわらかくしてくれ、排便をスムーズにしてくれるんですね。
ただ、水分の90%は小腸で吸収されるので、大腸へいくのは10%とわずかで、しかも大腸でも再吸収されるので便に含まれるのは、ほんとにわずかなんですね。
ですので、毎日たっぷりの水分を摂る必要があるんですね。
1日の水分の摂取量は1.5リットル~2リットルは必要だといわれているんですね。
夏になると汗をかくようになりますから、便に含まれる水分量がさらに減少するんです。
そうなると、便秘を悪化させてしまいますから、意識的に水分を摂る必要があるんですね。
まずは、水分を摂ることを試してみてくださいね。
手軽ですし、お金もかかりませんし、ちょっと意識するだけですから、やってみてくださいね。
次に、朝食を食べるようにする。
朝食を食べる
空っぽの胃に食べ物が入ると、先ほどいったように胃・結腸反射が起こるんですね。
小腸にあった消化物は結腸に押し出されて大腸へ移動します。
そこで水分が吸収されて直腸へ送り込まれると、自律神経の働きによって便意を感じることができるんですね。
便意が起こったところで、自然に排出することができれば、便秘解消ですよね。
胃・結腸反射がもっとも起きやすいのは、朝食後なんですね。
前に食べた食事からもっとも長く時間が経過していて、胃が空っぽになっているからなんですね。
そして、朝食はできれば和食がベストで、和食の食材は食物繊維を多く含んでいたり、腸内環境をよくする植物性乳酸菌が豊富な食材が多いんですね。
和食といえばお米ですが、白米を玄米に変えると食物繊維がさらに多く摂れるんです。
ご飯を工夫する
また、麦、ヒエ、アワなどの雑穀米も食物繊維が豊富なんですね。
白米は玄米を精米機にかけてぬかや胚芽をけずったものなので、その部分には食物繊維のほかに、カリウムやビタミンB1、B2、Eなどの栄養分が豊富に入っているんですね。
玄米ご飯や雑穀ご飯に抵抗がないなら、是非試してみてくださいね。
もし、玄米が苦手な場合には、白米に乾燥ヒジキを入れて炊くと、ヒジキご飯になりますから食物繊維たっぷりになります。
海藻は水溶性食物繊維が豊富で、これは水に溶けて便のカサを増してくれ、ヌメリ成分で水分不足の便をやわらかくしてくれるんです。
また、味噌汁を一品加えるのも便秘解消には効果的なんですね。
味噌汁を加える
お湯を注ぐだけでできる味噌汁の素がスーパーなどで売っていますから、それで十分なんですね。
その味噌汁に乾燥ワカメを入れると、さらに食物繊維を摂れますよね。
また、スーパーで売っている大豆の水煮缶を白米と炊きこむと、豆ご飯になりますよね。
スポンサードリンク
大豆の水煮缶
豆は皮つきのまま食べられるので、食物繊維を多く摂れるんです。
大豆の食物繊維は便のカサを増してくれ、腸のぜん動運動を刺激してくれるんです。
大豆には大豆オリゴ糖も豊富で、腸内のビフィズス菌のエサとなり、強力に増やしてくれるんです。
おかずに納豆を1品加えてもよいですよね。
納豆
納豆の納豆菌は乳酸菌の仲間ですから、大腸内の善玉菌を増やしてくれます。
納豆菌の酵素ナットウキナーゼは、血液をサラサラにしてくれるんですね。
また、漬物は植物性乳酸菌が豊富ですから、おかずに1品くわえるのもよいかもしれませんね。
漬物
植物性乳酸菌は大腸内の善玉菌を増やしてくれるんですね。
スーパーで売っているお好みの漬物で十分ですので、手軽にいきましょうね。
朝忙しくて和食が難しいという人もいるかもしれませんよね。
そんな場合には、お好みのフルーツをかじっていくだけでもよいかもしれませんね。
フルーツをかじる
フルーツは比較的、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のバランスがよいんですね。
特にバランスがよいのが、キウイフルーツといわれていて、便秘解消に効果がはやいといわれているんですね。
さらに、できればフルーツにヨーグルトをかけてやる。
ヨーグルトをかける
ご存知の通り、ヨーグルトは乳酸菌が豊富で大腸内の善玉菌を増やしてくれるんですね。
普通のヨーグルトの乳酸菌は胃酸などに弱い、とよく聞きますよね。
だから、生きたまま届く乳酸菌のヨーグルトを買わなきゃならないのか、なんて思うかもしれません。
安心してくださいね、胃酸で死んだ乳酸菌も大腸の善玉菌を増やしてくれるといわれているんです。
ですので、普通のヨーグルトで十分効果がありますので、お好みのものを選んでくださいね。
さらに、さらに、その上にオリゴ糖をかけてやる。
オリゴ糖をかける
オリゴ糖は人間の消化酵素では消化されることなく、大腸に到達し、善玉菌であるビフィズス菌のエサになり、善玉菌を増殖させてくれるんですね。
朝ご飯にフルーツもお腹に入らないようなら、コーヒーや紅茶にオリゴ糖を入れて砂糖代わり使っても、便秘解消に効果がありそうですよね。
オリゴ糖は砂糖の半分以下のカロリーですので、料理に使ってもよいかもしれません。
便秘解消とともにダイエットにもなりそうですよね。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。