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排便がないのが何日続くと便秘というのか?
便秘が何日ぐらい続くとやばいのでしょうか?
一般的には3日以上便通がない場合を便秘というんですね。
ただ、排便のペースには個人差があり、3日に1度のお通じでも、その人にとってほどよい硬さの便が、すっきり出てるような場合には、便秘とはいえないんですね。
毎日出ていても硬くて出にくい便なら、それは便秘だといえるんですね。
週2、3回でもすっきりと出ていれば、便秘とはいえないんです。
また、毎日、排便で苦しむようなら便秘といえるんですね。
ただ、便秘の人は感覚が鈍っていることが多いので、1週間以上出ていなくても平気でいることがあるんです。
これがやばいかやばくないかというと、さすがにやばいんですね。
4日以上出ていないようなら、やはり便秘と考えるべきなんです。
排便のときの状態として、便を出すのに10分以上かかったり、便が出にくかったり、コチコチに硬かったり、ウサギの糞のようにコロコロしているような場合は、便秘といえるんですね。
また、全部出し切っていない感覚、もう少し出そうな感覚、このような残便感がある人も便秘といえるんです。
1回便が出てしまうと、直腸の中には便は残っていないはずなんです。
残便感がある場合というのは、直腸から肛門にかけて便が残っていて、常に肛門を刺激している状態なんですね。
これは最後に便を押し出す力、つまり肛門の括約筋が弱いために便がスパッと出ないからなんですね。
途中で切れて残ってしまった場合に、便意を常に持続させた状態なので、これも便秘といえるかもしれませんね。
根本の問題は、便秘が何日続くとやばいか、というより、便秘である状態自体がやばいんですね。
そして、便秘の原因のほとんどが食生活にあるといわれているんですね。
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何日も続くやばい便秘を解消する?
便秘を解消するには、食生活を少しだけ、やりやすいところからでも、変えていくことが大切なんです。
難しく考える必要はありません、少し変えるだけでも、かなり違ってきますからね。
まず、たっぷりの水を飲むようにしてみる、簡単でしょ。
たっぷりの水を飲む
水分は便をほどよいやわらかさにしてくれるんです。
そして、水分を摂る一番大切な時間は、朝なんです。
朝起きてすぐに水を飲むと、空っぽの胃を刺激してくれて、大腸の横行結腸からS状結腸にかけて急激なぜん動が起こるんです。
これを胃・結腸反射といい、前夜までにS状結腸にためられていた消化物がスムーズに肛門の手前の直腸に移動するんです。
ですので、朝起きてすぐの一杯の水だけで、便意をもよおすこともあるんですね。
何日も便が出ないような頑固な便秘には、こまめな水分補給が大切なんですね。
目安として1日1.5リットル~2リットルぐらいは必要で、十分摂ったつもりでも汗や尿で出ますから、意識的に摂る必要があるんですね。
水を飲むようにするだけなので、簡単なことですから、試してみてくださいね。
次は便秘解消の常道なんですが、やはり便の材料になる食物繊維を摂る必要があるんですね。
食物繊維を摂る
例えば、海藻に多く含まれる水溶性食物繊維は、水に溶けて食べ物などの水分を抱き込んでヌメリ成分になるんです。
そのヌメリ成分は小腸から大腸での栄養素の吸収スピードをゆるやかにしてくれ、血糖値を上がりにくくしてくれるんです。
食べ物が腸から体外に排出されるとき、ヌメリがすべりをよくしてくれ、スムーズな排便を促してくれるんです。
手軽な海藻というと乾燥ワカメ、スーパーで売っていますよね。
これを味噌汁に入れるだけで、ワカメの味噌汁ができあがります。
味噌汁もお湯を入れるだけの即席のものが売っていますので、それにワカメを入れるだけでできるんですね。
味噌は植物性乳酸菌を多く含む食品なので、便秘解消に効果があるんですね。
植物性乳酸菌は生命力が強く、酸、アルカリ、温度変化に強く、胃や腸で死滅することなく、生きたまま腸の奥まで届き、腸の中に棲息する善玉菌を増やしてくれるんです。
スーパーで買ってくるのは、即席の味噌汁と乾燥ワカメだけ、これを毎食でなくてもよいですから、毎日食べるようにするとかなり違ってくるんですよ。
これからスーパーに行きますよね、でしたら、ついでに漬物も買ってみてはどうでしょうか?
漬物
漬物も植物性乳酸菌を多く含んでいるんです。
しば漬け、ぬか漬け、野沢菜、たくあん、キムチ、ザーサイなど野菜を発酵させてあるものなら、お好きなものでいいんです。
漬物自体が野菜ですから、食物繊維が豊富なのはもちろん、ビタミン、ミネラルも豊富なんですね。
ちなみに、らっきょうは生の食品の中で一番食物繊維が多いといわれているんです。
らっきょう
らっきょうには水溶性食物繊維のフルクタンという成分が豊富で、便秘解消に効果が早いといわれているんですね。
また、らっきょうのにおいのもとである硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を高めてくれて、血液を浄化してくれるんですね。
らっきょうを食べ終わりますよね、その漬け汁の中にもフルクタンがたっぷり溶け出していますから、捨てるともったいないんですね。
ここで、また登場するのが乾燥ワカメで、水でもどして、漬け汁をかければ即席の酢の物になるんです。
簡単ですので、やってみてくださいね。
手間のかからない味噌汁と漬物をおかずにするだけで、便秘が解消するかもしれませんね。
さらに、毎日食べる白米に雑穀米をまぜて炊きこむと、もっと食物繊維が豊富に摂れそうですよね。
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白米を一工夫
雑穀米はミネラルも豊富で、ミネラルは体内の毒素や老廃物を分解し、排泄する作用があり、細胞を活性化させ新陳代謝を促進してくれるんですね。
つまり、女性の美肌を保ってくれるんですね。
雑穀米はスーパーのお米売り場に置いてありますから、炊き方なんかも書いてありますから、お好きなものを選んでみてくださいね。
もし雑穀米が苦手な場合には、乾燥ヒジキと白米を一緒に炊いてヒジキご飯にしてみるのもよいかもしれません。
これも白米と一緒に、乾燥のまま入れて炊くだけなので、簡単なんです。
ヒジキもワカメと同じように水溶性食物繊維やミネラルが豊富なんですね。
これらのご飯、味噌汁、漬物を習慣にするなら、メインのおかずは肉でも魚でも好きなものを食べていいんです。
また、今使っている砂糖をオリゴ糖に変えてみるのもよいかもしれません。
オリゴ糖
オリゴ糖は人の消化酵素では分解できない成分なので、そのまま大腸に到達して善玉菌であるビフィズス菌のエサになってくれるんです。
それによって、大腸内の善玉菌を強力に増殖させてくれるんです。
カロリーは砂糖の半分以下なので、ダイエット効果もありそうですよね。
オリゴ糖は消化されないため、血糖値の急上昇も抑えてくれるんですね。
コーヒーや紅茶に入れてもよいですし、熱しても変性しないので、根菜や豆類などの煮物の味付けに使ってもよいですよね。
フルーツにヨーグルトをかけて、さらにオリゴ糖をかけてあげると、腸内の善玉菌が大喜びするデザートや朝食になるんです。
朝食をとらない人は、これを朝食にすると、これだけで便秘が解消するかもしれませんね。
いろいろ簡単な便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。