赤ちゃんの便秘を改善するには?
赤ちゃんはどうして便秘になるのでしょうか?
まず、食べたものは消化吸収されて腸に送られますよね。
そして、腸のぜん動運動によって肛門へと押し出されるんです。
つまり、ぜん動運動が活発でないと腸に長くとどまってしまうんですね。
腸に長くとどまってしまうと、水分が吸収されて便が硬くなります。
便が硬くなることで、便が出にくくなるんですね。
症状としては、排便にリズムがなかったり、お腹が張って苦しかったりするんです。
何日もうんちが出なかったり、力んでもなかなか出なかったり、コロコロうんちが少ししか出なかったりもするんです。
ただ、排便のリズムは個人差があるので、1週間に数回でもスムーズに出るようなら、健康なうんちですから心配はないようですね。
赤ちゃんの便秘の原因は、母乳やミルクの量が足りなかったりすることが考えられるんです。
離乳食の場合、食べる量や食物繊維が少ないことも考えられます。
赤ちゃんの便秘を改善するには、まずは食生活を変えてあげることが大切なんですね。
なるべく食物繊維の多い食生活にしてあげるようにするんです。
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食物繊維の多い食生活
食物繊維は便のもとになるもので、便のカサを増してくれ、腸内の毒素をからめとり、水分で薄めてくれ、スムーズに排出してくれるんです。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があるんです。
不溶性食物繊維は玄米、ニンジン、ブロッコリーなどに多く含まれていて、水を吸って何十倍にも膨らみ、便のカサを増してくれるんです。
さらに、大腸のぜん動運動を刺激してくれます。
水溶性食物繊維はなめこ、海藻類に多く含まれていて、水に溶けるとヌルヌルとしたゲル状になって、食べ物を包み込み、消化吸収を助けてくれ、善玉菌のエサとなって増やしてくれるんです。
不溶性食物繊維で便のカサを増したところに、水を吸った水溶性食物繊維が混ざると、便は水分を含んだ一番排出しやすい状態になるんですね。
つまり、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂ることが大切なんですね。
このバランスがすごくよいのがキウイフルーツなんです。
キウイフルーツを毎日食べ始めると、1週間ぐらいで効果が出るといわれているんですね。
キウイフルーツをすって飲ましてあげてもいいですよね。
おむつを替えるときに下腹部あたりをゆっくりさすってあげても、腸の刺激になります。
腸を刺激する
体を動かしてあげると、腸の働きを活性化させて、便が出やすくなるんですね。
体を動かすと、全身の血のめぐりがよくなり、腸のぜん動運動が活発になります。
赤ちゃんの足を伸ばしたり縮めたりする体操するだけで運動になるんです。
綿棒浣腸でおしりを刺激してあげるのも、うんちが出やすくなります。
綿棒にベビーオイルをつけて、2センチほど肛門に入れ、軽く動かすようにします。
優しくしてあげてくださいね。
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赤ちゃんの便秘にオリゴ糖は効果があるのか?
オリゴ糖とは、デンプンや大豆、砂糖を原料にして作られる糖類をいいます。
オリゴ糖は腸内の善玉菌であるビフィズス菌のエサになるんです。
熱や酸に強いために胃酸や消化酵素で分解されず、腸にそのまま届きやすいといわれているんです。
ゴボウ、大豆、玉ねぎ、ニンニクに多く含まれているんですね。
これらの野菜を使って料理することでオリゴ糖を摂ることができそうですよね。
オリゴ糖の実験では、オリゴ糖の摂取前と摂取後の腸内の善玉菌の比較がされています。
オリゴ糖を毎日1週間摂取すると、善玉菌の比率は、全腸内細菌数の17.8%から38.7%に増えました。
2週間摂取すると、45.9%に増えたんです。
間違いなく善玉菌であるビフィズス菌を増やしてくれるようですね。
ただ、オリゴ糖の摂取をやめると、1週間でほぼ前の状態に戻ったそうです。
オリゴ糖はそれほど善玉菌であるビフィズス菌を増殖させてくれるんですね。
オリゴ糖は砂糖の仲間ですから、赤ちゃんには優しいんですね。
しかも、これほど腸内環境を改善してくれますから、赤ちゃんの便秘改善に効果があるかもしれませんね。
いろいろお話ししましたが、参考になれば幸いです。