便秘だと太りやすいのか?

便秘だと太りやすいという本当の理由は?

便秘になると太りやすくなるといわれていますが、本当なんでしょうか?

便秘とは、老廃物が大腸に長く滞っている状態ですよね。

そうなると、その老廃物の栄養分などが大腸から吸収され、カロリーを余計にとってしまう。

そういう風に考えられているので、便秘になると太りやすくなるといわれているんですね。

しかし、これは間違いで、栄養を吸収するのは小腸で、大腸ではないんですね。

大腸に老廃物が長く滞っていても、余分なカロリーが吸収されることはないんですね。

もし便秘で太りやすくなったと感じたなら、原因は老廃物から発生した毒素のせいかもしれませんね。

発生した毒素は腸壁をとりまく血管から吸収され、全身をめぐり細胞の働きを悪くするんです。

そうなると、全身の新陳代謝が低下し、それによって太りやすくなるんです。

ただ、便が2~3日でないからといって、発生した毒素によって急に体脂肪が増えるようなことはないんですね。

ですので、あまりあせる必要なく、じっくりと便秘を解消していけばいいんです。

便秘で太りやすくなるからといって、あせって下剤などに頼ると、さらに便秘がひどくなる恐れがあるんです。

下剤を使わないで、食生活の改善によって便秘を解消することが大切なんですね。

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便秘を解消して太りやすい体質を改善する?

便は水分が少なくなると硬くなるので、便秘解消には水分をたっぷりとることが大切なんですね。

水分をたっぷりとる

1リットルの水を飲んだとしても90%は小腸で吸収され、大腸に届くのは10%なんですね。

ですので、まずは朝目覚めてすぐにコップ一杯の水を飲むようにする。

朝目覚めてすぐにコップ一杯の水を飲む

朝目覚めてすぐの水は、空っぽの胃を刺激して、腸のぜん動運動を促してくれるんです。

一日の水分量の目安としては、1リットルから2リットルといわれています。

意識的に水分を多く摂るようにしてみると、それだけで便秘が解消されるかもしれませんね。

また、食物繊維を多く摂ることも便秘解消には大切なんです。

食物繊維を多く摂る

食物繊維は便をやわらかくし、カサを増してくれ、スムーズに排出させてくれるんです。

食物繊維の一部の成分は、大腸に棲む善玉菌によって分解・発酵され、それによって大腸の中を酸性にしてくれるんです。

そうなると、酸性を嫌う悪玉菌が棲みにくくなるんです。

また、食物繊維は食べ物の中の有害物質を取り込んで、便と一緒に排出してくれたり、血中コレステロールを下げてくれたりします。

食物繊維をたくさん摂る方法として、野菜スープなど手軽かもしれませんね。

玉ねぎのスープは食物繊維が豊富で、腸内の善玉菌を増やしてくれるオリゴ糖も豊富に含まれているんですね。

玉ねぎのスープ

玉ねぎの辛み成分であるシステインは、脂質の合成を弱めてくれ、余分な脂質を減らしてくれるんです。

アリシンという成分は、脂肪の代謝をスムーズにしてくれます。

アミノ酸のグルタチオンと色素成分のケルセチンという成分は、体内の有害物質や老廃物を排出してくれ、血流を促進してくれ、全身の解毒効果を高めてくれるんですね。

玉ねぎのスープといっても手間はかかりません。

刻んだ玉ねぎと水を鍋に入れて熱し、だしの素、塩コショウや醤油などお好きな調味料で味付けするだけの手軽なものでいいんですね。

玉ねぎは熱するとカサが減りますので、たくさん入れて食物繊維をたくさん摂りましょう。

また、オリーブオイルも便秘解消に効果的なんです。

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オリーブオイル

オリーブオイルの成分の70%はオレイン酸という成分で、一時的に比較的多く摂ると、小腸ではあまり吸収されないで、逆に小腸を刺激してくれるんです。

食べ物の残りカスに混じり、腸内のすべりを良くしてくれます。

悪玉コレステロール値を下げたり、血管に害を及ぼす過酸化脂質の生成を抑制する働きなどもあるんですね。

1日の摂取量の目安は大さじ1~3杯くらいで、油なのであまり摂りすぎもよくないんですね。

また、植物性乳酸菌も便秘解消に効果的だといわれます。

植物性乳酸菌

植物性乳酸菌は酸やアルカリ、温度変化に強いので生きたまま腸に届きやすいんです。

腸内で乳酸を出し、腸の中を弱酸性の環境にしてくれるので、弱アルカリ性の環境を好む悪玉菌の増殖を抑えてくれるんです。

植物性乳酸菌を多く含む食品は、植物が発酵した食品なので、低脂肪で低カロリーなんですね。

味噌、醤油、ぬか漬け、しば漬け、たくあん、キムチ、ザーサイなどの発酵食品に多く含まれているんです。

また、オリゴ糖も便秘解消に力を発揮してくれます。

オリゴ糖

オリゴ糖は胃酸などに強いため、そのまま大腸に届くんですね。

大腸に届いたオリゴ糖を、腸内の善玉菌が食べるんです。

それによって、腸内の善玉菌が増殖するんです。

その際に、乳酸、酢酸、ギ酸など出し、これらの酸を日和見菌が食べると酪酸も作られるんです。

酸はそもそも腸には存在しないものですから、異物と認識され、早く体外へ出そうとするんです。

酸が腸壁を刺激してぜん動運動が盛んになるんですね。

さらに刺激物である酸を薄めるために、水が腸管に呼び寄せられ、水の含量が増え、排便しやすいやわらかな便にしてくれるんです。

善玉菌が出した酸によって排便に都合のよい環境が整っていくんですね。

いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。

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