Contents
便秘でお腹に激痛が走り、冷や汗が止まらなくなる原因とは?
実は、便秘が原因でお腹に激痛が走ったり、冷や汗が止まらなくなることもあるんです。
食べ物の中に含まれる有害成分や体内で生まれる毒素などは、老廃物となって大腸に行き着き、便と一緒に体外に排出されるんです。
しかし、便秘が続くと、この老廃物を蓄積することになるんです。
それによって、血流の悪化や新陳代謝の悪化が起こったりするんです。
さらに、腹部の膨満感によって激痛が起こったり、その痛みで冷や汗が出たりするんですね。
さらに、むくみ、冷え、肌荒れ、ニキビ、体臭などの症状が全身に及ぶんですね。
さらに大腸ガンの危険性も出てくるんです。
大腸ガンは便秘で便がたまりやすいS状結腸や直腸に多く見られるので、便秘が大きく影響しているといえるんですね。
また、腸内環境が悪化すると、全身の免疫力が下がってしまい、病気になりやすい体になってしまうんです。
便秘の原因は?
では、便秘の原因は何なんでしょうか?
よくいわれるのが、朝食を摂らないことが挙げられるんですね。
胃に食べ物が入ると、消化・吸収のために食べ物を腸に送り出す、という指令が脳から出されるんですね。
それによって、腸のぜん動運動が起こるんですね。
これを胃・結腸反射というんです。
朝食を摂らないと、この胃・結腸反射が起こらずに排便につながらないんですね。
この胃・結腸反射は1日に何度も起こるんですが、もっとも強く起こるのが朝で、特に朝食後なんですね。
朝食を摂らない生活が続くと、胃・結腸反射が起こりにくくなったりするんです。
また、朝食を摂っても炭水化物や食物繊維が少なかったり、食事の全体量が少ないような場合には、便秘になりやすいんです。
さらに、胃・結腸反射が起こり、便意が起こっても、朝は忙しいからといって、便意を我慢するような生活が続くと、便意自体がなくなってしまうんです。
そうなると、頑固な便秘になるんですね。
さらに、水分不足も便秘を悪化させてしまうんですね。
水分は、便をほどよいやわらかさにしてくれ、腸のぜん動運動を活発にしてくれるんです。
スポンサードリンク
お腹の激痛や冷や汗を止めるには便秘を解消するしかない?
朝目覚めてすぐの水も、胃・結腸反射を起こしてくれるんですね。
朝目が覚めると水を飲む
ですので、まずは朝起きたらすぐに、水を飲んでみるのが良いかもしれませんね。
そして、朝食にチャレンジする。
朝食も、なるべく食物繊維が多いものを食べるのがいいんですね。
食物繊維を摂る
例えば、白米を玄米に変えてみる。
玄米に変えるだけで、食物繊維が6倍にもなるといわれているんですね。
マグネシウムも白米の5倍といわれているんです。
マグネシウムは腸の水分を集めて、便をやわらかくしてくれるんです。
豆腐を作るときに使われる「にがり」って知ってますか?
にがりをたらす
にがりはマグネシウムが主成分なんですね。
スーパーなどで手軽に手に入りますので、これを買ってきて、朝一の水に入れたり、飲み水すべてに入れるんです。
水を飲むだけで、便をさらにやわらかくしてくれるんですよ。
食物繊維を摂る工夫は?
もし、玄米などが苦手な場合には、白米を海藻などと一緒に炊くのもよいかもしれませんよね。
乾燥のヒジキを入れれば、ヒジキご飯になります。
棒寒天を水で軽くもどし、ちぎって入れ、炊きこむと、モチッとした食感の寒天ご飯になり、おいしいんですよ。
海藻には水溶性食物繊維が豊富で、水を含むとゲル状になり、便の水分を増やしてやわらかくしてくれるんですね。
実は、便秘の人はまずは水溶性食物繊維を摂ることが大切だといわれているんです。
つまり、まずは、便をやわらかくすることが大切なんですね。
味噌汁を飲む
さらに、ご飯と一緒に必ず味噌汁を飲むようにするんです。
味噌には植物性乳酸菌が豊富で、腸内で乳酸を出して、弱酸性の環境にしてくれ、この環境が苦手な悪玉菌を抑えてくれるんです。
そして、善玉菌だけが棲みやすい環境になるので、善玉菌だけが増えていくんですね。
この植物性乳酸菌は乳酸菌の中でも特に生命力が強く、胃や腸で死滅することなく大腸に届くんですね。
味噌汁といっても、お湯を入れるだけの即席のもので十分ですからね。
さらに、味噌汁の素と一緒に乾燥のワカメを入れるんです。
お椀に味噌汁の素と乾燥ワカメを入れて、お湯を入れるだけ。
これで食物繊維たっぷりの味噌汁の出来上がりなんです。
簡単でしょ。
漬物を食べる
さらに、漬物を一品加えるんです。
漬物も植物性乳酸菌が豊富なんですね。
というより、漬物は野菜ですから、食物繊維、ビタミン、ミネラルもタップリなんですね。
これもスーパーでできたものを買うだけでいいですからね。
ぬか漬け、しば漬け、野沢菜、キムチなど発酵しているものでしたら、何でもいいですからね。
ご飯、味噌汁、漬物があれば、他のおかずは肉でも魚でもなんでもいいですからね。
もし、朝、どうしても食欲が出ないような場合・・・
スポンサードリンク
果物を食べる
果物をかじるだけでもいいんです。
バナナなんかは手軽ですよね。
バナナは腸の善玉菌のエサとなるオリゴ糖を多く含んでいるんですね。
不溶性食物繊維のセルロースや水溶性食物繊維のペクチンを含んでいて、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスがいいんですね。
青っぽいバナナには難消化性デンプンが豊富で、これも大腸に届いて善玉菌のエサになってくれるんです。
さらに、このときヨーグルトも一緒に食べるんです。
少しでいいですからね。
ヨーグルトの乳酸菌も大腸内を酸性にして、悪玉菌を抑えて、善玉菌を増やしてくれますからね。
「ヨーグルトの乳酸菌は、胃や腸で死んでしまうって聞いたけど?」
「腸まで生きて届くものを買わなきゃならないの?」
なんて、言われそうですよね・・・
大丈夫なんです。
死んでしまった乳酸菌も大腸に届いて、善玉菌のエサになってくれるんです。
ですので、お好きなヨーグルトを選んでくださいね。
さらに、ヨーグルトにオリゴ糖をかけるんです。
オリゴ糖は善玉菌のエサになり、増やしてくれると言いましたが、ちょっと言い方を間違えました・・・
「強力」に増やしてくれるんですね。
カロリーは砂糖の半分ですので、砂糖代わりに使ってもダイエット効果があるんです。
バナナ、ヨーグルト、オリゴ糖は腸内の善玉菌が大喜びする朝食なんですね。
あっ、果物はバナナじゃなくてもいいですからね。
どんな果物でも食物繊維はたくさん入っていますからね。
もしですよ・・・
果物も入らないような場合には、ココアを飲むんです。
ココアを飲む
コーヒーではなく、ココアですよ。
ココアパウダーには不溶性食物繊維が豊富に入っているんですね。
そして、ココアにオリゴ糖を入れるんですよ。
簡単な便秘解消ドリンクになるんですよ。
便秘についていろいろお話ししましたが、参考になれば幸いです。