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胸のむかつきは便秘が原因かもしれない?
便秘で大腸内に便が長くとどまると、悪玉菌によって便が腐敗を起こし、有害なガスを発生させるんです。
そのガスの量は1日に2~3リットルともいわれるんです、すごい量ですよね。
それだけの量の有害なガスが、硬い便にはさまれて排出できなくなると、腸が膨張するんですね。
そして、膨張した腸は胃を圧迫し、胃の内容物をを逆流させてしまうんですね。
これによって、胸がむかつくようになるんです。
さらに、有害なガスは腸壁から吸収され、血液に溶けだしていくんです。
そうなると、溶けだした有害物質は血液にのって全身をめぐっていくんです。
頭に送られると、めまいや頭痛を起こし、肌に送られると、肌荒れ、ニキビ、吹き出物などの症状が出るんですね。
末端神経に送られると、むくみや冷え性などの症状が出るんですね。
便秘が原因で胸がむかつくなら、有害なガスが大量に発生している可能性があるので、他の症状が出る前に便秘を解消する必要がありそうですよね。
そして、便秘を解消するには、どうしても食生活を変える必要があるんですね。
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便秘が原因で胸がむかつくなら、便秘を解消する必要がある?
具体的には、食物繊維を多く含む食材を食べる必要があるんです。
食物繊維
食物繊維は消化されない成分で便の材料になるものなので、多く摂れば便の量を増やしてくれるんですね。
また、食物繊維は水分を吸収して膨らむので、便をやわらかくしてくれるスポンジのようなものなんですね。
消化されないので、腸へ刺激も与えてくれ、この刺激が腸のぜん動運動を高めてくれるんです。
そのため、便が腸内を通過する時間を速くしてくれるので、大腸壁に吸収される水分量が少なくなり、やわらかめの便がスムーズに排出できるようになるんですね。
また、分解された食物繊維は、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれるんです。
分解されるときに乳酸や酪酸などのいろいろな酸を作り出し、この酸が大腸を刺激する下剤効果があるんですね。
食物繊維はとにかく排便をスムーズにしてくれるんです。
食物繊維を多く含む食材とは、穀類、豆類、根菜、海藻、果物、野菜、キノコなどなんです。
例えば、毎日の白米を玄米に替えると、食物繊維の量は3~4倍になるといわれています。
また、大豆などの豆類は皮ごと食べるので、より多くの食物繊維をとれそうですよね。
ゴボウ、レンコン、サツマイモ、サトイモ、ジャガイモなどの根菜をごった煮にして、一度作っておけば、毎回の食事やおつまみで食べれそうですよね。
野菜は緑黄色野菜のほうが、食物繊維が多いといわれています。
カボチャ、ニンジン、ホウレン草、ブロッコリーなどをゆでたり、煮たりして、火を通せばカサが減り、多くの食物繊維がとれそうですよね。
ヒジキ、ワカメなどの海藻は、乾燥したのが売られていますので、水で戻すだけで手軽に使えそうですよね。
玄米が抵抗がある場合には、白米を乾燥ヒジキと一緒に炊きこむことで、ヒジキご飯になり、自然と食物繊維を摂れそうですよね。
また、お湯を入れるだけでできる味噌汁がありますから、それに乾燥ワカメを入れると、簡単にワカメの味噌汁ができます。
果物にも豊富に食物繊維が含まれており、デザートでも朝食でも、小腹が空いたときにかじるだけでも多くの食物繊維が摂れそうですよね。
食物繊維を摂ることは大切なんですが、便意のなくなった人は便意を取り戻すことが大切なんです。
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便意を取り戻す
便意を取り戻すには、朝の生活を変えていくことが大切なんですね。
朝は自律神経の働きで、胃・結腸反射がもっとも強く起こりやすく、腸のぜん動運動を促してくれるんですね。
まず、朝起きぬけに水を飲む習慣をつける。
朝起き抜けの水は、空っぽの胃に刺激を与えて、胃・結腸反射を起こしてくれるんですね。
さらに、その後に朝食を必ず食べるように習慣づけるんです。
できれば、朝食を和食にすれば、食物繊維を多く含む食事になるんですね。
先ほど紹介した玄米やヒジキご飯と味噌汁を摂るだけで、たくさんの食物繊維が摂れるんですね。
これにもう一品、漬物を加える。
漬物
漬物には植物性乳酸菌が多く含まれており、植物性乳酸菌は酸やアルカリ、温度変化に強いので、生きたまま腸に届きやすいんですね。
生きたまま腸に届いた乳酸菌は、腸内で乳酸を出し、腸の中を弱酸性の環境に整えてくれるんです。
弱アルカリ性の環境を好む悪玉菌を抑えてくれて、善玉菌を増やしてくれるんですね。
ぬか漬け、しば漬け、野沢菜、キムチ、ザーサイなど発酵した漬物でしたら何でもいいんです。
スーパーで売っている、できている漬物で十分ですので、お好みのものを選んでくださいね。
目安は1日に1~2切れで十分ですので、気軽につまめますよね。
野菜を発酵させた漬物は食物繊維もとれますし、ビタミンやミネラルも豊富にとれるんですね。
玄米やヒジキご飯、味噌汁、漬物と、肉でも魚でもお好きなおかずで朝食を摂るようになると、すぐにでも便秘が解消しますよ。
ただ、朝食後にはもちろんトイレに行かなければなりませんから、朝の時間的な余裕が必要になってきます。
電車などに乗ったときに便意が来た場合、また我慢しなければならなくなってしまいます。
そうなると、また便意がなくなってしまい、頑固な便秘に戻ってしまいます。
なるべく朝は余裕をもって、起きるようにしてくださいね。
朝、どうしても時間が取れないような場合、果物をかじるだけでもいいんです。
果物をかじる
リンゴ、バナナ、キウイフルーツなど、どんな果物でも食物繊維が豊富ですから、お好きなのを選んでくださいね。
特にキウイフルーツは便秘解消に効果が速いといわれているんです。
そして、さらに果物の上にヨーグルトをかける。
ご存知の通り、ヨーグルトは乳酸菌を豊富に含んでいます。
ヨーグルトは生きたまま腸に届くものでないといけないのか、とよくいわれます。
生きたまま届くものでなくても効果がありますので、お好きなヨーグルトを選んでくださいね。
さらに、その上にオリゴ糖をかける。
オリゴ糖をかける
オリゴ糖は人間の消化酵素では分解されずに、大腸に届くんですね。
大腸に届くと、善玉菌であるビフィズス菌の栄養となって、強力に善玉菌を増やしてくれるんですね。
カロリーは砂糖の半分以下ですから、砂糖代わりに使うと、ダイエット効果もありそうですよね。
朝はどうしても忙しくて、果物をかじることもできない、という人は、朝、コーヒーや紅茶にオリゴ糖を入れて飲むようにするだけでも、便秘解消に効果がありそうですよね。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考なれば幸いです。