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痔を解消するには便秘の解消から?
いぼ痔は、直腸がうっ血することでできるんですね。
血液は重力に従って下の方に移動するので、立っていても座っていても血液は下にたまるんです。
便秘になると、トイレでいきむことが習慣になってしまい、いきむことで肛門のすぐ近くの直腸がうっ血するんですね。
そのうっ血した部分がいぼのようになるんです。
切れ痔は、便秘により便が硬くなると、それを出すときに表皮を傷つけることが原因なんですね。
直腸と肛門の境目は弾力が乏しく傷つきやすいため、ここを硬い便が通ることで傷つき、切れ痔になるんです。
いぼ痔を解消するには、トイレでのいきみを必要最低限にする必要があるんです。
また、切れ痔を解消するには、便をやわらかくする必要があるんです。
つまり、痔の解消法とは、便秘を解消することなんですね。
そしてですね、便秘を解消するといっても、それほど難しいことではないんですよ。
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手軽な方法で便秘を解消して痔を解消する?
簡単なことから始めればいいんですよ。
まずはたっぷりの水を飲んでみる。
水を飲む
体の水分が不足すると、便から水分を吸収して補おうとする本能が働くんですね。
ですので、ますます便秘になりやすい状態になるんです。
そして、便をやわらかくするには、水分は必要不可欠なんですね。
1日の目安量は1.5リットル~2リットルといわれているんです。
この量を飲むには、どうしても意識的に飲む必要があるんですね。
ペットボトルを常に持ち歩いたり、水筒を持ち歩いたり、お気に入りの水筒を買ったりすると、やる気がでるかもしれませんよね。
どちらにしても、たっぷりの水を飲むだけですから、簡単ですよね。
まずは、試してみてくださいね。
朝起きたら水を飲む
また、朝起きたらすぐに水を飲む習慣をつけるんです。
朝起きてすぐに飲んだ水は、消化管を通り抜け、腸にぜん動運動を始めるようにサインを送ってくれるんです。
それによって、腸が活動を始めてくれますからね。
さらに、ペットボトルの水の中に、「にがり」をたらすんです。
にがりをたらす
にがりの主成分はマグネシウムで、ミネラルの一種なんですね。
にがりは塩が作られるときの副産物なんです。
何といっても、マグネシウムは大腸にある水分をたっぷりと吸いながら、便をやわらかくしてくれるんです。
また、体温や血圧を調節してくれたり、筋肉の緊張を緩めてくれたり、エネルギーの蓄積や消費を助けてくれるんですね。
体の代謝に不可欠なミネラルなんですね。
にがりは、スーパーのお塩のコーナーなどで売っていますので、のぞいてみてくださいね。
食物繊維を多い食事をする
さらに、食物繊維の多い食事を心がけるんです。
これも簡単なことから始めればいいんです。
手軽に、スープで食物繊維を摂るのがよいかもしれませんね。
スープといっても、お湯を入れるだけの即席のもので十分なんです。
味噌汁、コーンスープ、ワカメスープ、チゲスープなど、スーパーで改めて探してみると、想像以上のたくさんの種類のスープがあるんですよ。
「しかし、即席のスープに食物繊維が含まれているんですか?」
なんて、言われそうですよね・・・
即席のスープに、食物繊維がたくさん入っているわけではないんですよ。
ここで一工夫するんですね。
食物繊維を簡単スープで摂る
フタつきの鍋を用意するんです。
その鍋に水を入れて、沸騰させるんです。
沸騰した鍋の中に、冷蔵庫に余っている野菜を一種類だけ入れるんです。
一種類でいいですからね、とにかく手軽にできるようにするんです。
野菜に火が通ったら、お椀に入れたスープの素にそそぐんです。
これで野菜たっぷり、食物繊維たっぷりのスープの出来上がりなんです。
そしてですね、鍋の中の残ったものはフタを閉めて、常温で冷ますんです。
冷めたら、そのまま冷蔵庫で保管します。
次の日、鍋に水を足して、また沸騰させます。
沸騰したら、冷蔵庫の中の昨日とは違う野菜を一種類入れるんです。
そうすると、2種類の野菜たっぷりのスープが出来上がるんです。
野菜の種類が違うと、食物繊維の種類も違うので、より便秘解消に効果が出てきますからね。
これを続けていけば、たくさんの種類の野菜のスープになるんですね。
「何日も続けると、スープが傷むんじゃないんですか?」
なんて、言われそうですよね・・・
しかしですね、常温で冷ました後で、冷たい冷蔵庫で保管するので、傷みにくいんですね。
さらに、スープを作るときに必ず沸騰させますよね。
火をいれることで、さらに傷みにくいんですね。
これは、何日もじっくり煮込んでいる、おでん屋さん方式なんですね。
例えばですね、1日目は買ってきたキャベツがあって、1番外側の緑が濃い葉の部分がありますよね。
この部分、緑の臭いが強くて、捨てますよね。
でも、スープにすると全然気にならないんですよ。
しかも、緑が強い分、栄養価も高いんです。
是非使ってみてくださいね。
2日目は面倒なので、もやしをつかんでそのまま入れる。
包丁を使う必要がないですからね。
3日目はニンジン、緑黄色野菜は栄養がたっぷりですからね。
そして、スープにすれば、栄養も食物繊維もスープの中に溶けだすんですね。
4日目はキノコ、その中でもナメコにしましょうか。
スープにとろみがついて、おいしくなりますよ。
キノコは独特の香りがありますので、スープのうまみを増してくれるんですね。
そして、種類も多いですし、お値段もお手頃なんですね。
そしてですね、この野菜たっぷりのスープには、フィトケミカルがたくさん溶け出しているんです。
フィトケミカルとは、動けない植物が、紫外線などから自分の身を守るために作り出した成分なんですね。
便通がよくなる、風邪を引きにくい体になる、体重を減らしてくれる、血圧を下げてくれる、などなどいろんな効果があるんですね。
もしですよ、スープに飽きたら・・・
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スープに飽きたら・・・
カレーのルーやシチューのルーを入れるんです。
すると、野菜のダシが効いたカレーやシチューになるんですよ。
「お肉のダシや魚介のダシでないとおいしくないんじゃないですか?」
なんて、言われるかもしれませんね・・・
でもですね、野菜のダシっておいしいんですよ。
特にたくさんの種類の野菜が入っていますから、その味も複雑にからみあったおいしさなんですよ。
このスープ、簡単ですからね、是非試してみてくださいね。
果物から食物繊維を摂る
実は、果物も食物繊維が豊富なんですよ。
さらに、果物に含まれている果糖は大腸を刺激する作用と、水分を引き込む作用があるんですね。
そのため、便をやわらかくしてくれ、排便をスムーズにしてくれるんです。
果物に含まれているクエン酸やリンゴ酸は、大腸に刺激を与えてくれ、便意を起こさせてくれるんですね。
そしてですね、果物はプレーンヨーグルトと一緒に食べるんです。
量は少しでもよいですからね。
ヨーグルトの乳酸菌は大腸内で、乳酸などの酸を作り、腸のぜん動運動を活発にしてくれ、悪玉菌が作り出した腐敗物質を便として体外に排出してくれるんですね。
また、悪玉菌は酸性の環境が苦手なので、悪玉菌の繁殖を抑えてくれるんですね。
さらに、プレーンヨーグルトにオリゴ糖をかけるんです。
オリゴ糖は大腸内の善玉菌であるビフィズス菌のエサになって、善玉菌を増やしてくれるんです。
間違えました・・・
「強力」に増やしてくれるんです。
オリゴ糖は消化吸収されにくい性質なので、血糖値の上昇を抑えてくれたりもするんです。
カロリーは砂糖の半分以下ですので、ダイエット効果もありそうですよね。
果物、ヨーグルト、オリゴ糖は大腸内の善玉菌が大喜びするデザートなんですね。
便秘についていろいろお話ししましたが、参考になれば幸いです。