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便秘で腹痛がやばい原因とは?
便秘で大腸の中に便や排出されないガスがたまると、お腹が膨らんでいるような膨満感を感じるんですね。
下腹がポッコリ膨らみ、ひどくなるとやばい腹痛が起こったりするんです。
また、排便前に必ず腹痛がやばいような場合には、腸がねじれている可能性もあるようです。
実は、日本人の8割の人が腸がねじれているといわれているんです。
ねじれている部分は腸の急カーブしている部分で、そこに便が引っかかり、内圧が上がると腹痛を感じるようになるようです。
排便前にお腹に痛みがあり、いつも同じ場所が痛むような場合は、腸がねじれているのかもしれません。
ねじれている部分は、細長い風船をねじったような状態で、そこを便が通過できないため、ねじれの手前で便がたまり便秘になるんですね。
ねじれやすい部分は横行結腸から下行結腸への曲がり角、下行結腸、S状結腸で、腹痛がする場所がねじれている場所なんですね。
もし心当たりがあるようでしたら、腹痛がする場所をお腹の上からマッサージしてあげると、一時的にねじれた部分を広げることができるんです。
あお向けになって、手のひらで押してあげるんです。
腹痛がする場所から、おへそを中心とする時計回りに円を描くようにマッサージするんです。
手のひらで押していると、イタ気持ちいい場所などがありますから、そこを重点的に押して、コリをほぐしてあげるようにします。
おへそを中心に、はじめは小さい円を描くようにマッサージしていき、次は大きい円を描くようにマッサージしていきます。
小さい円、大きい円を交互に描いてみてくださいね。
それほど手法にこだわる必要はありませんから、ゆっくりゆっくりと押してあげてくださいね。
すると、腸が急に動き出すような感覚を感じると思います。
ガスがたまっていれば、おならが出そうになります。
我慢しないで、腸のガス抜きをしてくださいね。
簡単ですから、ちょっと試してみてくださいね。
ただ、腸がねじれている人がみんな便秘になっているわけではないんですね。
つまり、必ず腸のねじれが便秘の原因ではなく、便秘のほとんどの原因が食生活の乱れなんですね。
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やばい腹痛がするような便秘を解消する?
便秘でやばいくらい腹痛があるなら、マッサージも気持ちよいですからそれと並行して、食生活を改善することが大切なんですね。
といっても、それほど難しいことはありませんからね。
簡単なことからはじめてみてくださいね。
便秘解消には朝の習慣、朝でなくても、起きてすぐの習慣が便秘解消に大切なんです。
まず、起きてすぐ水を飲むようにします。
起きてすぐ水を飲む
起きてすぐの水は、空っぽの胃に入っていき、胃を刺激してくれるんです。
この胃への刺激は、大腸にぜん動運動をするようにサインを送ってくれるんです。
これを胃・結腸反射というんですね。
S状結腸にためられていた便を、スムーズに直腸へ移動させてくれるんですね。
また、水分は便をほどよいやわらかさにしてくれます。
便が硬くなるのは、水分不足が原因なんですね。
ですので、常にペットボトルや水筒を用意して水分補給する必要があるんですね。
便秘の人は特に便が腸内に長くとどまりますから、便の水分が吸収されてさらに硬くなるんですね。
さらに、ペットボトルや水筒の水に、「にがり」を数滴たらしてあげる。
にがりをたらす
にがりには、ミネラルの一種であるマグネシウムが多く含まれているんです。
マグネシウムは腸内で水分を吸収して、便の容積を増やしてくれるんですね。
そのため、便をやわらかくしてくれ、排便をスムーズにしてくれるんです。
にがりはスーパーの塩のコーナーなどで売られていますから、のぞいてみてくださいね。
にがりを落とした水をたっぷり飲むことで、それだけでかなり便秘が解消されると思いますよ。
さらに、朝食を食べるようにする。
朝食を食べる
空っぽの胃に食べ物が入ると、水以上に胃に刺激を与えることができるんですね。
胃・結腸反射が起こり、腸が急激にぜん動運動を起こすようになるんです。
胃・結腸反射が最も起こりやすいのが、朝食後なんですね。
便が直腸に送り込まれると、自律神経の働きによって、便意を感じるようになるんです。
便意を感じたら便意に従うようにすることが大切なんです。
便意を感じたら、すぐにトイレに行ってくださいね。
朝忙しいからといって、便意を我慢する、それが繰り返されると、便意そのものを感じなくなってしまうんです。
必ず便意には従ってくださいね。
そして、朝食はできれば食物繊維の多いものを食べるようにすることも大切なんです。
食物繊維を食べる
食物繊維は消化吸収されないので、便の材料になるものなんですね。
朝食にご飯を食べる人なら、白米を玄米や胚芽米に変えてみたり、雑穀米を混ぜてみる。
そうすると、食物繊維やビタミンは白米の数倍になるんです。
スーパーのお米売り場にあるので、のぞいてみてくださいね。
炊き方の説明なども書いてありますからね。
玄米や胚芽米、雑穀米が苦手な人もいるかもしれませんね。
でしたら、白米を炊くときに乾燥ヒジキを入れて炊いてみてください。
入れるだけなので、簡単ですよね。
ヒジキなどの海藻には、水溶性食物繊維が豊富で、水に溶けて便のカサを増してくれ、ヌメリ成分で水分不足の便をやわらかくしてくれるんです。
食物繊維たっぷりなので、試してみてくださいね。
さらに、おかずに味噌汁を一品加えてみる。
味噌汁を飲む
味噌には植物性乳酸菌が豊富なんですね。
植物性乳酸菌は酸やアルカリ、温度変化に強いので、生きたまま腸に届きやすいんですね。
そして、腸内で乳酸を出して弱酸性の環境にするので、弱アルカリ性を好む悪玉菌を抑えてくれるんですね。
腸内の善玉菌が増えて、腸内環境が良い状態に保たれ、腸本来の機能が回復するんです。
味噌汁はスーパーで売っている即席のものでよいですからね。
さらに、味噌汁に乾燥ワカメを入れる。
ワカメも水溶性食物繊維が豊富ですからね。
味噌汁の素、乾燥ワカメをお椀に入れて、お湯を入れるだけで出来上がりますので、試してみてくださいね。
さらにもう一品、漬物をおかずに加える。
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漬物を加える
漬物も植物性乳酸菌が豊富で、しかも野菜なので、食物繊維たっぷり、ビタミン、ミネラルも豊富なんですね。
わざわざ漬ける必要はないですよ。
スーパーで買ってきたものでよいですからね。
ただし、ちゃんと野菜が発酵したものを選んでくださいね。
ご飯、味噌汁、漬物があれば、おかずは肉でも魚でも何でもよいですからね。
朝忙しかったり、食欲がない人もいるかもしれませんね。
そんな場合は、フルーツをかじるだけでもよいかもしれません。
フルーツをかじる
フルーツも食物繊維が豊富で、便のカサを増して、やわらかくしてくれるんです。
さらに、フルーツの上にヨーグルトをかける。
さらに、オリゴ糖をかける。
ヨーグルトはご存知の通り、乳酸菌が豊富ですよね。
オリゴ糖は善玉菌であるビフィズス菌のエサになってくれて、分解されるんですね。
分解される際に、乳酸などの有機酸を生じて、腸のぜん動運動を高めてくれるんです。
そして、腸内が酸性になり、その環境を苦手とする悪玉菌が抑えられるんですね。
フルーツにヨーグルト、オリゴ糖は、腸内の善玉菌の大好物の朝食になるんですね。
オリゴ糖を砂糖代わりに使うと、自然と便秘解消になるかもしれませんね。
カロリーは砂糖の半分以下ですので、ダイエット効果もありそうですよね。
もし、フルーツも無理な人は、コーヒーや紅茶にオリゴ糖を入れるだけでも、効果がありそうですよね。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。