表情の緊張でシワやたるみの予防・・・
顔には20種類以上の「表情筋」があり、筋肉も皮膚と同様、ほとんどがコラーゲンでできているので、年齢とともに、とくに30代後半くらいからたるんできます。
とくに二重あごや口角の下がりは、筋肉のたるみと関係しています。
しかし、表情筋エクササイズ(フェイシャルエクササイズ)はおすすめできず、なぜなら、表情を大きく動かすようなトレーニングは、表情ジワをよら深く刻んでしまうことになるからです。
二重あごや口角の下がらなど、フェイスラインのたるみ予防のトレーニングには、低周波美顔器や、市販の口にはさむタイプの器具を使うようにします。
これらであれば、表情ジワを深めずに筋力アップができます。
もっと大事なことは、ふだんの表情に緊張感をもつことで、口をポカンと開けているのと、きちんと口を結んでいるのとでは、筋肉のたるみが違ってきます。
あごや首のラインも、ふだんからきちんとした姿勢でいる人は美しいもので、鏡の前では、人は自分の好きな顔をつくってしまいます。
ふだんの何気ないときにこそ、ぶすっとした表情や、だらしのない表情をしていないかチェックするようにします。
表情筋とは、表情をつくるときに動く顔全体の筋肉のことで、からだのほかの筋肉(骨格筋)と違うところは、骨ではなくて皮膚についていることです。
そのため、豊かな表情をつくることができます。
しかし、それだけに、表情筋がたるむと皮膚もいっしょにたるんでしまいます。
シワを深める表情筋エクササイズなどは禁物ですが、ある程度筋肉を鍛えるトレーニングは有効です。
年齢とともにたれ下がってくるほおやあごの筋肉、とくに二重あごのようなたるみや下がった口角は、年齢を感じさせ、気になるものです。
これらのたるみには、適度な筋肉トレーニングが有効です。
その際には、器具を使ったトレーニングを取ら入れるようにします。
口にはさんで使う市販のグッズを利用したり、ペットボトルを使った口もとのトレーニングがよいです。
さらに、口もとのねるみには、家庭用の低周波美顔器もおすすめで、これは、電極を顔にあてて筋肉を動かすもので、筋肉を鍛えることでリフトアップにつながらます。
表情ジワをつくらずに筋肉を鍛えることができ安心です。
①500mlのペットボトルを用意
ペットボトルを用意し、フタを取ってごく少量の水を入れておきます(筋力の弱い人は、はじめは空のペットボトルから始めます)。
②くちびるで持ち上げてキープ
歯は使わずにくちびるでペットボトルをくわえて持ち上げ、そのまま10秒間キープします。
③これを3回繰り返す
②を3回繰り返し、慣れてきたら少しずつ水を増やします。
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目にクマができる原因とは・・・
クマができている人を見ると、疲労や睡眠不足でできるイメージがあります。
しかし、実際は、シワやたるみと同様に、肌老化によって起こることが多くあります。
クマと呼ばれるものには大きく分けて、「血液のうっ滞による青グマ」「むくみ、たるみによる黒グマ」「シミ、くすみによる茶グマ」の3種類があり、ケアの方法も変わってきます。
このなかで、女性が気にするクマは、たるみによる黒グマであることが多いようです。
そもそもクマは、どのようにできるのか。
眼球のまわりはクッションの役割をする柔らかい脂肪で覆われており、それをまぶたが支えているわけですが、まぶたの皮膚は人体の中でももっとも薄い部分です。
さらに皮脂腺が少なく、乾燥しやすくなっています。
それに対して、ほおは皮膚も厚く、皮下脂肪の多い部位のために、下まぶねとほおの間に境界線ができてしまい、それが一般にクマ(黒グマ)と呼ばれるものになるのです。
また、もともとメラノサイトの活動が盛んなため、こすったりするとすぐに色素沈着を起こして茶グマになります。
加齢によってまぶたの皮膚は次第に薄くなり、クマが出やすくならます。
クマの種類を見分けて早めに有効なケアを取り入れることが大切です。
<クマの見分け方>
まず、下まぶたを下に引っ張ってみます。
多少薄く見えるけれど完全には消えないようなら、血液のうつ滞による青クマの可能性があります。
青クマは遺伝的な要素が強く、子どものころからあるのが特徴です。
黒クマはたるみの一種なので、上を向くと目立たなくなるのが特徴です。
顔を天井のほうへ向け、手鏡でクマが薄くなっているか確かめてみます。
引っ張っても上を向いてもクマが薄くならないようなら、茶クマです。
コラーゲン注入やヒアルロン酸注入で改善されます。
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目のクマの種類と予防・・・
①青クマ(血液のうっ滞)
目の周囲は目を動かすために血液が集まっており、目が疲れると血液がよどみ、薄いまぶたの皮膚を通して透けて見えるのが青クマです。
色が白い人やまぶたの薄い人は目立つ傾向にあります。
冷え症で血行の悪い人にもよく見られます。
青クマを改善するには、皮膚の厚みを増すケアが有効です。
コラーゲンを増やすビタミンC誘導体、レチノール入りの化粧品でケアします。
冷え症改善のための適度な運動も取り入れます。
ふだんのメイクでは、コンシーラーでカバーすると目立たなくなります。
②黒クマ(むくみ・たるみ)
もともと薄い下まぶたの皮膚が年齢とともにさらに薄くなり、弾力も失われていきます。
そして眼下脂肪を支えられなくなり前にせり出してきます。
そこに影ができて、黒っぼく見えるので、黒クマと呼ばれ、いちばん多いタイプのクマです。
シミではないので、コンシーラーでは隠れません。
皮膚のたるみが原因なので、青クマと同様、コラーゲンを増やすお手入れをします。
むくみ体質の人は塩分や冷たい飲み物をひかえるようにします。
改善がむずかしいクマなので、どうしても気になる人は美容外科でたるみを取る手術を受ける方法もあります。
③茶クマ(シミ・くすみ)
目の下に小さなシミができ、それが連なってクマのように見えるものです。
また、目をこするくせや目もとに湿しんがある人は、まぶたの角質が厚くなります。
これがくすみとなり、クマのようになることもあり、これを茶クマと呼びます。
厚くなった角質に対してはピーリンクをおこないます。
ただし、湿しんができやすい人や、かゆみなどの症状が伴う場合は、まずは皮膚科医に相談が必要です。