紫外線が強い場所へ行くときの注意点・・・

紫外線が強い場所へ行くときの注意点・・・

海や山など紫外線が強いところに行くときや、レジャーなどで一日中外にいるような日には、ノンケミカルにこだわらず、SPF50、PA+++程度のUVカット効果の高いものを選ぶようにします。

必要であれば、ウォータープルーフタイプを使います。

厚めにしっから塗り、汗や水で日焼け止めが落ちてしまったら、塗ら直すようにします。

しかし、肌の弱い人は、数値の高い日焼け止めを塗るとかぶれてしまうことがありますので、そのような人は、敏感肌用のものを選び、こまめに塗ら直すようにすると効果的です。

顔は、ファンデーションを厚塗りすれば、日焼け止めなしでも大丈夫です。

日焼けはシミの大きな原因ですが、シミをできにくくするためには、ビタミンCを積極的に摂取するのが効果的です。

ビタミンCには抗酸化力があり、紫外線に対する抵抗力をつけることができるのです。

もし、レジャーもなどで出かける日がわかっているのであれば、2週間ほど前からビタミンCを多めに摂るようにするとよいです。

ビタミンCはサプリメントでの摂取が便利ですが、からだへの吸収率は、天然のものから摂取した場合のほうが高くなります。

ビタミンCは、野菜やお茶から摂るようにします。

<夏の海>

紫外線量は春先ごろから増え始め、6~7月にピークになり、砂浜や水面は紫外線の反射もあります。

<山の上>

標高の高い山の上は、紫外線量も多くなりますので、涼しくても紫外線は強いのです。

<雪の上>

新雪は80%の紫外線を反射するというデータがあり、スキー場なども紫外線が強いです。

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生理前や妊娠中は紫外線ダメージが・・・

女性のからだは、生理周期によってホルモンバランスが変わっていきますが、毎月の生理前に訪れる「黄体期」には、紫外線感受性が高まり、ふだんよりも紫外線に敏感になり、日焼けしやすくなるので、とくに念入りなUV対策が必要です。

黄体期は、排卵から生理が始まるまで続き、また妊娠中も同様に、ホルモンの影響で紫外線感受性が高まります。

ただし、妊娠中にシミができやすくなるのは、ホルモンのせいだけではないようです。

体調がすっきりしないためにスキンケアがおざなりになったり、仕事に行かないからとノーメイクで過ごしたり、ということも原因になります。

最低限外出時に、ファンデーションだけは塗るようにします。

ホルモンバランスだけでなく、ストレスによっても紫外線の影響を受けやすくなり、ストレスがたまってくると、自律神経の働きによって副腎皮質ホルモンが分泌されます。

このホルモンは、シミの原因になるメラニンの生成に関係があり、増えるとシミができやすくなるのです。

また、本来、人間の体内には、紫外線の害から肌を守る抗酸化物質をつくる働きがありますが、この働きは年齢とともに低下していきます。

そのため、食べ物などから抗酸化物質を補給することも必要です。

黄体ホルモンとは、妊娠に備えて子宮内膜を厚くする役割をもつホルモンで、排卵後に分泌が高まります。

黄体ホルモンが分泌される「黄体期」は、排卵日から始まり、生理が始まるまで約14日間続きます。

黄体期は日焼けしやすく、ニキビもできやすく、むくみや一時的な体重増加もあります。

毎朝、基礎体温を測ってみると、排卵を境に体温が上昇し、黄体期の間は高温が続きます。

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紫外線は暑いかまぷしいか・・・

紫外線対策を正しくおこなうためには、紫外線のことを正しく知る必要があり、紫外線は、太陽光線に含まれているものです。

太陽光線のうち、5%は紫外線、50%は可視光線で、残りは赤外線です。

可視光線はまぶしく、赤外線は暑さ、暖かさを感じさせせすが、紫外線自体には、暑さもまぶしさもありません。

紫外線には、A波(UV-A)とB波(UV-B)、C波(UV-C)があり、紫外線A波はエネルギーは弱いものの、じわじわと肌の真皮にまで到達し、シミやシワの原因となる紫外線です。

量も多く、紫外線B波の10~100倍の量が日光に含まれています。

紫外線B波はサンバーン(肌を赤くヒリヒリさせる状態)を起こすほどエネルギーが強いものの、肌の奥までは到達しないのが特徴です。

紫外線C波は、ほとんど地上には届かないといわれています。

A波、B波ともにシミやコラーゲンの劣化、光発がん、肌老化を引き起こす原因になるねめ、徹底的に紫外線をブロックし、肌を守る必要があるわけです。

<紫外線B波(UV-B)>

エネルギーが強く、肌を赤くしたりヒリヒリとさせたりするパワーを持った紫外線です。

A波に比べると日光の中に含まれる量は少ないものの、いわゆる「日焼け」を引き起こし、A波と同様、コラーゲンの劣化や光発がんを引き起こす原因になります。

パワーは強烈ですが、雲やガラスなどでさえぎられやすいのが特徴です。

<紫外線A波(UV-A)>

エネルギーは弱いが波長が長く、雲をも透過するため、曇っている日でも影響力が大きい紫外線です。

タンニング(皮膚が黒くなること)を起こすほか、肌の真皮まで到達するため、シミ、シワをつくり、コラーゲンの劣化や光発がんを引き起こす原因もなります。

ガラスも透過するので、室内にいても浴びる可能性があります。

<紫外線C波(UV-C)>

A波、B波に比べ、太陽光線に含まれる量は少なく、地上にはほとんど届かないといわれています。

しかし、近年のオゾン層の破壊により、C波もわずかながら地上まで到達してしるという報告もあります。



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