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うつ病の人への対応はどうすればよいのでしょうか?
まずは冷静に話を聞いてあげることが大切なんですね。
そして、うつ病の治療の基本は休養をとることなんですね。
もしかしたら、仕事や学校などを休むことに抵抗を感じるかもしれませんが、人生を長い道のりだと考えると今は治療をすることが最優先なんですね。
うつ病の人の状態には波があるといわれています。
症状がよくなってくると調子のよい日が現れるようになるんですが、翌日には不調の波が来るときもあるんですね。
ですので、その日の波に一喜一憂しないで、完全に治るまで見守ってあげることも大切なんですね。
子供にはうつ病であることを正直に話して、理解と協力が必要であることを伝えることも大切なんです。
うつ病を隠そうとしても、子供は元気をなくした親の変化を見るときっと不安な思いを抱くと思いますよ。
またですね、うつ病の治療薬を服用してしまうと依存してしまうとよく言われますが、それは誤解なんですね。
逆に勝手に服用を中断することの方がうつ病を悪化させる危険があるんですね。
もし中断してあげたいと思ったなら、お医者さんに相談してみてくださいね。
またですね、うつ病が病気であることを認識することも大切なことなんです。
誰でもかかりうる病気で、程度の差はあるけれども必ず治る病気であることを理解するんです。
薬物による治療が必要ですし、薬物治療は有効であることも理解するんです。
あせらずゆっくりとした気持ちになって、決して励まさないことも大切なんです。
「負けるな」とか「強くなれ」とか「しっかりしろ」とか「気合いだ」とか・・・
激励はただでさえ懸命にがんばろうとしている本人に、焦りを与えているのと同じことですからね。
最悪、自殺という方向へ舵取りをさせてしまうことにもなりかねないですからね。
周囲の余裕のある態度が大切ですからね。
当事者よりも周囲の人は健康なんですから、とにかく余裕を持つように言い聞かせてくださいね。
話したり、聞いてあげたりして寄り添ってあげてくださいね。
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うつ病の治療とはどのようなものがあるんでしょうか?
うつ病の治療には休養、精神療法、薬物療法があるといわれているんです。
ただ、先ほども話しましたが、うつ病の治療の中でも心と体を十分に休養させることが最も重要なんですね。
毎日をフル回転で送ってきた人達に、いったんブレーキをかけることは、新たに自分のペースをつかむきっかけになるんですね。
休養をとることで、薬物療法の本来の力が発揮できるともいわれているんですね。
抑うつ症状の強い時期には静かな環境で安静を保つ必要があるんですね。
抑うつ状態とは、気分が落ち込んで活動を嫌っている状態であり、そのため思考、行動、感情、幸福感に影響が出ている状態のことなんですね。
また、3食をなるべく決まった時間に摂り、一定の睡眠時間を保つなど生活リズムを乱さないようすることも大切なんです。
気が向くようなら散歩などの軽い運動も心と体に良い影響をもたらすんですよ。
うつ病の人は早く治したい、早く仕事に復帰したいと強く思いを抱いているんです。
でもですね、大事なのはそれをもどかしく感じてあせらないようにすること。
あせって無理をすると余計悪化してしまうんですね。
またですね、うつ病の人は自分に自信を失って人生を左右するような決断を下してしまうこともあるんです。
退職を決意する、離婚を申し出る、大学を退学する、などなど・・・
人生に大きな影響を及ぼすような重大な決定は、必ず先送りすることが大切なんですね。
抑うつ状態のときに、そんな大切なことを決める必要はないんですね。
回復してもそれでも気持ちが変わらなければ、その時に決定すればいいんです。
またですね、仕事や家事を休むことで自分の存在価値を見失っている人もいるかもしれません。
この病気はできなくなったことに目が行きがちになるんですね。
回復期には少しずつでもできることが増えてきますから、ちょっとしたことでもできることへ目を向けるようにすると気分がだいぶん違うんですよ。
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うつ病のサインとはどういったものなんでしょうか?
うつ病は日本では15人に1人が、一生のうちに一度はかかる病気なんですね。
うつ病のサイン、心の不調のサインは自分では気づきにくいんです。
また、気づいたとしても自分だけで抱え込み、誰にも相談できない人が多いんです。
うつ病の治療では早期発見、早期対応が大切なんですね。
心の不調のサインに気づいたら、一番身近な存在の家族が話しかけてあげるのが一番なんですね。
実際のうつ病のサインとは・・・
朝早く目が覚めてしまう。
夜中に何度も目が覚めて眠れない。
寝つきが悪い。
睡眠に問題があるようですね。
さらに、食欲がない、食べてもおいしくない、また逆に、食欲が急に増えることもあるようです。
また、朝からぐったりと疲れ切っている。
疲労感が抜けない。
頭が重い、肩・首が重い。
下痢や便秘が続く。
気分が落ち込んでる、何事にも悲観的になる、憂鬱になる。
何事にも興味が持てない、何をするにもおっくう。
イライラして落ち着かない、不安がつきまとう。
会社に遅刻すること増えた、欠勤することが増えた、会社に行きたがらない。
口数が減る、否定的な発言が増える。
これらのサインが続くようなら注意が必要ですからね。
まずは声をかけてあげてくださいね。
そして、本人が一番言いたいことは何かを理解してあげてくださいね。
本人があまり語りたがらないようなら、「話したくなったらでいいよ」って伝えてあげてくださいね。
無理に聞き出す必要はないので、そっと見守ってあげるだけもいいですからね。
いろいろお話ししましたが、参考にしてくださいね。