クエン酸サイクルで脂肪燃焼・・・
酢の健康効果の主成分は酢酸によるもので、酢に含まれる酢酸は体の中でクエン酸に変わり、ブドウ糖がエネルギーとして使われるしくみ=クエン酸サイクルを円滑にします。
クエン酸サイクルがきちんと働かないと、糖の中間代謝物であるアセチルCoAやピルビン酸が体内にたまります。
すると、ピルビン酸は疲労物質の乳酸へと変わり、エネルギー化されないままのアセチルCoAは、脂肪へと変換されて、体内に蓄積されてしまうのです。
ですから、クエン酸サイクルを円滑にして代謝を促し、糖を効率よくエネルギーに変えることは、内臓脂肪をためないためにはとても重要です。
また、酢には食後の血糖値の上昇を緩やかにすることや、血圧を下げる働きなどが確認されていて、その効果を得るには、1日に1杯(約15cc)を目安に摂るとよいとされています。
お酢ほ原料によって醸味や風味、含まれるアミノ酸の種類などに違いがあります。
アミノ酸の多さでは黒酢が群を抜いています。
このほか米酢、りんご酢、ワイン酢などがあるので、料理に応じて使い分けます。
最近は飲むための酢として、さまざまなフルーツ酢も手軽に購入できます。
飲みやすく作られているので、酸っぱいのが苦手な人でも、水や牛乳で割って飲んでもおいしくいただけます。
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カルニチンで脂肪燃焼する・・・
カルニチンは脂肪の代謝に関わるアミノ酸の一種で、ダイエットへの効果で注目されている栄養成分です。
主に筋肉や心臓で脂肪酸の中の長鎖脂肪酸がミトコンドリア内へ運ばれる時の輸送役として働き、また、中間代謝物であるアセテルCoAをミトコンドリア外へ運び出す際にも働いています。
このように体内で脂肪の代謝が活発に行われるためには大切な栄養素で、狭心症や心不全の症状を軽くするほか、コレステロールの増加も抑えることがわかっています。
普通は、肝臓などで、必須アミノ酸のリジンやメチオニンから合成されるので、足りなくなることはありませんが、加齢とともに体内での合成が少なくなってきます。
また、太っている人のほうが、体内でのカルニチンの量が少ないというデータもあって、メタボのお腹が気になる人は、カルニチンを意識した食生活が必要です。
食品の中にでは羊肉に比較的多く含まれていて、このほかにはあまり多く含まれていませんが、牛肉やカツオにも含まれています。
外食する時に、ジンギスカンや、ラムチョップ、子羊のグリルなど、羊の肉を意識してもよいかもしれません。
ちなみに、生後1年未満の羊の肉をラム、それ以上のものをマトンといいます。
また、カルニテンのサプリメントなどを利用するのも一案です。
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お茶で内臓脂肪の減少をする・・・
最近はメタボ予防に着目した、体脂肪減少に効果のある、トクホ(特定保健用食品)のお茶が人気を集めています。
脂肪の吸収を妨げて体外に排出するタイプと、脂肪の燃焼を促進してエネルギーとして消費しやすくするタイプがあります。
前者の代表的なものとして、ウ一口ン茶重合ポリフェノールの働きに着日したウ一口ン茶があります。
半発酵茶であるウ一口ン茶は、茶葉の発酵過程でカテキン類が結合してウ一口ン茶特有の多種類のポリフェノールができますが、その中で特に脂肪僻収抑制効果の高いものを、ウ一口ン茶重合ポリフェノールといいます。
このポリフェノールは、小腸内で脂肪の吸収を妨げ、外へ排出してしまう作用が確認されています。
後者の、脂肪の燃焼を助けるものとして注目されているのが、緑茶の茶カテキンを高濃度で含んだお茶です。
高濃度の茶カテキンが肝臓での脂質代謝を活発にして、脂肪のエネルギー消費効果せ高める作用が明らかになっています。
どちらもトクホ(特定保健用食品)として認可されているものが市販されています。
値段は普通のお茶に比べて高めですが、しばらく続けてみるのもよいかもしれません。
このほか、コーヒーに含まれるカフェインの効果も忘れてはいけません。
脂肪分解酵素のリパーゼの働きを活性化させて、体内の脂肪の燃焼促進作用があります。
運動する20分くらい前にコーヒーを飲むと脂肪燃焼が高まります。
もちろん砂糖とミルクは抜きです。
コーヒーを何杯も常飲している人に糖尿病になる人が少ないというデータもあります。
1日3杯程度を目安に飲むといいといわれています。
また、コーヒーに含まれるカフェインは、培煎時の加熱によって減少するそうです。
ですから深煎りの豆を使うエスプレッソよりも、浅煎り豆で入れるアメリカンコーヒーの方がカフェインの量が多く含まれています。