海藻からマグネシウムを摂る・・・

海藻からマグネシウムを摂る・・・

マグネシウムをしっかり摂ると、肥満や、糖尿病の発症を予防する効果があり、この働きにアディポネクチンが関係していることがわかってきました。

マグネシウムと糖尿病の関係は以前から研究されていて、マグネシウムはインスリンの効き目を低下させる「インスリンの抵抗性」を改善するといわれています。

この働きに関わっているのがアディポネクチンで、マグネシウムを十分に摂ることで、アディポネクナンが活性化され、内臓脂肪を減少させたり、インスリンの効きをよくすると考えられるのです。

マグネシウムが含まれている食品といえば、昆布やひじき、わかめなどの海藻類やごま、アーモンドなどの種実類です。

なかでも毎日の食事でマグネシウムを摂るには、海藻はもってこいの食品です。

カロリーもほとんどゼロで、しかも食物繊維が豊富ですから、メタボ予防に最適です。

毎日の食事に、上手に海藻を取り入れて内臓脂肪を減らすようにします。

ひじきは煮るだけでなく、肉や油揚げと一緒に妙めたり、レンコンやインゲンなどとサラダにすると飽きずに食べられます。

わかめは味噌汁やスープ、サラダや酢の物が定番ですが、少量の植物油でさっと妙めてもおいしくいただけます。

また、昆布は意外と食卓に上る頻度が少ないかもしれませんが、だしを取った後の昆布はだしとしょう油でさっと煮たりします。

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便秘を解消すると代謝が良くなる・・・

食物繊推とは、体内で消化吸収できない食物成分の総称で、その性質から不溶性食物繊維と水溶性食物繊維に分類されます。

いずれの食物繊維にも大切な働きがあり、ダイエットの強い味方として、内臓脂肪を減らすために役立ちます。

穀類や根菜、野菜などの繊維質の多い食品に含まれる不溶性食物繊維は、噛みごたえがあるので、満腹感を得やすくなります。

胃での停滞時間も長いため、腹持ちがよいというメリットがあり、食べすぎを防ぐにはもってこいです。

さらに、消化管内を通過する際に、コレステロールを吸着して排出するほか、発がん物質などの有害物質の排出にも一役かっています。

また、不溶性食物繊維は、腸の嬬動運動を活発にしたり、腸内細菌のエサとなって、善玉菌を増やして腸内環境を整え、便のかさを増やして、やわらかいよい便をつくります。

内臓脂肪を燃焼するには、代謝のよい体にしておくことが必要ですが、そのためには排便のリズムを整えることも重要です。

なぜなら、便秘は代謝を低下させるからです。

便秘がちだから代謝が悪いのか、代謝が悪いから便秘がちなのかは、互いに影響しあっているので一概にはいえませんが、いずれにしても、代謝がスムーズに行われないと内臓脂肪も落ちにくく、ダイエットはなかなか進みません。

白米に玄米や麦を混ぜたり、根菜や野菜、きのこ類を積極的に食べて、食物繊維を摂るようにします。

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ヌルヌル成分がメタボに効果がある・・・

水溶性食物繊維とは、水分を含んだヌルヌルした成分で、「センイ」という言葉のイメージとは違いますが、れっきとした食物繊維です。

コンニャクに含まれるコンニャクマンナンや、山芋、里芋、オクラなどのヌメリ成分ムチン、海藻に多いアルギン酸ヤフコイダン、りんごやキウイなどの果物に多いペクチンなどです。

内臓脂肪がたまっている人の多くは食べすぎ傾向にありますが、水溶性食物繊椎を含む食品なら、過食予防に役立ちます。

ヌルヌルとした性質が食物の胃の中での停滞時間を長くするので、腹持ちをよくするからです。

なかでも、コンニャクや寒天、海藻類は、エネルギーが非常に少なく、ほとんどノーカロリーです。

食事に上手に取り入れて、エネルギーオーバーを防ぎます。

内臓脂肪が増えると、脂肪細胞から分泌されるインスリンの効きを悪くする物質が増加し、インスリン抵抗性が高くなるため高血糖を招きやすくなります。

血糖値を上昇させない食事の工夫として、積極的に水溶性食物繊維=ヌルヌル食品を利用します。

ゲル状になった水溶性食物繊維が、糖の吸収を緩やかにするので、食後の血糖値の急上昇を抑えられます。

また、胆汁酸を吸着して体外に排出しますが、胆汁酸はコレステロールを原料に肝臓でつくられるので、結果的にコレステロールの減少にもつながります。

このほか、昆布などに多いアルギン酸は高血圧の予防に役立ちます。

アルギン酸は食品中でカリウムなどと結合していますが、消化管内で遊離したカリウムが血液中のナトリウムと結合して排出されることで血圧が下がるというしくみです。

内臓脂肪を増やさないだけでなく、血糖値、コレステロール、血圧と、メタポリックシンドロームの危険因子にも働くのですから、積極的に食べます。



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