疲れ目のケアは目頭とこめかみのツボを押す?
スマホやパソコンの普及などにより、誰もが無意識で目を酷使しているんですね。
目がショボショボする、充血するといった直接的な症状のほかにも、目の酷使には頭が重い、肩がこるという不快症状を引き起こすんです。
また、年とともに目も老化しますので、少しのことでも疲れやすくなってくるんですね。
そこで「目が疲れてきた」というときには、次のような刺激を行うと良いんです。
目頭にある晴明と、こめかみにある太陽というツボです。
この2つは「目が疲れたな」というときに、自然と手がいく部分なんですね。
まず、晴明を中心に目の周りの骨に沿ってグルリと指でよくもみほぐし、目の周りを4~5周するんです。
そのあと、太陽のツボのあたりに左右それぞれの手のひらの腹の部分を当て、グルグルとよく押しもみするんです。
晴明と太陽のツボ刺激だけでもずいぶんスッキリとし、症状は楽になるんですよ。
疲労を完全にとり除くために、さらに2つツボがあるんです。
まず一つは、首の後ろにある風池なんです。
ここは目と非常に関係の深いツボで、刺激を与えると眼球の後ろ側に響くんです。
場所は髪の毛の生えぎわあたり、耳の後ろの付け根にある骨と、首の後ろの太い筋のちょうど中間にあるんです。
息を吸いながら、両手の親指で左右の風池を5~6回押すんです。
もう一つは合谷(ごうこく)で、手の甲、親指と人さし指の骨の付け根の交わるところのすぐ手前にあり、反対の手の人さし指でグルグルと10回程度押しもみするんです。
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目の周りのツボをマッサージして疲れ目をケア?
目の周りをマッサージすると、血行がよくなって疲れ目が改善できるんですよ。
まず、左右の手を軽く握り、握りこぶしを作ります。
そして、人さし指の側面で眉毛の上を眉頭から眉じりに向かって数回こすります。
それがすんだら、目の下も眼窩(眼球の入っている頭骨の穴)の骨の縁に沿って同様に数回こすります。
これだけでも、目がスッキリするんですよ。
また、手のひらをこすり合わせると、手に「気」が集まり、だんだん手の平があたたまってくるんです。
あたたまってきたところで、その手を両方の目に当てるんです。
「気」が目に与えられて、疲れ目が解消できるんですよ。
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手の甲にあるツポにお灸をして目の疲れをケア?
眼精疲労を改善する特効ツボとしてよく使われるのが、合谷(ごうこく)なんです。
合谷は手の甲にあり、親指と人差し指の骨の付け根の部分にあるツボなんですね。
首から上の頭部全般の病気を治療するときの基本的なツポで、特に眼の病気には欠かせないんです。
合谷を刺激すれば、眼精疲労からくる頭痛、さらには目の充血やものもらいさえも改善することができるんです。
合谷の刺激法として、ニンニクを薄くスライスしたものを合谷におき、その上にもぐさを円錐形に形作ったものをのせ、火をつけるんです。
熱くなったらとり除き、これを3~5回線り返します。
この方法ならやけどの心配もなく、しかも熱さがニンニク全体に伝わるので、多少ツボの位置がずれても心配ないんですね。
さらに併用したいのが目の周辺の指圧で、目の周辺には晴明、四白というツボがありますが、ツボにこだわらず、目の周りの骨のきわに沿ってぐるりと指圧するんです。
仕事中、ほんの1~2分でも行えば、目の疲れはかなり軽減されるんですよ。
また、眼精疲労の人の中には、精神的なストレスが原因の人が多くみられるんです。
このような場合には、合谷のほかに神経をしずめる作用のある太衝(たいしょう)というツボを刺激するんですね。
太衝は肝経と呼ばれる経絡に属し、足の第1指、第2指の間を甲のほうに向かってさすり上げていくと、骨にぶつかり、指の止まるところがあるんです。
これが太衝で、合谷と同様に刺激してみると、目の疲れが改善されるんです。
目の疲れをとるツボやマッサージについていろいろお話しましたが、やりやすいところから試してみてくださいね。