朝飯抜きのダイエットは効果があるのか・・・
痩せるために朝食を抜いて1日2食にすることで、食べる量を減らしてダイエットをしている人が多くいます。
本当に摂取エネルギーが減らせているのかについて、実際は、食事を抜くと、脳の神経は空腹状態=身体の危険と判断しこれを回避するために、次の食事でしっかり食べるように指令を出します。
そのせいもあって、朝食べていないからこれくらいOKと間食をしてしまったり、昼食にドカ食いをしてエネルギーオーバーになってしまうのです。
朝食でなくとも、1日2食にすると他で余分に食へてしまいがちで、しかも、お菓子などの糖分の多いものでお腹を満たしてしまうと、ダイエットどころではありません。
決まった時間に食事としてきちんと食べたほうが栄養のバランスも崩れにくいので、かえってダイエットには近道なのです。
不規則な食習慣は、体に負担をかけます。
現在、血糖値が高めの人はなおさらのこと、朝食は大切です。
朝、空腹のまま活動を始めると、エネルギーを確保しょうと血糖値が上がっていきます。
1日の始まりを高めの血糖値でスタートしてしまい、低めに維持することが難しくなってしまうのです。
現在朝食抜きの生活に慣れてしまっている人は、たとえばバナナ1本とか、牛乳やヨーグルトだけでもいいので、何か食べて出かけるクセをつけるようにします。
徐々に、バランスを考えた朝食が食べられるようになります。
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果物を食べるダイエット方法とは・・・
果物はビタミンやミネラルが豊富なので、できるだけたくさん食べたほうがいいと思い込んでいる人がいます。
なかには、果物だけで食事をすませる人もいます。
確かに果物にはビタミンCやカリウム、食物繊維など、健康推持に欠かせない栄養素が豊富に含まれていますが、同時に、とても吸収のよい果糖やブドウ糖もたくさん含まれています。
朝食べる果物には価値があるといわれますが、これは果物の糖分が、1日の活動をスタートさせるのに素速くエネルギーになるからです。
病人へのお見舞いに果物が選ばれるのも、少ない量でも効率よくエネルギーになるからです。
ですから、必要以上に食べたら、かなりの高カロリーで当然肥満の原因になってしまいます。
では果物は食べないほうがいいのかといえば、それもまた間違いで、厚労省の調査によると、果物をたくさん(1日平均280g)食べているグループとあまり食べないグループ(1日平均35g)ではたくさん食べるグループのほうが脳卒中などの循環器系の病気の発症が低いという結果が出ました。
ではどのくらい食べればいいのか。
果物を食べる目安は1日に200g、みかんなら2個、りんごや梨、桃などは1個で約200gです。
できれば、いくつかの果物を組み合わせて200gにすれば栄養バランスもよくなります。
皮をむいたり包丁を使うのが面倒な人にはバナナやみかん、いちごなどがおすすめです。
また忙しいときには、すぐに食べられるカット売りのものが便利です。
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野菜はジュースで摂るのが良いのか・・・
スーパーには実にいろいろな野菜ジュースが並んでいます。
なかでも気になるのが「1日分」をうたった商品で、これを飲めば1日分の野菜が摂れると思いこんでいる人が多いのです。
これらのジュースの多くは1日分の野菜に相当する量の野菜からジュースを作っているというもので、これ1本で1日の野菜を食べたことにはなりません。
ビタミンやミネラルなどの補給にはなりますが、噛みごたえや食事のかさを増すなど食物繊維の役割はジュースでは補えません。
野菜ジュースはあくまで、食事で不測する分を補うものと考えて利用するようにします。
また、ヘルシーなオイルの代表オリーブオイルで、サラダのドレッシングだけでなく、妙め物やバターの代わりにパンにつけたり、いろいろな使い方をしている人も多いのです。
確かにオリーブオイルには悪玉コレステロールを減らしてくれる一価不飽和脂肪酸のオレイン酸がたくさん含まれていて、メタボ予防にも頼りになる油です。
けれども、カロリーが低いわけではありません。
他の植物油とエネルギーは変わりなく、油断して使いすぎると、減らすはずの内臓脂肪が増えてしまいます。
オリーブオイルといえども、油の使用量を抑える工夫を忘れないようにします。