内臓脂肪を燃焼させて落とすダイエットとは・・・
内臓脂肪型肥満とは、内臓脂肪が溜まることによって起こる肥満という状態をいい、中高年の男性に多く腹が出ているという肥満の型です。
内臓脂肪症候群(メタボリック・シンドローム)とは、内臓脂肪型肥満によって、高血圧、脂質代謝異常、糖尿病などの疾患を生じているという疾患群の総称になります。
内臓脂肪とは、腹腔内、内蔵周りにつく脂肪です。
この脂肪が多いと内臓脂肪型肥満といいます。
男性と閉経後の女性に多くお腹だけがポッコリしているのはこのタイプです。
皮下脂肪は皮膚と筋肉の間につく脂肪で、下半身の太さに悩む女性に多いのが、この脂肪が多い皮下脂肪型肥満というものです。
内臓脂肪は付きやすく取りやすい性質がありあるので、飲みすぎ食べ過ぎで簡単についてしまいますが、ダイエットで簡単にとれるのです。
内臓脂肪が皮下脂肪と違うのはホルモンを分泌しインスリンの働きを抑えてしまうので糖尿病のリスクが高まりますから太り方としては内臓脂肪型肥満の方が要注意なのです。
内臓脂肪は比較的落ちやすく「普通預金型」と言われています。
いつでも増やしたり減らせますよね。
皮下脂肪は落ちにくく「定期預金型」と言われています。
コツコツ積み立てて、崩せないですね。
ですので、ダイエットしたら内臓脂肪から落ちていきます。
内臓脂肪は2~3ヶ月程度の期間の有酸素運動でびっくりする位の変化が出る事が多いのです。
但し有酸素運動は筋トレと違い殆ど毎日に近い位は継続が必要になります。
一回の時間は最低でも30分以上、連続では無くても良く、エアロバイクでもウォーキングでもランニングでも何でも良いのですが体がついて来る様になったら1時間程度まで伸ばしてみます。
やっぱり結果が出したければ1回(30~60分)の時間で500k~700kカロリー程度は消費する内容の運動は必要ですね。
内臓脂肪が気になる食事の摂り方としては、内臓脂肪の原料になる糖質を摂取しないことが第一です。
次に、動物性脂質でも植物性脂質でも摂取するときは、糖質と一緒に摂取しないことです。
デザートのように、ステーキを食べた後に、糖質を摂取することもいけません。
なぜなら、脂質は、必要量以上は、小腸から吸収されない仕組みなのですが、糖質を摂取すると、この仕組みが壊れ、摂取した脂質が全て小腸から吸収され、皮下脂肪や内臓脂肪になるからです。
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内臓脂肪と皮下脂肪の違いとは・・・
内臓脂肪のたまりすぎが糖尿病、高血圧症、高脂血症を招き、その結果、動脈硬化が進んで脳梗塞、心筋梗塞という深刻な病気を引き起こすものです。
病状によっては死亡や寝たきりにもつながる恐ろしい疾患です。
メタポリックシンドロームにならないために、内臓脂肪について正確に知っておきたいものですが、内臓脂肪と皮下脂肪を混同している人は意外に多いようです。
まずは、2種類の脂肪の違いをおさえておくと、内臓脂肪と皮下脂肪の最大の違いは、脂肪のつく場所です。
内臓脂肪は腸の周囲にある腸間膜と呼ばれる部分や肝臓につきます。
皮下脂肪の場合は、お腹やお尻、脚なとの皮膚の下につきます。
「最近、お腹は出てきたけれど、全身が太っているわけじゃないから、まだ大丈夫」と思ったら大間違いで、お腹周りが大きくなってきたというときは、内臓脂肪がつき始めた証拠なのです。
お腹だけがポコッと出ている場合こそ要注意です。
手でつまめるかどうかも見分けるポイントになります。
内臓脂肪のつく腸間膜は腹筋よりも下の位置にあるため、手でつまもうとしてもつまめません。
一方の皮下脂肪は皮膚のすぐ下にあるため、簡単に手でつまむことができます。
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内臓脂肪の多い人は脂肪肝の危険がある・・・
内臓脂肪をためこんでいる人は、肝臓にも脂肪がたまっていることが考えられます。
なぜなら、肝臓はエネルギーを供給するとともに、余分な脂肪分を貯蔵する働きがあるからです。
脂肪が多すぎると、慢性的に肝臓に脂肪がたまった状態になります。
これを脂肪肝といいます。
肝臓に一度たまってしまった脂肪はなかなか取り除くことができず、自覚症状もほとんどないために、気づかないうちに肝臓が腫れて重くなり、肝機能が低下して肝炎を発症します。
肝炎は肝硬変、肝臓がんといった重い病気に進展する可能性もある恐ろしい病気なのです。
肝臓に脂肪分がたまる原因としては、アルコール類の飲みすぎがよく知られていますが、肥満や糖質、炭水化物の摂りすぎも原因になることは意外に知られていません。
アルコールが原因で脂肪肝になったものをアルコール性脂肪性肝炎(アッシュ)、アルコールを飲まないのに脂肪肝になったものを非アルコール性脂肪性肝炎(ナッシュ)といい、ナッシュのほうが肝臓がんになりやすいといわれています。
ナッシュは、過食はもちろんのこと、栄養バランスの悪い食生活によっても起こります。
特に、ご飯、パン類、麺類など糖質の多い食品だけで空腹を満たし、他の栄養素をしっかり摂っていない人や果物類や甘いものを頻繁に食べている人は注意が必要です。