お酒とたばこは肝臓に毒・・・

お酒とたばこは肝臓に毒・・・

肝臓病の人は、原則的に酒をやめることが必要です。

酒のアルコールは肝臓で分解されます。

その分解能力は人によって違いますが、肝臓の機能が低下しているときにアルコールを飲めば、ますます肝臓を酷使し、負担をかけるだけです。

アルコールが分解される際には、脂肪酸の合成が促されるので、酒を飲むことは脂肪肝の原因にもなります。

アルコール性肝障害の人は禁酒しますが、そのほかの肝炎の人は、主治医の許可が出ている場合に限り、少量をたしなむことはかまいません。

少量のアルコールは食欲増進にもつながり、精神的にリラックスする作用もあります。

血液の流れをよくして脳血管障害を予防するともいわれます。

特別な日に酒を飲みたい人は主治医に相談する必要があります。

たばこには、いいことは何もありません。

たばこの煙に含まれるニコチン、タール、一酸化炭素などの有害物質は肺から血液に入り込みます。

どれも肝臓が解毒しなければならない有害物質です。

ニコチンは、毒物で、たばこをまちがって食べた乳幼児や高齢者が亡くなるのは、ニコチンに毒性があるためです。

末梢血管を収縮させ、血圧を上げる作用もあります。

タールはコールタールの仲間の物質で、強い発がん性があります。

たばこの煙には、ベンゾピレンなどのタール系発がん物質が、40種類以上も含まれています。

たばこは肺がんのほかいろいろながんになるリスクを高めることがわかっていますが、肝がんも例外ではありません。

2002年にWHO(世界保健機関)が発表した調査でも「肝炎ウイルスの影響を除いても、たばこの影響がある」と結論づけています。

たばこの害は副流煙にもあります身近に喫煙者のいる人は、気をつけるようにします。

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食欲がないときは・・・

きちんと栄養をとらなけれぽと思っても、食欲が出ないときはあります。

そんなときは、あせらず、次のような食べる気を起こす工夫をしながら、食欲が回復するのを待つことが大切です。

○無理をしない

まず少し、ロにしてみます。

○好きな食品を食べる

自分の好みのものをロにして、それがきっかけで、ほかの料理に手が伸びることもあります。

○旬の素材を使う

旬の新鮮な素材は風味がよ<、値段も安く、食欲をそそります。

ほとんどの食材が、旬ではない季節とくらべて栄養価も高くなります。

○消化の悪い食材は避ける

食欲がないと胃液の分泌も減るため、ごぼう、れんこんなど食物繊維の多い食材、消化が悪い食品は避けるようにします。

○季節に応じた工夫をする

暑い日は、果物を冷たくして食べたり、甘い果汁や野菜のすりおろしを添えるなどして、少しでも食欲をそそる工夫をします。

主食を、食べやすいうどんや冷やむぎ、パンなどにかえてみるのもー案です。

冬はあたたかいスープやなべ物、ホットミルクなどで体をあたためながら食欲増進をはかるのもー案です。

○風味の強い素材を活用する

青じそ、しようが、にんにく、あさつきなどの香味野菜、レモン、ゆず、すだちなどのかんきつ類、こしょう、カレー粉などのスパイスなどをじょうずに使って、食欲を刺激します。

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合併症に対応した食事・・・

肝臓に病気のある人は、ほかにさまぎまな病気を患っている場合があります。

代表的な合併症での食事(療法)の注意点がありますので、該当する人は毎日の食生活に反映させる必要があります。

○糖尿病との合併

バランスのよい食事を心がけます。

摂取エネルギー量のコントロールが必要ですが、その量は医師の指導によって決められます。

最近はエネルギーをとりすぎる人が多いので、糖尿病の治療を優先させても、すぐ肝臓に悪影響が出るということはありません。

むしろ、血糖値をコントロールすることで、肝臓の働きもよくなることが指摘されています。

食事療法のポイントは、糖尿病も肝臓の病気も、適正エネルギーを摂取し、栄養バランスのよい食事をとることです。

○高血圧、心臓病との合併

食塩摂取を一日6g未満に抑えます。

1日の食塩摂取量は6g未満にします。

まず、しようゆ、塩、ソースなどの調味料を抑え、汁物や漬け物類は摂取しないようにすることが基本です。

加工食品(ハム、ウインナ、ちくわ、かまぼこ、干物類など)の食塩含有量にも注意します。

○脂質異常症との合併

脂質の量と質に注意します。

適正体重を維持できるエネルギー管理に加え、摂取してよい脂質の量は、エネルギー比率にして20~25%未満を目安にします。

その際、獣鳥性脂質を少なくして、植物性・魚類性脂質をとるようにします。

食物繊維もしっかり摂取します。

コレステロール値が高い場合は、コレステロールの制限も必要です。

○胃・十二指腸潰瘍との合併

消化のよい食事を心がけます。

とうがらしを使った料理など、刺激の強い食物、コーヒー、炭酸飲料などは避けます。

また、消化を促進し、胃への負担を少しでも軽減するため、食事にはゆっくり時間をかけ、よくかんで食べる習慣を身につけます。



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