逆流性食道炎の症状や原因とは
逆流性食道炎の症状は、みぞおちから胸の下にかけて焼けつくような、しみるような違和感があるんです。
胸やけが食事ごとに起こり、強い痛みになるんです。
また、食べ物が未消化で残り、もたれたような感じがあり、胸が締め付けられるような痛みがあるんです。
声がかすれたり、急に咳が出てしつこく続き、喉に痛みを感じたり、イガイガしたり、食べ物を飲み込みにくく感じたりするんです。
酸っぱい胃酸がこみ上げてきてきたり、ゲップが起こるんです。
こんな症状がある場合は、逆流性食道炎を疑う必要がありそうですね。
では、食道炎の原因とは何なんでしょうか?
食道から胃に移る部分は、括約筋の働きで食べ物が通るとき以外は閉じているんですね。
これは胃酸の逆流を防いでいるんです。
この機能が老化や手術などのために衰えてしまい、胃酸や胃の内容物が食道へ逆流してしまうんです。
健康な人は食道のぜんどう運動によって逆流物を押し戻すことができるんですが、これが正常に働かなくなると、強い酸性の胃酸に食道粘膜がさらされてしまうんです。
食道には粘液がないため酸に弱く、粘膜に炎症が生じて、ただれた状態になるんです。
これが逆流性食道炎なんですね。
胃酸は肉や脂肪分の多い食事の方が多く分泌されるんです。
十二指腸からコレシストキニンというホルモンが分泌され、食道括約筋が緩んだり、胃酸が増えたりするんです。
そして、脂肪がほかの栄養素に比べて消化に負担がかかるからなんですね。
食生活の欧米化によって逆流性食道炎が増えてきているんです。
また、太ると腹圧によって胃酸が上がりやすくなるんです。
便秘になることによっても腹圧が高めるんです。
お腹が張っているとき、胃は腸からの圧迫を受け、食道への逆流が起こりやすい状況になるんですね。
便秘の人の約10%の人に逆流性食道炎がみられるといわれているんです。
食べ過ぎや早食いも逆流性食道炎になりやすいといわれているんです。
食べ過ぎるとゲップが出るのは、食道と胃のつなぎ目が一時的に開いて、胃にたまった空気を出す現象なんですね。
このときに空気だけでなく胃酸も逆流してしまうことがあるんです。
早食いはよく噛まずに飲み込んでしまうため、食べ物と空気をたくさん飲み込んでしまうんですね。
またですね、アルコールや喫煙も胃に刺激を与えてしまうため、胃酸逆流を起こしやすくするんです。
食後はもっとも胃酸逆流が起こりやすいので、食べてすぐに寝ると、胃酸が重力で食道から胃に行かないため、胃酸が逆流してしまうと長時間食道内にとどまる恐れがあるんです。
また、前かがみの姿勢や腹部を締めすぎる服装、お腹に力を入れることが多い人は、お腹全体が圧迫され胃酸の逆流が起こりやすくなるんですね。
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逆流性食道炎に良い食事、悪い食事とは
逆流性食道炎を防ぐには脂肪分の多い食事を控えて、胃の刺激の少ないものを腹八分目に食べることが大切なんですね。
また、酸味の多い食品も控えるのがいいんですね。
油をオリーブオイル変えるとよいかもしれません。
オリーブオイルを使った料理を食べた後は、胸やけは起こらないといわれているんです。
オリーブオイルは下部食道括約筋をほとんど緩めないといわれているんです。
また、便秘を改善する効果もあるんですね。
逆にですね、逆流性食道炎を悪化させる食べ物は、脂肪の多い食べ物、チョコレート、アルコール、コーヒー、炭酸飲料、柑橘系ジュース、香辛料、玉ねぎなどといわれているんです。
餅やあんこ、まんじゅうなどもよくないといわれているんですね。
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逆流性食道炎の薬とは
逆流性食道炎の薬物治療は逆流する胃液の量を減らしたり、胃酸の酸性度を減らしたりする治療なんですね。
薬で症状をやわらげるとともに、生活習慣を改善していくことが大切なんですね。
逆流性食道炎の薬のまず一つは、胃酸分泌抑制剤で胃酸分泌を抑える薬なんですね。
具体的に言うと、プロトンポンプ阻害薬(PPI)、H2ブロッカーなどの薬なんですね。
逆流性食道炎は極めて再発率の高い病気なので、その薬を飲み続ける必要があるといわれいるんです。
薬を飲むのを止めてしまうと、すぐに症状がぶりかえしてしまうこともあるようです。
これらの薬は稀に副作用があるようで、肝機能障害や消化管障害が報告されているようです。
次に、消化管運動機能改善剤は食道の運動をよくして、逆流してきた胃酸を押し戻したり、胃の運動を良くして胃からの排出を促してくれるんですね。
逆流性食道炎についていろいろ話しましたが、参考にしてくださいね。