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ダニのアレルギーを布団乾燥機で予防する・・・
実は、重症のアレルギーを持つ人の約9割はダニが原因とされていることを知っているでしょうか。
アレルギーの原因となるダニは、コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニというヒョウヒダニです。
このヒョウダニは家全体のダニの8割以上を占めると言われています。
ヒョウダニの消化管にある酵素がアレルギー原因物質で、これがアレルギーの原因となります。
ダニアレルギーは、ダニのフンや死骸に多く含まれているのです。
アレルギーとは、原因となるアレルゲン物質が体に入ったとき、体の防御機能が過敏に反応してしまうことです。
アレルギー症状は、アトピー性皮膚炎、ぜん息症の咳、花粉症などの鼻炎、目のかゆみなどを引き起こすのです。
小児ぜん息やアトピー性皮膚炎は、ダニの死骸やフンが原因の一つと言われています。
また、ダニのライフサイクルは非常に早いのです。
布団内部で死んでいくため、増え始めると大量のダニアレルゲンが布団内部に蓄積していくのです。
そのため、布団の中のダニはどんどん蓄積していっているのです。
ですので、布団の汚れを除去しない限り、ダニの増殖を止めることはできないのです。
ところで、ダニは最低でも50℃以上の環境にダニを置くと、100%死んでいくと言われています。
50℃なら2~30分、60℃以上なら一瞬で死滅させることができるといわれます。
50℃以上になると、ダニの体内のタンパク質が変性を起こすので死んでしまうのです。
ですので、布団乾燥機などで50℃以上の環境にすることによって、ダニを死滅させることができそうですよね。
<参考>
ためしてガッテンでダニの撃退法とダニアレルギーの治療法について!
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子供のアトピー性皮膚炎はハウスダストやダニが原因・・・
ハウスダストとは家の中のホコリのこといい、1mm以下で目に見えにくく、空気中にも漂うホコリのことをいいます。
そして、そのハウスダストの中には1グラム当たりに1000匹のダニが生きているのです。
また、その他に、アレルギーの原因になる花粉などのアレル物質など、さまざまな物質が含まれています。
ハウスダストアレルギーは、家の中のダニやハウスダストが原因で起こるアレルギーと言われています。
しかし、ハウスダストが多かったから子供がアレルギーになってしまったというわけではないのです。
ハウスダストが多い家であっても、アレルギーにならない子供もいます。
アレルギーというものはその子が本来持っている体質によるのです。
アレルギーというものは、人それぞれが持っているアレルギーへの許容範囲を超えると症状が出るものなのです。
また、アトピー性皮膚炎の約70%がダニの死骸や糞が原因だと言われています。
家に生息するダニの中でアレルギーの原因となるダニは2種類います。
コナヒョウヒダニとヤケヒョウヒダニといい、これらのダニは、生きている間は人間にに影響を及ぼしません。
影響を及ぼすのは、そのダニから毎日糞が排出され、それらの糞やダニの死骸が粉砕されてさらに小さな粒子になると呼吸器や皮膚から体内に入ってしまうからなのです。
人間の体には、病原菌やウイルスなどを排除する仕組みとして、免疫反応があります。
体内に入った病原体に対して抗体という武器をつくります。
そして、同じ病原体が体内にまた入ってきても、この武器で排除して病気にならないようにします。
アレルギーとは、この免疫の仕組みが過剰に働くための起こるのです。
過剰にに排除する仕組みが働いてしまい、何らかの症状をだす状態をいうのです。
ただ、子供のアレルギーは、成長すると治ってしまうことが比較的多いのも特徴です。
アトピー性皮膚炎の方の約70%は、小学校入学以前に治ると言われています。
ただ、治すためには、アレルギー症状をできるだけおこさない状態を続けることが大切なのです。
アレルギーをおこさない状態が続けると、そのうち子供の体も強くなって、アレルギーを忘れてくるのです。
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子供の喘息(ぜんそく)はハウスダストやダニが原因・・・
喘息とは、咳や痰のほか、呼吸をするときにゼイゼイ、ヒューヒューという音を出して苦しい発作を繰り返す病気です。
一時的には発作は治まりますが、大発作を起こすと命に関わるような窒息状態になることもあるのです。
そして、ダニアレルギーの子供は小児喘息になる可能性が高いと言われます。
喘息にはアレルギー的要因による喘息と非アレルギー的要因による喘息があります。
アレルギー的要因とは、ダニやハウスダスト、動物の毛、カビなどが原因の喘息です。
非アレルギー的要因とは、風邪や運動などが原因の喘息のことです。
子供の喘息の90%以上はダニやハウスダストなどのアレルギー的要因によるものと言われています。
喘息発作とは、気管支にホコリが入ったり、乾燥したりして、喉への刺激に過敏に反応し、気管支が狭くなり、痰がたまる状態になります。
それは、空気の通りが悪く、肺の空気をはき出せない状態です。
そして、肺の空気が入れ替わらない状態になります。
そうなると、酸素が体内に入らない状態になり、低酸素状態で呼吸困難となるのです。
次に、アレルギー反応として、気管支の粘膜に白血球が集まり、アレルギー性の炎症を起こすようになります。
その炎症は、気管の表面の粘膜を傷つけ、荒れた状態にさせるのです。
粘膜の傷が癒えるまで、ゼイゼイなどの発作は、数週間から数ヶ月持続します。
喘息の発作を予防するには、まずは、ハウスダストなどのアレルゲンを身の周りから除去することが大切なのです。