横向き寝のメリットとは?
横向き寝では舌が軌道をふさぐことがないので、空気が入りやすくいびきをかきにくいんですね。
睡眠時無呼吸症候群の人、肥満や扁桃腺肥大によって気道が確保しずらい人にはおすすめなんです。
睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸が止まる病気で、「SAS]ともいわれているんです。
無呼吸とは10秒以上気道の空気の流れが止まった状態をいい、この無呼吸が7時間の睡眠中に30回以上、もしくは1時間あたりに5回以上あれば睡眠時無呼吸といわれているんです。
睡眠は日中活動した脳と身体を十分に休息させるもので、睡眠の間に無呼吸が繰り返されることによって、身体の中の酸素が減っていくんです。
そして、酸素不足を補おうとして心拍数が上がり、寝ている間に脳や身体に大きな負担がかかるんですね。
脳も身体も断続的に覚醒した状態になるため、休息にならないんですね。
そのため、日中に強い眠気や倦怠感、集中力低下などの引き起こされるんです。
睡眠時無呼吸症の原因は空気の通り道である上気道が物理的に狭くなり、呼吸が止まってしまうことなんです。
仰向けで寝ていると、舌の付け根などが上気道に落ち込みやすくなるんです。
睡眠中は筋肉が弛緩し、無呼吸が起こりやすい状態ではあるんです。
でもですね、横向きに寝ると上気道に空気が通るスペースができるので、いびきなども防止することができるんですね。
また、横向き寝で体の右側を下にすることで、胃から腸につながる部分で食べ物が詰まるのを防ぐともいわれているんです。
これによってスムーズな消化を促してくれるんですね。
また、横向き寝は妊婦さんにもおすすめで、お腹の重さが内臓などを圧迫しないようにしてくれるんです。
ただですね、あまり寝るときの姿勢にこだわり過ぎる必要はないともいわれているんです。
人は寝ている時には必ず寝返りを打つんです。
一晩で20~30回、多い場合は40回以上ともいわれているんです。
寝返りにはレム睡眠とノンレム睡眠の切り替えをスムーズにするともいわれているんですね。
また、寝ている間の筋肉の緊張や負担を軽くする働きもあるんです。
さらにですね、横向き寝は脳内の老廃物アミロイドβを排出し、アルツハイマー病の予防になるという研究結果が発表されているんですね。
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仰向き寝と横向き寝の理想的な姿勢とは?
先ほども言いましたが、あまり寝る姿勢にこだわる必要はないんですね。
一晩中ずっと同じ寝る姿勢で眠り続ける人はいないんです。
そしてですね、寝返りというのはすごく重要で寝返りができないと熟睡できないため、体を疲れさせるともいわれているんです。
正しく楽な姿勢でずっと寝ていても、一定の部位に負荷がかかり続けるんですね。
こまめに負荷のかかる位置を変える必要があるんですね。
とはいっても、理想的な寝る姿勢はあるようです。
仰向け寝の理想的な姿勢は、肩から頭が10~15度の傾斜がよいといわれているんです。
首の骨は自然なカーブがあるんですが、そのカーブを保っていられる姿勢がいいんですね。
首と肩の筋肉を緊張させることなく、リラックスして寝ていられるんですね。
もし、いびきをかくようなら枕を高くするんではなく、タオルなどを肩甲骨の下あたりに敷いて上体を起こしてあげるんです。
上体を起こすことで上気道が広がり、空気の通り道ができるんですね。
横向き寝の理想的な姿勢は、枕を頭にのせた時の首の骨がまっすぐになるようにするんです。
まっすぐの状態だと首への負担を減らせることができるんですね。
横向きで寝ると仰向けの状態よりも体重を支える面積が狭くなりますよね。
ですので、体の側面にかかる負荷は大きくなり、肩や腰にかかる負担が大きくなるんですね。
横向き寝で腰が痛くなったり、肩がしびれるようならマットレスが硬すぎる可能性がありそうです。
また、右向き左向きどちら向きがよいのか、先ほどは胃腸の消化のためには右向きといいましたが、違う意味でも右向きがいいようです。
心臓は体の左に位置していますよね。
左に向いて寝ると心臓への圧迫が強くなるともいわれているんですね。
ですので、やはり右向きがいいといわれているんですね。
ただ、何度も言うようですが、一晩中右向きで寝続けることはできませんから、あまりこだわる必要はないんですよ。
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横向き寝の理想の枕とは?
横向き寝で寝る場合の枕の理想の高さは、背骨から頭までのラインが一直線になる高さがいいんですね。
肩幅が枕の高さになるため、仰向けに寝るための枕よりも枕の高さが高くなるかもしれません。
仰向けに寝るために用意した枕で横向けに寝た場合には、枕の高さが低く頭が曲がりがちになってしまい、首が曲がってしまって呼吸がしにくく、腕や肩がつぶれてしまうんですね。
ですので、横向き寝をメインで考えるなら、横向き寝用の枕の高さにするべきなんですね。
高さの低い枕で寝ていると、肩こりや首のコリの原因になりますので、横向き寝をメインに考えるなら横向き寝用の枕の高さに合わせる必要があるんですね。
いろいろ横向き寝についてお話ししましたが、参考にしてくださいね。