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便秘が原因で臭い体臭や口臭がする理由とは?
便秘とは大腸内に便が停滞している状態で、それが長時間になれば腸内で次第に腐敗してくるんですね。
腸内の悪玉菌は腐敗した便をエサとするので、悪玉菌が増殖し、さらにはガスを発生させるんです。
このガスが悪臭を放つおならの成分なんですね。
おならとして排出されればいいのですが、硬い便にふさがれて排出できないでいると、腸壁から吸収され血液の中に入っていくんです。
それが血液にのって全身をめぐるようになると、肌の毛穴から排出されるんですね。
実は、肌は重要な排泄器官なんですね。
肌から排出されたものが体臭として臭うんです。
この体臭の臭いは、当然おならの臭いや便臭に似ているんですね。
ちなみに口も排出器官ですので、口からも排出されるんです。
つまり、口からおならの臭いや便臭がするということなんですね。
こうなると、笑い事ではなく、真剣にこれを改善していかなければならないですよね。
そして、便秘が原因で体臭や口臭がおならの臭いや便臭の臭いがするなら、便秘を解消するしかないんですね。
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臭い体臭や口臭の原因である便秘を解消する?
根本的に便秘を解消するには、特に食生活を改善していくしかないんですね。
まずは食物繊維を摂る食生活にしていくことが大切なんですね。
食物繊維を摂る生活
食物繊維は便をやわらかくしてくれ、便のカサを増してくれるんです。
また、食物繊維の中には大腸の細菌によって分解されるものもあり、分解後は酸に変わり、大腸の働きを高めてくれるんです。
水に溶けるとゲル状になる性質もあり、ゲル状になると食べ物はゆっくりと移動するようになるので、血糖値が上がりにくくなったり、血中コレステロールを下げてくれるんです。
また、コレステロールや胆汁酸、有害物質を表面にくっつけて、そのまま便のなかに排出してくれるんです。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があるんです。
不溶性食物繊維は、水に溶けない食物繊維で、レタスやキャベツなどに多く含まれています。
腸の水分を吸い込んで増え、便のカサを増やす作用があるんです。
水溶性食物繊維は、水に溶ける食物繊維で、昆布やワカメ、リンゴなどに多く含まれています。
腸の中の水に溶けて、水分を抱き込んでゲル化するんです。
この二つの食物繊維をバランスよく摂ることが、便秘解消に効果があるんですね。
バランスのよいフルーツとして、キウイフルーツとプルーンが挙げられます。
キウイフルーツとプルーン
キウイフルーツは食べ始めてからの効果が早いといわれているんですね。
キウイフルーツにヨーグルトとオリゴ糖かけて手軽な朝食やデザートするとよいかもしれませんね。
プルーンは特にドライプルーンのほうが栄養が凝縮されていて、食物繊維も豊富なんですね。
また、活性酵素を中和してくれる成分も入っているんです。
かばんに入れておいて、小腹がすいたらパクつくようにすると、手軽に摂れそうですよね。
また、植物性乳酸菌も便秘解消に効果があるといわれています。
植物性乳酸菌
植物性乳酸菌は腸に効果的に届き、腸内の善玉菌を増殖させてくれるんです。
乳酸菌の中でも特に生命力が強く、酸やアルカリ、温度変化に強いので、胃や腸で死滅することなく生きたまま腸に届くんですね。
植物性乳酸菌は味噌、醤油、漬物などに豊富に含まれているんです。
漬物だとしば漬け、野沢菜、すぐき、キムチ、サワークラフトなどです。
毎日の食事で1日1~2切れの漬物と、1日1杯の味噌汁で十分なんですね。
スーパーで売っている漬物と、お湯を入れるだけの味噌汁なら、毎日手軽に摂ることができそうですよね。
また、オリーブオイルも便秘解消に効果があるといわれています。
オリーブオイル
オリーブオイルは他の油と違って小腸で吸収されないので、一時的に多めに摂取することによって、そこにとどまって腸の働きを良くしてくれるんですね。
目安は1日大さじ1~2杯といわれていますので、料理の油をオリーブオイルに変えることで、継続して摂ることができそうですよね。
また、水分を摂ることも大切で、特に朝起きたらすぐに水を飲む習慣をつけることが便秘解消につながるんですね。
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水分を摂る
飲んだ水は消化管を通り抜け、腸にぜん動運動を始めるようにサインを送ってくれるんです。
水分は便をやわらかくするためにも必要で、寝ているときにもコップ1~2杯分の汗をかいていますから、朝一番の水で補給してあげるんですね。
体の水分が不足すると、体は便から水分を吸収して補う本能が働くので、便が硬くなり、便秘になりやすくなるんです。
ですので、便秘で腸の状態が悪化するのは、汗を多くかく夏が多いんですね。
水分補給の目安は1日1~1.5リットルぐらいといわれますから、意識して飲む必要がありそうですよね。
オリゴ糖も便秘解消に効果があるといわれます。
オリゴ糖
オリゴ糖は分解されることなく大腸まで届き、善玉菌であるビフィズス菌のエサになり、増殖させてくれるんです。
その際、オリゴ糖を食べた善玉菌が乳酸などの酸を出すので、この酸を苦手とする悪玉菌は死滅するんですね。
そうなると、善玉菌だけが増えることになるので、腸内環境が強力によくなるんですね。
ところで、オリゴ糖にはいろいろ種類があるんですね。
牛乳や母乳に多く含まれているのは乳糖。
はちみつや味噌や醤油に多く含まれているのはイソマルオリゴ糖。
玉ねぎやバナナに多く含まれているのはフラクトオリゴ糖。
キャベツやアスパラガスに多く含まれているのはラフィノース。
ヨーグルトに多く含まれているのは乳果オリゴ糖。
これらの食材を摂ることによって腸内環境がすごくよくなるんですね。
面倒であれば、オリゴ糖甘味料も市販されているので、それを砂糖代わりに使うと手軽かもしれませんね。
カロリーは砂糖の半分以下なので、料理やコーヒーや紅茶などに使えそうですよね。
オリゴ糖を積極的に摂り続けると、善玉菌が活性化して腸内環境がすごくよくなるんです。
腸内の善玉菌は多くの種類がいて、ビフィズス菌だけでも腸内に10種類以上いるんです。
そして、それぞれの善玉菌が好むオリゴ糖は違うので、いろんな種類のオリゴ糖を摂ることがベストなんですね。
オリゴ糖は小腸で消化されにくいので、血糖値の上昇を抑えてくれるので、砂糖の仲間でありながら糖尿病の予防や改善に適しているんですね。
食物繊維は便で腐敗物質を押し出す役割ですが、オリゴ糖はその前に腐敗物質を生み出す悪玉菌そのものの増殖を抑える役割なんですね。
いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。