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朝食を食べるようになると子供の便秘は即効で解消する?
子供の便秘の原因として一番に挙げられるのが、朝食を抜くことだといわれているんです。
夜遅くまで起きていたりすると、朝起きれなくて朝食を抜くような生活になっていきます。
また、朝食を食べたとしても、トイレに行く時間がないため、そのまま学校に行き、学校ではうんちをしたくないので我慢するようになるんですね。
このうんちの我慢が子供の便意をなくし、ひどい便秘にさせているんです。
人は眠っているときには、胃も腸も休んでいるんですね。
朝起きて食事をした後に、腸が最も刺激を受けやすいといわれているんです。
空っぽの胃に食べ物が入ってくると、腸のぜん動運動が強まり、胃・結腸反射が起きるんです。
それによって腸が大ぜん動を起こし、大腸まで進んでいた便をさらに肛門へと押し出すんですね。
つまり、朝食を抜くと、胃・結腸反射が起こらないため、排便に達しないんです。
ですので、もしお子さんが朝食を抜いているのでしたら、少し早く起こしてあげて、朝食を摂らせて、トイレの時間を作ってあげると、便秘は即効で解消するんですよ。
もし子供がいつも朝食を食べていて、便秘気味なのであれば原因は違うところかもしれませんね。
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即効とはいえませんが子供の便秘を解消する方法とは?
子供の便秘を即効とはいえませんが、解消するためには食生活を変えてあげることが大切なんです。
まずは、食物繊維の多い食事に変えてあげることが大切です。
食物繊維の多い食事
食物繊維は腸に入ると、吸着性と粘性で毒素をキャッチし、保水性もあるので毒素を薄めるんです。
カサを増やすことで、便となって排出を促すんですね。
これにより腸内で悪玉菌の活動を抑制し、善玉菌であるビフィズス菌の増殖を促進させるんです。
食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があるんですね。
不溶性食物繊維は、玄米やニンジン、ブロッコリーなどに多く含まれ、水を吸って何十倍にもお腹の中で膨らみ、便のカサを増して、大腸のぜん動運動を刺激するんですね。
水溶性食物繊維は、なめこや海藻類などに多く含まれ、水に溶けるとヌルヌルとしたゲル状になり、胃の中で食べ物を包み込んで消化・吸収を助けて、腸の中の善玉菌のエサになるんです。
つまり、不溶性食物繊維で便のカサを増して、水をたくさん吸った水溶性食物繊維が混ざって、便は水分を含んだ排出しやすい状態になるんですね。
不溶性と水溶性はバランスよく摂ることが大切なんですね。
また、子供の便秘解消には水分も必要だといわれます。
水分も必要
子供は新陳代謝が激しく、運動量も多いので汗をかく量が多いんですね。
ですので、水分不足の状態になりやすいんです。
体の水分が不足すると、便から水分を吸収して補うという本能が働くので、吸収された便は硬くなり、便秘になりやすくなるんです。
便をやわらかくするためには、水分をたっぷりと摂る必要があるんです。
子供でも1日に1.5リットルから2リットルは必要といわれているんです。
朝起きたらコップ一杯の水を飲む習慣をつけると、便秘の解消につながるといわれます。
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朝起きたらコップ一杯の水を飲む習慣
飲んだ水はすぐに消化管を通り抜け、その際に腸にぜん動運動をするようにサインを送るんです。
また、子供の便秘解消にはオリゴ糖も効果的といわれます。
オリゴ糖
オリゴ糖は小腸で分解されずに大腸に届くため、そのまま善玉菌であるビフィズス菌のエサになるんですね。
そして、善玉菌を増殖させるんです。
オリゴ糖を食べた善玉菌は、その際に乳酸などの酸を出すんですね。
この酸を苦手とする悪玉菌は死滅し、善玉菌だけが増えるため、さらに腸内環境がよくなるんです。
善玉菌には多くの種類があり、ビフィズス菌だけでも10種類以上あるといわれています。
それぞれの善玉菌が好むオリゴ糖も違うんですね。
そのためいろいろな種類のオリゴ糖を摂ることが大切なんですね。
子供の便秘解消についていろいろお話ししましたが、参考になれば幸いです。