幼児の便秘は腹痛がサイン?
幼児がお腹が痛いと言うとき、便秘でお腹が痛いのかもしれません。
大人の便秘は、便が腸のS状結腸にたまります。
しかし、幼児の便秘は、直腸にたまるといわれているんですね。
直腸の中に便がたまると、腹痛やお腹の張りを感じやすくなるんです。
直腸とは、肛門のすぐ上にある腸の部分をいい、S状結腸とはもうちょっと上の部分なんです。
幼児の便秘の多くは、この直腸にたまる直腸性便秘といわれるんです。
便が直腸に入ってくると、直腸の壁が伸びて、その刺激が神経を介して大脳に伝わります。
これによって、便意が起こるんですね。
直腸性便秘とは、便は直腸まで下りてきているにもかかわらず、便意が起こらない状態なんです。
これは、便意を我慢することで起こるといわれます。
便意を我慢することを繰り返すと、直腸の壁は伸びた状態のままなっています。
そのため、大脳へのサインは弱まり、直腸内に新たに便が入ってきても、便意が起こらなくなるんです。
その直腸にさらに便がたまっていきます。
たまった便は直腸で水分を吸収されて硬くなります。
硬くなった便を無理やり出すと、肛門が切れて出血してしまうんです。
子供に便意が起きたとしても、おしりが痛いので便意を我慢してしまうんです。
そうなると、さらに便秘がひどくなるんですね。
幼児を便秘にしない方法は、便意が起きたときに、すぐに便を出すようにすることを、教え込むことなんですね。
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幼児の腹痛を伴う便秘を改善してあげる?
幼児の便秘の改善には、まず食物繊維を多く摂る食生活にする必要がありそうですよね。
食物繊維を多く摂る食生活
食物繊維は腸に入ると吸着性と粘性があるので、腸の中の毒素を取り込みます。
また、保水性で毒素を薄め、便のカサを増して排出を促します。
これによって、悪玉菌の増殖が抑えられ、善玉菌であるビフィズス菌の増殖を促進してくれるんです。
野菜や豆、海藻、果物に食物繊維は多く含まれています。
ママがこれらの食材を工夫して、子供に食べさせるようにすることが大切なんですね。
水分をたっぷりと摂ることも大切です。
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水分をたっぷり摂る
幼児は新陳代謝が激しく、運動量も多いので、汗をかく量が多く、水分不足になりやすいんですね。
水分不足になると、便から水分を吸収して補うという本能が働き、便が硬くなり便秘になりやすいんですね。
便をやわらかくするためには、水分はとっても必要なんですね。
まず子供が朝起きたら、必ず1杯のお水を飲ませる習慣にしてはどうでしょうか。
朝の起き掛けの水は、反射で便意を起こさせることにもなりますよ。
また、子供にオリゴ糖を摂る習慣をつけることもよいかもしれません。
オリゴ糖
オリゴ糖は、分解されることなく大腸に届くため、必ず、善玉菌であるビフィズス菌のエサになるため、善玉菌を増殖させるんです。
オリゴ糖を食べた善玉菌は、そのときに乳酸などの酸を出すんですね。
この酸を苦手とする悪玉菌は死滅し、結果、善玉菌だけが増えていくんです。
オリゴ糖は砂糖の半分のカロリーですから、ダイエット効果もあるんですね。
食物繊維が豊富なココアパウダーをあったかいミルクで溶かして、オリゴ糖を入れてあげてはどうですか。
お子さんも大好きですよね。
また、フルーツも食物繊維が豊富なんですね。
フルーツにヨーグルトをかける。
もちろんヨーグルトは乳酸菌が豊富ですよね。
その上にオリゴ糖をかけてあげると、腸の善玉菌が大好物の食べ物になるんですね。
砂糖代わりに料理に使ってもいいですし、いろいろアレンジができそうですよね。
オリゴ糖は幼児の便秘には効果が高いといわれているんで、試してみてくださいね。
いろいろ幼児の便秘についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。