ダイエットをしても便秘で体重が減らない?

ダイエットをしても便秘で体重が減らない原因は?

便秘になると老廃物が大腸に長くとどまるので、栄養分が吸収されて、カロリーを余分に摂ってしまうんじゃないか、とよくいわれます。

それでダイエットをしても体重が減らないんじゃないかと。

しかし、それは間違いなんですね。

そもそも栄養を吸収するのは小腸で、大腸ではないんですね。

大腸に便が長くとどまっていても、カロリーを余分に吸収することはないんですね。

じゃあ、大腸にたまっている便の重さ分の体重が重くなっているんじゃないか、と思われるかもしれません。

でも1日の便の重さは100グラムから200グラムですので、それが何日もたまっていたとしても、たいした重さではないんですね。

そして、便の8割が水分で、大腸に便が長くとどまると、便の水分は吸収されてしまうので、便の重さはもっと軽くなるんですね。

もし、便秘が原因で体重が減らないのだとすると、長くとどまっている便から発生した毒素が原因かもしれません。

発生した毒素は大腸の腸壁をとりまく血管から吸収され、全身をめぐり細胞の働きを悪くするんですね。

それによって、全身の新陳代謝が低下し、体重が減りにくくなっているのかもしれません。

逆に、食事制限をするダイエットをすると、食べ物を制限しますから、便の材料はできないわけですよね。

便の材料ができないのであれば、便は出ませんし、便秘になりますよね。

つまり、ダイエットによって便秘を引き起こすともいえるんですね。

体重を減らせるには食事制限をするのではなく、便秘を解消することが大切なんですね。

便秘を解消させるような食生活に変えると、しっかり食事をしても体重は減るようになるんです。

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体重が減らないのは便秘が原因で、ダイエットよりも便秘を解消する?

まずは食物繊維を多く含む食事を心がけることが大切なんですね。

食物繊維を多く摂る

食物繊維は人の消化酵素では消化されない食品中の成分なので、便の量を増やしてくれるんですね。

また、大腸の腸壁を刺激してくれ、ぜん動運動を活発にしてくれ、排便をスムーズにしてくれるんです。

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があるんです。

不溶性食物繊維は野菜、穀類、ゴボウ、豆類に多く含まれているんです。

水分をたっぷりと吸収して、便の量を増やしてくれ、大腸のぜん動運動を促進してくれるんです。

また、吸収された水分によって便をやわらかくしてくれます。

水溶性食物繊維は果物、こんにゃく、山芋、寒天、海藻などに多く含まれているんです。

水に溶けて膨張し、便の量を増やしてくれます。

また、腸内の善玉菌を増やしてくれ、善玉菌が増える過程で作られる酸によって、悪玉菌の繁殖を抑制してくれるんですね。

それによって、有害物質の生産が抑制されるんです。

まあ、あまり難しく考える必要はないと思います。

日本人なら普通お米を食べますよね。

毎日のご飯を工夫する

お米それ自体に食物繊維が含まれていますので、普通に白米を食べても食物繊維は摂れるんです。

でも、白米を玄米に変えると食物繊維の量が4~5倍に増えるといわれているんです。

パンだとライ麦パンにすると、食物繊維は2倍に増えるといわれているんです。

ですので、ちょっとした工夫で食物繊維を多く摂ることができるんですね。

食事のおかずで食物繊維を多く摂ることは大切なんですが、なかなか大変ですよね。

であれば、食事は自由にしても、食後や小腹がすいたときに果物を食べるようにするのがよいかもしれませんね。

果物を食べる

キウイフルーツはペクチンという水溶性食物繊維が豊富なんですが、不溶性食物繊維も豊富に含まれていて、そのバランスがいいんですね。

キウイフルーツを毎日食べるようになると、便秘解消に効果が早いともいわれているんです。

リンゴもペクチンが豊富で、腸内で水分を吸収して便をやわらかくしてくれるんです。

果物に含まれる果糖は、大腸を刺激して働きを活発にしてくれるんです。

水分を消化管に引き込む作用もあるので、便をやわらかくしてくれ、排便をスムーズにしてくれるんです。

果物に含まれるクエン酸やリンゴ酸にも腸を刺激してぜん動運動をを高めてくれる働きがあるんですね。

果物が好きな人ならすぐにでも始められそうですよね。

また、朝起き抜けに水を飲むことも便秘解消に効果があるんですね。

朝起き抜けに水を飲む

これによって、朝一番に大腸に刺激を与え、なまけ気味の大腸が活発に動き出すようになるんです。

水分は便をやわらかくしてくれるので、日中も水分をたっぷりとることが大切なんですね。

水分不足だと便が硬くなり、排便しにくくなるんですね。

朝起き抜けの水を飲む習慣をつけるついでに、朝ご飯を食べてみてはどうでしょうか。

朝ご飯を食べる

人間の体は食べ物が胃に入ってきて膨らむと、大腸にその合図が送られるようにできており、合図を受けた大腸は反射的に腸内にある便を押し出そうとするんです。

これを胃・結腸反射といい、便意をもよおすきっかけになるんですね。

これは胃が空っぽのときほど強く起きるので、朝起きたばかりの空っぽの胃は理想的なんですね。

朝忙しくて朝ご飯を食べられないような人には、先ほど紹介したキウイフルーツやリンゴなどの果物をかじるだけでもよいかもしれません。

お好みの果物でも大丈夫です、どんな果物でも食物繊維は豊富ですし、朝食べるので大腸に刺激を与えることができます。

そして、できれば果物にヨーグルトをかけてみてはどうでしょうか。

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ヨーグルトをかける

ヨーグルトは乳酸菌が豊富なんですが、胃酸に弱くほとんどが死んでしまうといわれています。

では、生きて届くヨーグルトを食べなければならないのか、といわれそうですが、お好みのヨーグルトで大丈夫なんです。

胃酸で死んだ乳酸菌も腸に到達すると、腸内の善玉菌を増やしてくれるんですね。

さらに、その上からオリゴ糖をかけてやる。

オリゴ糖をかける

オリゴ糖は腸内の善玉菌の好物で、善玉菌を強力に増殖させてくれるんです。

熱や酸に強いので、胃酸によって消失することなく、大腸に届くんですね。

果物にヨーグルトとオリゴ糖をかける朝食は、腸内の善玉菌が大喜びする食事なんですね。

ただし、毎日続けることが大切なんですね。

オリゴ糖でビフィズス菌がどれだけ増えるかという調査では、オリゴ糖を摂る前には18%だったビフィズス菌が、1週間後には40%、2週間後には46%になっていたんです。

しかし、摂るのを止めると、1週間でもとの数値に戻ってしまったんですね。

いろいろ便秘解消についてお話ししましたが、参考になれば幸いです。

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