天然にがりで不眠症を治す?
ミネラルと不眠症に関する研究として、次のような報告があるんです。
女性を対象に行った研究で、銅の摂取量が1日当たり1mg未満の食事を摂る女性は、銅のサプリメントを1日2mg摂取した女性に比べて、入眠するまでの時間が長く、また眠りも浅いという報告があるんです。
また、1日の必要量の1/3しか鉄を摂取していない女性は、夜中に目覚める回数が非常に多いという報告があるんです。
さらにマグネシウムやカルシウムの摂取量が少ない人ほど、不眠症を訴えやすい傾向があるようなんです。
カルシウムが不足するとイライラしやすくなるともいわれ、また子供の頃、夜眠れない時に、お母さんに温めた牛乳を飲ませてもらった経験がある人も多いかもしれません。
これも、カルシウムやマグネシウムに神経の興奮を抑える働きがあるからなんです。
さらに牛乳にはトリプトファンといったタンパク質も含まれており、トリプトファンは体内に入るとセロトニンというホルモンに変化し、副交感神経を高めてくれるんです。
セロトニンはストレス時に分泌されるアドレナリン、ノルアドレナリンといった交感神経を高めるホルモンとは拮抗関係にあるんです。
拮抗関係とはある現象に対して、二つの要因が互いにその効果を打ち消し合うように働く作用なんですね。
セロトニンの分泌は交感神経の興奮を抑え、精神をリラックスした状態に導くんです。
このセロトニンは、脳内で一部がメラトニンに変化するんです。
人は周囲の景色が暗くなり始めると、脳の松果体という場所からメラトニンという眠りのホルモンが分泌され眠くなるんですね。
しかし、老化に伴って脳機能が低下してしまったり、ストレスなどを感じると、メラトニンの分泌が抑制され、不眠症になってしまうんです。
天然にがりの主成分でもあるマグネシウムは、このメラトニンの前駆物質でもあるセロトニンの合成にかかせない酵素の補酵素としてビタミンB6、ナイアシンとともに働いているんですね。
つまり、マグネシウムなしには体内でセロトニンは合成できないんです。
その結果、眠りのホルモンであるメラトニンも合成されないために不眠症になってしまうんですね。
天然にがりを飲むとぐっすり眠れるのは、マグネシウムの効果なんですね。
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天然にがりでうつやイライラを抑える?
人は生きているとどうしてもイライラしたり、憂うつな気分になることがありますよね。
天然にがりに含まれているミネラル成分は、精神面においても良い働きを持っているんですね。
カルシウムやマグネシウムには神経の興奮を抑える働きがあるんです。
マグネシウムには脳内のセロトニンの分泌を高め、うつ病を改善したり、副交感神経を活性化させる作用があるんですね。
うつ病の薬はセロトニンが細胞の間にある溝、シナプスから減らされないようにうまく調整することで効果を発揮しているものもあるんです。
脳内におけるセロトニンの減少はうつ病の一因でもあり、このセロトニンが脳内で合成されるためには、マグネシウムを中心としたミネラルがどうしても必要になってくるんですね。
慢性的なミネラル不足は人をイライラさせ、キレやすくし、これはアメリカではかなり昔から指摘されていたんですね。
日本では亜鉛を与えず欠乏させたマウスは、仲間に対しての攻撃性が高まってくるといったことを実験で証明しているんです。
攻撃性の高まったマウスに亜鉛の多い工サの代わりに、天然にがりを含んだ工サを与えてみたんです。
すると、亜鉛食を与えた時と同様にマウスの攻撃性が治まったことが実証されたんです。
もちろん、天然にがりには亜鉛も含まれていますが、その他のミネラルによる相乗効果だと考えられるんですね。
イライラが治まれば気持ちも休まり、ストレスの緩和につながるというわけなんです。
心の平穏を保っていくためにも、天然にがりが効果があるんですね。
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天然にがりで口内炎を治す?
口内炎は口の中に棲みついている細菌が抵抗力の弱まった時に増殖し、炎症を起こしてしまうため起こるんです。
口内炎ができてしまうと食事も憂うつになったり、口の中が何かと気になったりと、気分が重くなってきますよね。
口内炎には主にに二つのタイプがあるんです。
力タル性口内炎
口の中全体が赤く腫れる、あるいは斑点状に赤くなるタイプなんです。
潰瘍性口内炎
口内に小さな潰瘍ができるタイプで、潰瘍が赤くただれるびらん性口内炎、白い膜ができる偽膜性口内炎、円形の白い窪みができるアフタ性口内炎の三つに分かれるんです。
このうち、一番多いのがアフタ性口内炎なんです。
口内には、約200種類の細菌がすみついているともわれていて、普段はこの細菌はおとなしくしているんですが、ストレスや過労が重なったり、睡眠不足などで体の免疫力が低下した時に増殖し始めてしまうんです。
口内炎になった時は、免疫力が低下しているサインなんですね。
そして、なるべく無理をせず、治るまでしばらく体力をつけるよう心がける必要があるんです。
また体質的に口内炎になりやすいと悩んでいる人は、ちょっとしたストレスや過労、睡眠不足などで免疫力が低下しやすいタイプの人なんです。
免疫力の低下は、風邪などの感染症やガン細胞の増加につながるんです。
天然にがりにはガンの増殖を抑えるといった免疫活性作用があり、口内炎になった時はいつもより少し多めに天然にがりを飲むといいんですね。
それと同時に、口内炎の患部に天然にがりの原液を塗っておくと効果的なんですね。
天然にがりには細菌やバクテリアなどの繁殖を防ぐ抗菌・殺菌作用がありますので、根気よく続ければ、口内炎の改善にもなるんですね。
天然にがりについていろいろお話ししましたが、参考になれば幸いです。