ついてると言える人とは・・・
突然ですが・・・
こんな話は知っていますか?
ある大手企業の最終面接です。
そう、社長面接です。
大手企業ですから、就職活動をする有名大学の学生が面接を受けています。
そこでその社長は聞くんです。
「あなたの人生はツイていましたか?」
どう答えますか?
そして、ここで・・・
「ツイていませんでした・・・」
と言った学生は、その社長は採用しなかったそうです。
この社長、なんと・・・
松下幸之助さん の事なんです・・・
ちょっと話は変わりますが、この松下幸之助さんの話にはこんな話もあるんです。
この人、若い頃には大変苦労していて・・・
作業船に乗って働いていたんです。
もちろん、アルバイトみたいなものです。
若い頃は貧しかったんですね。
その時の話で、あるときその作業船の揺れが激しくて、転んだ作業員がいたんです。
その作業員が松下幸之助さんにぶつかって、松下さんは海に落ちてしまったんです。
なんとか助けられたんですが、松下さん助けられた後、こんなことを言ってるんです。
「ツイてる、今が夏で良かった。」
「冬だったら凍死していた、本当にツイてる」
って。
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落ちたのについてる・・・
この発想すごくないですか?
普通、「落ちた」ということに意識はいきますよね。
そういう意識だと、当然、落ちたことに・・・
「ツイていない」と・・・
でも、松下さんは違ったんです。
話を元に戻しますね。
面接試験の話です。
まあ、松下幸之助さんという人はこういう人なんです。
だからといって、何の考えもなく、「ツイてる」という言葉にこだわっているわけではないんです。
「ツイてる」と思える人というのは、どんな人だと思いますか?
こんな人だと松下さんは言っています。
「自分だけで生きているんじゃない」
「いろんなことに助けられているんだ」
「すべて自分の力で何とかなっているんじゃない」
という、「感謝」の気持ちを持っている人。
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ついてるのは感謝の気持ちを持っている人・・・
つまり、松下幸之助さんは、面接に来た学生に「感謝」の気持ちがあるかどうかを問うていたんです。
松下さんにとって、「感謝」できる学生が「優秀」だったわけで、是非、自分の会社で働いて欲しかったんですね。
そして、こうやって採用された学生が松下電器の創成期に活躍するわけなんですよ。
「ツイてる」・・・
この言葉って、利用価値ありますよね。
そして、この言葉を使いこなせると、日常生活は、もっともっと楽しくなるんじゃないかと思います。