執着を手放す・・・
アフリカでは、チンパンジーやオラウータンを生け捕りにする際に仕掛けを作るんです。
「木のうろ」ってわかりますかね。
木の幹の部分の空洞になっているところです。
そこにバナナを入れておくんです。
チンパンジーやオラウータンは・・・
そのバナナの入っている空洞に手を入れるんです。
そのバナナを握って出そうとすると・・・
手が出ないんです。
握っている手は「グー」になっていますから・・・
ちょうど引っ掛かって、手が出ないんです・・・
だけど、チンパンジーやオラウータンは手を離さないんです。
そのうち・・・
人間がやってきて・・・
生け捕りにされてしまいます・・・
その時初めて・・・
バナナを離します・・・
すると、手が抜けるわけです・・・
バナナを握っていませんか?
これと同じようなことしていませんか?
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みんなバナナを握っている・・・
「こうでなければ、嫌だ」
「こうならなければ、駄目だ」
ずっと、バナナを握った状態だと・・・
そのうち、人間がやってきます・・・
そのうち、苦しみがやってきます・・・
どちらが大切なんでしょうか?
バナナなんてどこにでもあるんです。
人間に捕まると、どうなるかわかりません。
だとしたら・・・
バナナを離せばいいだけです。
僕達は、チンバンジーでもオラウータンでもありませんから・・・
本当のバナナは離します・・・
それぐらいはわかります・・・
しかしですね・・・
意外と気づかないで・・・
握っているんじゃないですかね・・・
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バナナは執着・・・
バナナ=執着
これが苦しみや悩み・・・
そういうものを作り出している・・・
全ての執着をなくすなんて・・・
難しいと思います・・・
しかし・・・
少し修正することはできるかもしれません・・・
「じゃあ、KAMEさんは、握ってないんですか?」
なんて、言われるかもしれません・・・
握ってないですよ・・・
ほらっ、右手・・・
あっ・・・
握ってる・・・(汗)
二本も・・・(大汗)
ではまた。