絵を描いて暮らしたい・・・

絵を描いて暮らしたい・・・

母と子供の会話・・・

子「なんで勉強しなくちゃいけないの?」

母「良い学校に入るためよ。」

子「なんで良い学校に入らなきゃいけないの?」

母「良い会社に入るためよ。」

子「なんで良い会社に入らなきゃいけないの?」

母「給料が多くて良い暮らしができるからよ。」

子「給料が多くて良い暮らしができるってどういうことなの?」

母「幸せになれるってことよ。」

子「僕はそんなこと幸せじゃない。僕は毎日絵を描いて暮らしたいんだ。

母「生意気言うんじゃない!」

この会話を聞いてどう思いますか?

過去の記憶が甦りませんか?

こんな会話をしたことありませんか?

僕はあります・・・

多分ですが、僕らの時代の家庭は・・・

みんなそうだったと思います・・・

学歴社会で・・・

とにかく、勉強、勉強・・・

偏差値の高い学校に行って・・・

大企業に就職して・・・

みんなこんなことを目指していました・・・

というか・・・

親に望まれていました・・・

まあ、そういう時代だったんですね。

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大企業に就職するのが正しい時代・・・

僕もそれなりに、親の望むような生き方に沿っていましたが・・・

僕が大学4年生の頃・・・

とんでもないことが起こるんです・・・

大企業・・・

それも天下の銀行ですよ・・・

バタバタつぶれました・・・

もちろん、他業種の大企業もバタバタつぶれました・・・

一生懸命、勉強して・・・

大学に入って・・・

就職活動もがんばって・・・

就職氷河期で・・・

やっと入った銀行が・・・

周りで誰一人入れなかった銀行に・・・

やっと入った・・・

銀行が・・・

1年後につぶれるんです・・・

これ、実話で、僕の先輩の話です。

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大企業もつぶれる・・・

まあ、僕はこの頃・・・

もう既に子持ち昆布でしたから・・・

えり好みする余裕なんてなくて・・・

雇ってくれるところに行きましたが・・・

まあ、ある意味、今までの幻想が崩れた・・・

大企業に就職したから、安心・・・

なんて、ことはなくなりました・・・

そんな時代でした。

そんなことも含めて・・・

「毎日、絵を描いて暮らしたい。」

僕は良いと思います。

本来、人の生き方なんてそういうもんだんと思います。

好きなことをするのが人生。

楽しいことをするのが人生。

以前は母親の言うこと・・・

つまり、勉強・・・

これが圧倒的に正しい、と思われてきました。

でも、本当は・・・

正しいことは・・・

好きなこと・・・

楽しいことなんだと思います。

まあ、そんなことをぼんやりと考えておりました。

ではまた。

続く

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