そもそも仕事とは・・・

そもそも仕事とは・・・

昔話・・・

昔々、あるところに一人の男がいました・・・

その男は、何にもしないで・・・

いつも寝転んでいました・・・

その男のところに・・・

近所の老婆が訪ねてきました・・・

その老婆が言うには・・・

「荷物が重いので、手伝ってくれんか?」と・・・

その男は言いました・・・

「お婆さん、困ってるの?」

すると、老婆は言いました・・・

「困ってる・・・」

すると、男は黙って、立ち上がり・・・

老婆の言う荷物を、運んでやりました・・・

老婆はたいそう喜びました・・・

次の日・・・

男はまた寝転んでいました・・・

すると・・・

今度は近所の女が訪ねてきました・・・

その女、お腹が大きく、妊娠していました・・・

その女が言うには・・・

「亭主が病気になってしまったので、畑仕事を手伝ってくれませんか?」と。

男は言いました・・・

「困ってるの?」

女は言いました・・・

「はい・・・」

男は黙って立ち上がり・・・

女の畑へ行き・・・

日が暮れるまで、畑仕事をやっていました・・・

女はたいそう喜びました・・・

次の日も・・・

その男は寝転がっていましたが・・・

頼みごとをする人がやって来て・・・

「困ってるの?」

と聞くと・・・

手伝いに向かいました・・・

次の日も次の日も・・・

頼みごとをする人がやって来て・・・

「困ってるの?」

と聞くと、手助けしてやりました・・・

ずっと同じ事が続き・・・

男はずっと頼まれた事をやっていきました・・・

<おしまい>

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仕事とは頼まれたことをやるだけ・・・

「って、KAMEさん、何ですか、この話??」

なんて、言われそうですが・・・

人間って、こういうことじゃないかと思うんです。

人に何かを頼まれて・・・

ただ一言聞くんです・・・

「困ってるの?」

だったら、やりましょう。

好きとか嫌いとか無いんです・・・

他の感情なんて無いんです・・・

ただ、誰かが困っているからやるんです・・・

何一つ考えないで・・・

淡々とこなしていくんです・・・

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仕事とは喜ばれること・・・

その結果・・・

頼まれた人に喜ばれる・・・

喜んだ人は、それを誰かに伝える・・・

すると、伝えられた人は・・・

困ったときに頼みに行く・・・

これって、すごくシンプルな「仕事」の形ですよね。

今、現代、すごく「仕事」って複雑ですよね・・・

でも、原点はここなんじゃないかと思うんです。

であれば、変に難しくする必要はないわけですし・・・

喜ばれるだけ・・・

これだけで毎日の仕事に・・・

困らないのかもしれません・・・

ではまた。

続く

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