人生には選択肢が多い・・・
ついこの間のことです。
仕事で都心に出ていたんです。
ちょうど、お昼だったので、お昼ごはんを食べようと、いろいろお店を捜していたんです。
これといった食べたいものがなかったんです。
でも、せっかくの都心でお店もいっぱいあるから、何かおいしいものを、なんて。
時間もあったので、丹念に捜していたんです。
いろんなおいしそうなお店があるんです。
どこに入ろうかな。
なんて、考えながら・・・
何店もおいしそうな店を見つけて・・・
30分ぐらい歩いて・・・
どこにも決めかねて・・・
しまいには歩きつかれて・・・
駅前の牛丼チェーン店に入りました・・・(汗)
こんな経験はありませんか?
僕はよくあるんです。
なんで、こうなるんだろう?
って、考えるんです。
おそらく・・・
世の中には選択肢が多すぎるんですよ。
選択肢が多いから、選びきれないんです・・・
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選択肢が多いから選びきれない・・・
牛丼屋さんがまずいわけではないんですよ。
行き慣れたところに収まるという意味です。
生活って、選択肢だらけじゃないですか?
常に何かを選択している。
常に選択しながら生きている。
なんでもそうです。
こんなに選択肢があると困るんですよね・・・
常に迷っている状態なんですよ・・・
自分の生き方もそうなんです。
自分の人生って、選ぼうと思えば何でも選べるんです。
選べると思うから、迷うんでしょうね・・・
ずっと、迷っているんです・・・
だから、何一つ、身に付かないわけなんです。
ある大きなホテルのレストランの話なんですけど・・・
ホテルのレストランに就職した社員って、はじめは鍋洗いなんですよ。
先輩が使った鍋を洗うんです。
ただ、ひたすら、そんな洗い物をするんです。
先輩は使った鍋を洗いに出すんですが、後輩に鍋に残った味を盗まれるのが嫌で、味見できないように、洗剤などを入れて出すんですね。
厳しい世界ですよね・・・
これじゃあ、なかなか先に進めない・・・
早く料理を作りたいのに・・・
はやく鍋洗いから卒業したいのに・・・
そんな環境の中・・・
一人の新入社員がいたんです。
その新入社員は決めたんです。
鍋磨きのプロになろうと。
そして、その新入社員が磨く鍋はピカピカなんです。
鏡のように顔が映るぐらいに。
ある時から、先輩シェフ達が鍋を洗いに出すときに聞くんです。
「今、鍋洗いをやってるのは誰だ?」
その新入社員なんです。
すると、いつもは鍋の中に洗剤を入れるのに・・・
その新入社員が洗い物をしているときだけは・・・
洗剤を入れなくなったんです。
その新入社員だけには、味見が許されたんです。
そしてですね・・・
その新入社員は、後にそのホテルの重役になるんです。
調理場出身の初めての重役です。
帝国ホテルの・・・
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選択肢を持たないで今を生きてる・・・
迷いがないんです。
鍋を洗うことに。
というか、選択肢を持たないんです。
何でなんでしょうね?
それで・・・
結論は・・・
今を生きてる
ってことなんだと思います。
今、目の前にあることを大切にやっていく。
今、目の前にいる人を大切にしていく。
って、ことなんじゃないでしょうか?
それをやっていくうちに、自然と自分の最適な道が現れるんじゃないかと思います。
今、目の前のことを大切にしないで、選択肢ばかりとにらめっこして・・・
どれを選べば、自分に最適なんだろうと・・・
考えて・・・
選んだ選択肢も、すぐに捨てて・・・
また、違う選択肢を選ぶ・・・
こんなことをしていたら、何一つ見つからないのかもしれませんね。
とすれば・・・
過去のことも・・・
未来のことも・・・
何一つ心配することは無く・・・
何を選んでも心配することなく・・・
今、目の前にあるもの・・・
それを大切にやっていく。
今、目の前にいる人を・・・
大切にしていく。
これが一番じゃないかと思います。
そのうち、道が自然とできるんだと思います。
僕の道も・・・(汗)
ではまた。