ゴルフ会員権の相続性

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相続がやって来たら相続に関する判例2>ゴルフ会員権の相続性

ゴルフ会員権の相続性

最判昭和53・6・16判時897号62頁

<事実>

ゴルフクラブY1(被告・被上告人)は、その正会員であるX(原告・上告人)に対する除名を通告し、株式会社Y2(被告・被上告人)は、Y1がXを除名したことを理由として、Y2が所有し経営するゴルフ場の使用に関するXとの契約を解除する旨を通知した。

そこで、Xは、Y1・Y2に対して本訴を提起し、Y1による除名処分が違法かつ無効であることを主張し、会員資格を有することの確認を求めるとともに、Xが正会員としてゴルフ場の全コースほかを使用することを認めるべき旨の給付を求め、さらに予備的請求として、Xが20万円を預託するのと引換にY2所有のゴルフコースの1つを正会員として使用させるべき旨の給付を求めた。

しかし、本訴が最高裁まで争われているうちにXが死亡した。

<争点>契約上の地位の相続性。



<判旨>

死亡による終了。

「記録によれば、Xは、昭和51年12月1日、本訴が当審係属後に死亡するに至ったことが明らかであるところ、X死亡当時におけるY1の会員資格喪失に関する定め(平塚富士見カントリークラブ運営規則15条)中に、会員が死亡したときはその資格を失う旨の規定が存することが認められるから、Y1の会員たる地位は一身専属的なものであって、相続の対象とないえないものと解するのが相当である」。

「してみれば、XがY1の正会員であることを前提として提起された本訴については、Xの死亡によりその相続人はこれを承継する資格を有しないものというべく、他にその適格を有するものは存しないから、本訴は・・・Xの死亡により終了したものといわなければならない」。

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